

おしゃれなテレビラックを選んでも、収納をテレビ関連品だけに限定していると、スペースを半分以上無駄にしている可能性があります。
テレビラックを購入して後悔する人の多くが「サイズを感覚で決めてしまった」ケースです。見た目のデザインに惹かれて買ったものの、テレビとのバランスがちぐはぐになり、部屋全体がまとまらないという悩みは非常によく聞かれます。
テレビラックの幅は、テレビ本体の幅よりも大きいものを選ぶのが基本です。テレビの上部中央からラックの両端に向けて三角形が描けるサイズ感が「視覚的に安定して見えるバランス」とされています。具体的な目安は以下のとおりです。
| テレビのサイズ | テレビラックの推奨幅 |
|---|---|
| 32V型(幅約73cm) | 90〜150cm |
| 43V型(幅約96cm) | 120〜150cm |
| 50V型(幅約111cm) | 150〜180cm |
| 55V型(幅約122cm) | 150〜200cm |
| 65V型(幅約145cm) | 180〜210cm |
テレビに対してラック幅に左右それぞれ約10cmの余裕を持たせると、スッキリしつつも安定感のある見た目になります。さらに、ゲーム機やレコーダーなどを横に並べたい場合は、左右それぞれ約30cmの余裕を取ると収納スペースとしても機能します。これが基本です。
高さの選び方も重要で、身体への負担を左右します。人間の骨格は、目線がやや下向き(約10〜15度)になるほうが首や肩に負担がかかりにくい構造です。ソファに座って視聴するなら高さ約40cm前後のロータイプ、ダイニングチェアや椅子に座って見るなら高さ約60cm以上のハイタイプが推奨されています。
高さを誤ると、長時間の視聴で首・肩の疲れが蓄積します。これは健康面での損失です。テレビラックはデザインだけでなく、「目線の高さ」から逆算して選ぶことが大切なポイントです。
参考:カリモク家具によるテレビボードの視聴距離・高さの選び方(権威ある家具メーカーによる公式解説)
https://www.karimoku.co.jp/sp/special/choice/tv-board/point01/
テレビラックは大きく分けてロータイプ・ハイタイプ・壁面収納タイプの3種類があり、部屋の広さやインテリアスタイルによって向き不向きが異なります。タイプを間違えると、どれだけおしゃれなデザインを選んでも部屋が締まらない原因になります。
ロータイプ(高さ40cm以下)は、視線が低くなるため部屋全体が広く見える効果があります。6〜8畳程度のコンパクトな部屋や、床に座って視聴するスタイルに向いています。北欧ブランドの「NOWHERE LIKE HOME」のシリーズや、カリモク60のローボードのように脚付きデザインを選ぶと、床との間に空間が生まれて掃除もしやすく、視覚的な軽やかさも生まれます。
ハイタイプ(高さ60cm以上)は、高さがある分だけ収納力が大幅に上がります。テレビ周りのアイテムをまとめて収納できるほか、テレビを囲むように上部にも棚が設けられた「ハイボード型」では、リビングの壁一面を収納に使えます。10畳以上のリビングや、ダイニングチェアから視聴するスタイルとの相性が良いです。
壁面収納タイプは、床から天井まで収納スペースを確保できるため、限られた床面積を最大限に活用できます。圧迫感が出やすいと思われがちですが、扉を白やライトグレーで統一するだけで視覚的なうるささが抑えられます。DAIKENの「MiSEL」シリーズのようなシステム収納タイプなら、後からパーツを追加してカスタマイズできる点も魅力です。
インテリアスタイルとの組み合わせを整理すると、次のようになります。
素材の統一感が出ると、テレビ周りがひとつの「インテリアとしての面」になります。つまり、ラック単体ではなく「壁全体の構成」で考えることが、おしゃれ収納の基本です。
どれだけ高価でデザイン性の高いテレビラックを選んでも、ケーブル類がむき出しのままでは部屋のおしゃれな雰囲気が台無しになります。実際、インテリア好きの多くが「配線の処理」を一番のストレスポイントとして挙げています。
