ローボードとテレビ台の違いと収納を極める選び方

ローボードとテレビ台の違いと収納を極める選び方

ローボードとテレビ台の違いと収納を極める選び方

テレビボードとして設計されたローボードを「収納には向かない」と思っていませんか?実は、幅180cm以上のローボードタイプのテレビ台を選ぶと、リビングの小物・AV機器・ゲーム機をまとめて収められ、別に収納棚を買わずに済むケースが多いです。


🗂️ この記事でわかること
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ローボードとテレビ台(テレビボード)の違い

名称の違いから機能・設計の差まで、混同しがちな2つの家具をわかりやすく整理します。

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収納を極めるためのサイズ・高さの選び方

ソファ・床座・ダイニング別に最適な高さの目安と、テレビ幅に合ったボード幅の基準を解説します。

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収納を本当に最大化できる選び方の視点

テレビ台専用設計ならではの「配線処理穴」「AV機器スペース」の有無が、収納の使いやすさに直結します。


ローボードとテレビ台の「名称の違い」を正確に理解する


「ローボード」と「テレビ台(テレビボード)」という言葉は、家具店でもネットショップでも混在して使われています。まずここを整理しておくと、買い物の失敗がぐっと減ります。


「ローボード(Low Board)」は、もともと高さが低く横幅が広い家具の総称です。テレビを乗せることを想定して作られた製品もあれば、リビング全般の収納を目的とした「リビングボード」や、食器・雑貨を収める「サイドボード」なども、形状としてはローボードに分類されます。つまり、ローボードは家具の形を指す言葉です。


一方「テレビ台(テレビボード)」は、用途を示した言葉です。テレビを置くことを前提に設計されており、背面に配線処理用の穴が開いていたり、AVレコーダーやゲーム機が操作しやすいよう引き戸や開き扉が工夫されていたりします。つまり、テレビ台はローボードの一種に含まれます。


この関係が条件です。テレビ台として使うためにローボードを買う場合、「テレビボード」として販売されている製品を選ぶと、配線処理や機器収納の観点で設計されているため、使い勝手が大きく変わります。家具の名称だけに注目して選ぶと、後で「配線が通せない」「扉が邪魔でリモコンが反応しない」という失敗につながります。


また、よく混同されるのが「AVボード」「リビングボード」「サイドボード」との違いです。


| 名称 | 主な用途 | 特徴 |
|------|---------|------|
| テレビ台(テレビボード) | テレビ設置 | 配線穴あり・AV機器スペース確保 |
| AVボード | AV機器収納 | 機器の奥行き・配線に特化 |
| リビングボード | リビング全般収納 | 用途が幅広い。壁面収納も含む |
| サイドボード | ダイニング〜リビングの雑貨収納 | ローボードより高さがある傾向 |
| チェスト | 衣類・小物収納 | 縦長で引き出しが多い |


これは使えそうです。収納を極めたい方は、まず自分が何を収めたいかを明確にしてから、対応する名称の家具を選ぶのが近道です。


ローボードとテレビ台の「高さ」で決まる収納の快適さ

ローボードの高さ選びは、見た目だけでなく「体への負担」と「テレビの見やすさ」に直結します。高さを間違えると、毎日のテレビ視聴で首や肩に余分なストレスがかかり続けます。


一般的に推奨されるテレビ台の高さの目安は次のとおりです。


- 🛋️ ソファ座りでテレビを見る場合:高さ40〜50cm前後
- 🪑 床座りで見る場合:高さ35〜40cm以下
- 🪑 ダイニングチェアから見る場合:高さ60〜75cm前後
- 🛏️ ベッドから見る場合:高さ40〜70cm(ベッドの高さに応じて調整)


理想的な視線の角度は「目線から10〜15度下」と言われています。つまり、テレビの画面中央がちょうどそこに来る高さのテレビ台を選ぶのが体に優しいということです。


ローボードタイプは高さが35〜50cm程度のものが多く、床座りやソファ使いのリビングに非常に向いています。ただし、ダイニングテーブルと兼用のリビングで使う場合は、ローボードでは低すぎて首を大きく下に向けることになり、逆に疲れの原因になります。これは注意が必要ですね。


