ダイスホルダー自作で収納を完全攻略する全手順

ダイスホルダー自作で収納を完全攻略する全手順

ダイスホルダー自作で理想の収納を実現するすべて

市販のダイスホルダーを買い続けると、年間で5,000円以上の出費になることがあります。


🎲 この記事でわかること
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自作に必要なダイスサイズの基礎知識

D4〜D20の各ダイスサイズを把握して、失敗しない収納スペースを設計する方法を解説します。

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木製・革製・100均素材の選び方

材料費500円〜3,000円の範囲でできる3種類の自作アプローチと、それぞれのメリット・デメリットを比較します。

自作ダイスホルダーの失敗を防ぐコツ

「サイズが合わない」「蓋が閉まらない」など初心者に多い失敗パターンと、その回避方法を具体的に紹介します。

収納情報


ダイスホルダー自作の前に知っておきたいダイスのサイズ一覧


ダイスホルダーを自作するとき、多くの人が「とりあえず作ってみよう」と先に材料を買ってしまいがちです。しかし、ダイスのサイズを先に計測せずに作ると、完成後に「入らない」「ガタガタする」という失敗が起きます。サイズ確認が基本です。


TRPGやボードゲームで使われるダイスは、一般的に7種類セットで販売されています。具体的にはD4(4面体)・D6(6面体)・D8(8面体)・D10(10面体)・D10パーセンタイル・D12(12面体)・D20(20面体)の7種類で、1セット16mmサイズの製品が主流です。このうち最も大きいのがD20で、直径約20〜23mmほどになります。


ダイスの種類 一般的なサイズ(辺〜直径) 収納に必要な内寸の目安
D4(4面体) 約16mm 内寸18mm以上
D6(6面体) 約16mm 内寸18mm以上
D8(8面体) 約16〜18mm 内寸20mm以上
D10(10面体) 約16〜18mm 内寸20mm以上
D12(12面体) 約18〜20mm 内寸22mm以上
D20(20面体) 約20〜23mm 内寸25mm以上


注意すべき点として、ダイスはメーカーによって同じ「16mmサイズ」と表記されていても実際の外径が数ミリ違うことがあります。つまり「内寸+2mm以上」の余裕を必ず設けることが原則です。


実際に自作した木製ダイスケース(さくやこのはDIY)の事例によると、TRPGで使うD20の直径が23.3mmあったため、内寸24mm以上を確保する必要があったとのことです。この2〜3mmの差が、完成後に「ダイスが入らない!」という痛い失敗につながります。自作前に必ず手持ちのダイスをノギスや定規でしっかり計測してから設計に入りましょう。


ダイスホルダー自作の定番!木製ホルダーの材料と基本手順

木製ダイスホルダーは、自作の中でも仕上がりの美しさと耐久性のバランスが最も優れている方法です。これは使えそうです。材料費は500円〜1,500円程度で作れるケースが多く、コストパフォーマンスも高いのが魅力です。


材料の選び方について


木材の選択はホルダーの完成度を大きく左右します。初心者には「桐材」または「ヒノキ材」がおすすめです。どちらもホームセンターで1本100〜300円程度から購入でき、軽くて加工しやすいのが特徴です。対して、ウォールナットやチェリーなどの銘木は美しい色合いが出る一方、硬くて加工が難しく、材料費も1本1,000円以上することがあります。最初の1作目には桐材が無難です。


使用する道具は、ノコギリ・木工用ボンド・サンドペーパー(#120〜#240)・クランプ(洗濯バサミでも代用可)の4つが基本です。


基本的な手順


まず収納したいダイスの寸法を計測し、内寸に+3mmの余裕を持たせた設計図を紙に書きます。次に木材をノコギリでカットし、内側のサンドペーパーがけを行います。ここを先にやっておくのがポイントで、箱を組んでからでは内側がヤスリがけしにくくなります。底板・側板・仕切り板の順に木工用ボンドで接着し、クランプで固定して乾燥させます。乾燥時間は最低でも30分、できれば一晩置くのがベストです。


最後に外側の仕上げとして、荏油(えのあぶら)やくるみ油などのオイルを布で薄く塗り込むと、木材の色が深まり見た目が格段に良くなります。市販のダイスホルダーで木製のものは3,000〜5,000円することも珍しくありません。自作なら材料費を500円以下に抑えることも可能です。


参考になる木製ダイスケース自作の詳細手順はこちらで確認できます。


TRPG用ダイスケースを自作!ノコギリと治具で挑戦する本格木工 – さくやこのは


ダイスホルダー自作に革・布が使えるカルトナージュ技法

「木工はちょっと難しそう」と感じる方には、カルトナージュを使ったダイスホルダー自作が向いています。カルトナージュとはフランス発祥の工芸技法で、厚紙を組み合わせて箱型を作り、布や革を貼って仕上げるものです。意外ですね。ノコギリや電動工具は一切不要で、カッターと定規、木工用ボンドか手芸用ボンドだけで作業が完結します。