配線整理の基本は「まとめる→隠す→通す」の3ステップです。
ケーブルをまとめる際に注意が必要な点があります。電源ケーブルは折り曲げずに円を描くようにまとめることが鉄則で、強く折り曲げると断線し、最悪の場合は発火の原因になります。ケーブルを束ねる際は、余裕のあるループ状で固定するのが安全です。
配線管理に特化した「ケーブル収納付きのテレビラック」を最初から選ぶのが、一番手間のかからない解決策です。テレビラックの天板背面にケーブル穴があるか、背板のない構造になっているかを購入前に確認しましょう。
参考:ダイネンによる「テレビの配線をすっきり隠す方法」と壁掛けタイプの配線整理解説
https://www.daiken.jp/consumer/storage/guide/space/wall/23082301.html
「テレビラックにはテレビ関連のものしか入れてはいけない」という思い込みが、収納を極めたい人のリビングを半端な状態にしている最大の原因です。整理収納コンサルタントの本多さおり氏は、300軒超の家を見てきた経験から「テレビボードの中身はスカスカか、使いもしない取扱説明書が入っているだけの家が非常に多い」と指摘しています(東洋経済オンライン、2022年12月)。
テレビラックの収納スペースは、「リビングで最も使いやすい場所にある低い高さの収納」だということを思い出してください。使用頻度が高いものを入れることが、生活動線の最適化につながります。具体的には以下のものが収納候補として挙げられます。
「テレビ用」というフィルターを外してみましょう。空いているスペースを発見できるはずです。
収納アイテムの仕分けには「引き出し」と「オープンスペース」を使い分けることが有効です。よく使うものはオープン棚へ、見た目に乱雑になりやすいものは扉付き・引き出し収納へ。生活感を抑えつつ使い勝手を落とさないのが、おしゃれ収納の本質です。
参考:整理収納コンサルタント・本多さおり氏のテレビボード収納活用法(東洋経済オンライン)
テレビラックの収納を機能的に整えたあと、もう一段おしゃれに見せるには「余白のコントロール」という視点が欠かせません。これは検索上位の記事ではほとんど取り上げられていない、インテリアコーディネートの実践的な視点です。
収納が得意な人ほど、ついラックをびっしりと物で埋めてしまう傾向があります。しかし、どんなにおしゃれな家具でも、スペースを100%使い切ると「生活感の丸出し」に見えてしまいます。インテリアの世界では、「収納の7割収納」が黄金律とされています。実際に見ると、ラックの3割を意図的に空けておくだけで、まるでモデルルームのような余裕感が生まれます。これは使えそうです。
具体的な「見せ方の法則」を3つ紹介します。
同じテレビラック内でも、「扉の中=隠す」「オープン棚=見せる」とゾーンを分けることで視覚的な整理感が生まれます。オープン棚には、観葉植物やお気に入りのオブジェ、本を1〜2冊立てるだけで「インテリアとしての棚」に変わります。
② 高さを揃えて「面の統一感」を作る
オープン収納に複数の物を置く場合、高さを揃えて並べると視線が横にスムーズに流れ、スッキリ見えます。バラバラな高さの物が並んでいるとノイズになります。同じシリーズの収納ボックスや、統一したカラーの小物入れを使うと簡単に整います。
③ ラック前面の「奥行き感」を活かす
ロータイプのテレビラックを選ぶと、テレビの後ろの壁面が見えやすくなります。そこにアートポスターや壁掛けシェルフを配置すると、テレビラックが「部屋の景色の一部」として機能します。テレビ+ラック+背面アートの3点セットで構成すると、まるでギャラリーのような壁面が完成します。
ラックを選んだ時点では「スタートライン」に立っただけです。その後の使い方と余白のデザインが、おしゃれな収納の仕上げを決めます。
参考:re:CENO(リセノ)によるテレビボード収納アイデアと見せる収納の具体的アドバイス
https://www.receno.com/pen/livings/u77/2025-03-04.php

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