収納面では、高さが高いほど引き出しや扉の段数が増え、収納量は上がります。ソファ使いのリビングで収納力も欲しい場合は、高さ45〜55cm程度で幅を広く取ったローボードタイプのテレビ台を選ぶのが収納量と視聴快適性を両立させるポイントです。


テレビ台の高さの詳細な選び方については、ディノスのコラムも参考になります。


テレビを見る姿勢・テレビのサイズ別に最適な高さが具体的に整理されているページ。


最適なテレビ台の高さ・目安は? 目線は見上げるのがベスト? | ディノス家具コラム


収納を極めるためのローボード・テレビ台のサイズ選び

テレビ台の幅選びは、テレビのサイズと連動して考えるのが原則です。ここを間違えると、見た目のバランスが崩れるだけでなく、収納量にも大きく影響します。


まず基本的な目安を確認しましょう。


| テレビのサイズ | コンパクト収納 | 収納重視 |
|--------------|--------------|---------|
| 32インチ(幅約73cm) | テレビ台幅90〜120cm | テレビ台幅150cm |
| 40インチ(幅約89cm) | テレビ台幅120cm | テレビ台幅150cm |
| 50インチ(幅約111cm) | テレビ台幅150cm | テレビ台幅180〜200cm |
| 55インチ(幅約123cm) | テレビ台幅150cm | テレビ台幅200cm |


テレビ台とテレビの幅のバランスについては「三角形の法則」が使われます。テレビの両サイドに空きスペースができ、全体が山型の三角形に見えるような幅のテレビ台が、視覚的に最もバランスが良いとされています。両サイドに少なくとも10〜15cm、収納を重視するなら30cmほどの余裕があると理想的です。


収納力が条件です。幅を広くとるほど、AV機器・ゲーム機・DVDソフト・リモコン類などをまとめて収めるスペースが増えます。特にゲーム機が複数ある家庭や、Blu-rayレコーダーを収めたい場合は、奥行きも確認が必要です。一般的なBlu-rayレコーダーの奥行きは30〜35cmほどあり、奥行き30cm以下のテレビ台では機器が収まらないことがあります。


また、「伸縮機能付き」のローボードタイプも存在します。幅95〜162cm程度に調整できるタイプは、引越し後の部屋の変化にも対応しやすく、収納を長く最大化したい人に向いています。


テレビ台・ローボードのサイズ選びのさらに詳しいバランス指針については以下も参考になります。


テレビとテレビボードの幅バランス・三角形の見せ方まで図解で解説されているページ。


テレビボード・テレビ台とテレビの理想的な幅サイズ・大きさの選び方 | a.flat


収納を本当に最大化するテレビ台専用設計の3つのポイント

「ローボードとして売っているものを買えばテレビ台にもなる」という考え方は、収納効率の面では損をすることがあります。テレビ台として設計された製品には、収納を最大化するための専用機能が備わっているからです。


①配線処理穴の有無


テレビまわりにはHDMIケーブル・電源コード・レコーダーの接続ケーブルなど、多数のコードが集中します。テレビボードとして設計された製品には、背板に配線処理用の穴(スリット)が設けられており、コード類をすっきり隠したまま機器を収納できます。一般的なローボードにはこの穴がないものも多く、配線が外に丸出しになってしまいます。


②リモコン対応の扉・引き戸設計


扉が開いていなくてもリモコン信号が通る「スリット入り扉」や「ガラス扉」は、テレビ台専用設計の製品に多く見られる機能です。DVDレコーダーやゲーム機を扉付きの収納に入れたまま操作できるため、見た目をすっきり保ちながら利便性も確保できます。ガラス扉が使われていない一般的なローボードでは、機器を操作のたびに扉を開け閉めする手間が生じます。


③AV機器の奥行きを考慮した棚の設計


テレビボード専用品は、AV機器の標準的な奥行きサイズ(30〜35cm)を想定して棚の奥行きが設計されています。また、棚板の高さが可動式になっているものも多く、機器の高さに合わせて調整できます。汎用ローボードでは棚板の奥行きが25cm前後のものもあり、スタンダードな機器がギリギリ収まらないケースがあります。


