

ねじ切り作業をサボると、配管が完成後3ヶ月以内に水漏れして修繕費が10万円超えになることがあります。
収納情報
パイプねじ切り機には大きく分けて「電動式」と「手動式(ラチェット式)」の2種類があります。電動式はリョービ・RIDGID・日立(HiKOKI)などのメーカーが主力製品を展開しており、1台あたりの価格は10万円〜30万円台が相場です。
手動式(ラチェット式)は比較的安価で、3,000円〜1万円台で購入できるものもあります。ただし、手動式は作業者の力に依存するため、パイプ径が25A(1インチ)を超えてくると非常に体力を消耗します。電動式なら同じ径でも30秒程度でねじ切りが完了します。
選び方の基準は「使用頻度」と「パイプ径」です。月1回以下の使用であればレンタルを検討するのが費用対効果の面で有利です。ホームセンターや工具レンタル会社(ニッケンやアクティオなど)では1日2,000円〜5,000円で電動式を借りられます。
| 種類 | 対応パイプ径の目安 | 価格帯 | こんな人に向く |
|---|---|---|---|
| 電動式(据え置き型) | 15A〜100A | 10万円〜30万円 | 業者・頻繁に使う人 |
| 電動式(ポータブル型) | 15A〜50A | 5万円〜15万円 | 現場持ち込みが多い人 |
| 手動式(ラチェット) | 15A〜25A | 3,000円〜1万円 | DIY・たまにしか使わない人 |
つまり、使用頻度と径で選ぶのが基本です。
収納スペースを重視する方には、ポータブル型電動式が現実的な選択肢になります。据え置き型は本体重量が25kg〜40kgに達するものもあり、専用の作業台が必要になります。
パイプねじ切り機を使う前に、まず「ダイヘッド」のサイズ確認が必要です。ダイヘッドとは、ねじ山を削り出す刃が4枚入った交換式のユニットで、パイプ径(呼び径)ごとに専用サイズが存在します。例えば、15A(1/2インチ)と20A(3/4インチ)では使用するダイヘッドが異なります。
基本手順は以下の順序で進めます。
ダイヘッドのセットが命です。
削り終わったねじ部分には、バリ(金属のささくれ)が残ることがあります。この場合は面取りツールや棒ヤスリで軽く整えてから継手を接続しましょう。バリを放置するとシールテープが破れ、水漏れの原因になります。
切削油はねじ切り作業において「なくても動く」と思われがちですが、これは大きな誤解です。切削油を使わないと、刃とパイプの間の摩擦熱が一気に上昇し、パイプが熱変形したり刃の寿命が通常の1/3以下に縮んだりします。
切削油は原則です。
市販の切削油には「鉱物油系」と「植物油系・水溶性」の2種類があります。配管工事の現場でよく使われるのは「スーパーカット」(カワニシ化成)や「CRC ネジきりオイル」などで、粘度が高く刃に密着しやすい設計です。価格は1缶(1L)あたり1,000円〜2,000円程度です。
水道管(SGP管・白ガス管)など鉄系のパイプには鉱物油系が適しています。ステンレス管の場合は、専用の高粘度切削油を選ばないとネジ山が焼き付きます。ステンレスは熱伝導率が低いため、特に油の消費量が多くなります。これは使えそうです。
切削油の補充タイミングは「パイプ表面が