材料は手芸店や100均で揃えることができます。必要なものは「厚紙(2mm程度)」「ケント紙(内張り用)」「布または合皮シート」「ボンド」の4点が基本で、合計で500〜1,000円程度に収まります。


作業の大まかな流れ


  1. 📏 収納するダイスのサイズを計測し、型紙を作成する
  2. ✂️ 型紙に合わせて厚紙をカッターで切り出す
  3. 📦 厚紙をボンドで貼り合わせて箱型を組む
  4. 🧵 布または革を貼り付けて外側を仕上げる
  5. 🖊️ 内張り用のケント紙や薄布を内側に貼って完成


カルトナージュの最大のメリットは、デザインの自由度の高さです。好きな布柄や革の色を選べるため、世界に1つだけのオリジナルホルダーが作れます。また「寸法を変えれば何でも作れる」という汎用性があり、ダイスケース以外にデッキケースや名刺入れにも応用できる点が魅力です。


一方で注意すべきは、厚紙の接着後の歪みです。ボンドの乾燥時間が短すぎると、箱が反ってしまって蓋が閉まらなくなることがあります。各パーツを接着するたびに重石を乗せて10〜15分以上待つことが条件です。


ダイスホルダー自作を100均グッズだけで実現するアイデア

「とにかく今すぐ低コストで作りたい」という場合は、ダイソーやセリアの既製品を組み合わせて自作ホルダーを作るアプローチが最速です。つまり「一から作る」より「既製品を改造する」という発想に切り替えることが肝心です。


使えるアイテムの例


  • 🗂️ ダイソー「仕切りケース・仕切りトレー」(110円):引き出しの整理用として販売されているが、ダイスを1種類ずつ区切って並べるのにサイズ感がちょうどよい。内寸が約20mmのスロットが複数あるものを選ぶとD8〜D12のダイスが1個ずつきれいに収まる。
  • 📦 セリア「ウッドボックス・ふた付き木箱」(110円):木製の既製品の木箱に、セリアの発泡スチロールシートやスポンジシートをカットして敷くと、衝撃吸収付きのダイスホルダーが完成する。スポンジシートは約5mm厚のものが使いやすい。
  • 🧱 ダイソー「EVAフォームシート」(110円):カッターで自由にカットできる素材で、木箱の中に敷き詰めてダイス型の穴を開けると、まるで市販品のようなカスタムインサートが作れる。


100均アイテムを組み合わせる場合の総材料費は220〜440円が相場です。コストを抑えつつ手軽に「自分専用感」を出せるため、初めてダイスホルダー自作に挑戦する人にも入りやすい方法と言えます。


フォームインサートの自作に関しては、ボードゲームコミュニティのRedditでも「フォームコアのインサートを作るのが最もコストを抑えられる方法」として話題になっており、日本でも同様の手法が使えます。


ダイスホルダー自作で陥りがちな失敗と収納設計の独自視点

ここでは、ネット上の自作記事にはあまり書かれていない視点から、自作ダイスホルダーの落とし穴を整理します。「収納」という観点で考えると、ダイスホルダーにはもう一つ重要な機能があります。それは「ゲーム中の即時アクセス性」です。


多くの自作者が見落としがちな問題として「縦置きか横置きか」という収納方向があります。美しく完成した横置きの木製ケースを棚に並べたとき、いざゲームを始めようとすると蓋を開けるのに棚から出す手間が発生します。棚への収納を前提とするなら、蓋が上に開くタイプの設計か、引き出し型の設計が実用的です。これが条件です。


よくある失敗パターンと回避策


  • 内寸ぴったりに作りすぎる:ダイスは角が角張っているため、内寸に+2〜3mm以上の余裕がないと取り出しにくくなる。特にD4(4面体)は底が尖っており、引っかかりやすいので+4mm程度が無難。
  • 仕切りの間隔を全部同じにする:7種類のダイスはサイズがバラバラなため、1スロット=1ダイスの可変仕切りにするか、「大・中・小」の3サイズで区分けすると取り出しやすい。
  • 蓋の固定方法を後回しにする:磁石での閉じ方を後から考えると、木材に穴を開け直す必要が生じて大変になる。マグネット埋め込み位置は設計段階で決めておくのが正解。
  • 内側のヤスリがけを後回しにする:箱を組んでから内側を磨こうとすると手が届かなくなる箇所が出る。内側の仕上げは必ずパーツごとに組む前に行うこと。


自作ダイスホルダーで「収納として使いやすいかどうか」を左右するのは、実は完成度よりも設計段階の想像力です。「どこに置くか」「どうやって使うか」を完成形から逆算して設計することで、見た目も機能も満足できるホルダーに仕上がります。


設計の精度を上げたい場合は、厚紙で仮の型紙を作って実際にダイスを入れて確認するプロトタイプ検証が有効です。これは1時間もかからない作業で、後からの手直しを大幅に減らせます。材料費も節約できますね。




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