つまり収納を極めたい場合は「テレビボード」表記の製品を選ぶのが近道です。見た目がほぼ同じローボードであっても、こうした内部設計の差が使い勝手を大きく左右します。


収納の扱いや仕切りの工夫について、カリモクの選び方コラムも参考になります。


見せる収納」「隠す収納」の使い分けとテレビ周りの収納スタイルが解説されているページ。


テレビボード選びのポイント「テレビ周りの収納」 | カリモク家具


【独自視点】ローボードを「テレビ台以外」に使うと収納が倍になる理由

一般的なテレビ台の記事では「ローボードはテレビ台として使う」前提で書かれています。ただ、収納を極めたい人にとっては、ローボードを「テレビ台以外」の用途で組み合わせることで、部屋全体の収納効率が劇的に改善するケースがあります。


最も効果的なのが「ローボード+壁付けディスプレイ棚」の組み合わせです。ローボードをリビングの壁面に沿って配置し、テレビはその上に置きます。そしてローボードの両サイド〜上方向に壁付けの棚を取り付けることで、床置き収納だけに依存せず、壁面全体を収納に活用できます。これにより、ローボード単体では限られていた収納量を、立体的・垂直方向に広げることができます。


DAIKENの「MiSEL」のような壁面収納システムでは、ローボード部分にテレビを置きながら、その両サイドや上部にディスプレイ棚や扉付き収納をユニット単位で追加できる設計になっています。必要な収納量に応じて後から拡張できるため、ライフスタイルの変化にも対応しやすいです。


もう一つの活用法は、ローボードを「空間の仕切り」として使う方法です。ワンルームや広めのLDKでは、ローボードをリビングエリアとダイニングエリアの境目に配置することで、視線を大きく遮らずに空間を自然に区切れます。これは背の高い棚では実現しにくい、ローボードならではの使い方です。高さが50cm前後のローボードであれば、向こう側の視線がある程度通るため、圧迫感がありません。


収納を増やしたいが部屋の広さは変えられない、という場合には、ローボードの「上方向の空間」を活用することが本当の意味での収納の最大化につながります。


ローボードを壁面収納と組み合わせた具体的なプランについては以下のDAIKENのページが参考になります。


テレビまわりのローボードと壁付けユニットを組み合わせた収納プランが紹介されているページ。


ローボードとは?おしゃれなインテリアに活かすための活用法を解説 | DAIKEN


ローボード・テレビ台を選ぶときの「素材・デザイン」と収納性の関係

収納機能ばかりに目が行きがちですが、素材とデザインの選択も収納の使いやすさに影響します。ここでは収納を極める視点で素材・デザインを見ていきます。


扉の種類と収納効率


- 🚪 引き戸タイプ:開閉スペースが不要。隣に家具があっても問題なく開けられる。配線作業で奥まで手を入れやすいものも多い。


- 🚪 開き扉タイプ:扉の開閉のために前に30〜40cm程度のスペースが必要。デザインの自由度が高い。


- 🪟 ガラス扉・スリット扉タイプ:リモコン信号が通るためAV機器収納に最適。見た目も抜け感がありスタイリッシュ。


引き戸タイプは扉を開けっぱなしにしても通路の邪魔にならない点で、収納アクセスのストレスが減ります。これは使えそうです。


引き出しの構造と収納の深さ


フルオープンレール(引き出しが完全に引き出せる)のものは、奥に収めたものが一目で確認でき、取り出しもしやすいです。スタンダードな3/4スライドレールでは奥の物が見えにくく、結果として「収納していたのに出してこない」状態になりがちです。フルオープンレールかどうかを購入前に確認することをおすすめします。


天板の素材と使い勝手


天板に無垢材を使ったローボードは見た目が美しい反面、水や熱に弱い面があります。テレビのそばに飲み物を置くリビングスタイルの場合は、メラミン素材やポリウレタン塗装の天板の方が手入れが楽で、長く清潔に使えます。収納を長く維持するためにも、手入れの負担が少ない素材選びも重要な視点です。


なお、木目調や北欧スタイルのシンプルなデザインは、どんなリビングにも合わせやすく人気が高いです。ニトリやLOWYAといったリーズナブルなブランドから、大川家具などの職人仕上げの製品まで価格帯も幅広いため、予算に応じて選ぶとよいでしょう。




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