

収納ケースを増やせば増やすほど、クローゼットが散らかりやすくなります。
無印良品の収納アイテムが「ウォークインクローゼット収納の定番」として選ばれ続けているのには、明確な理由があります。その最大のポイントは「モジュール統一設計」です。
無印良品では、収納ケースや棚などのサイズが約26cmを基本単位として統一されています。そのため、ユニットシェルフの棚幅86cmのタイプには、幅約26cmの収納ケースが3個ぴったり並び、まるで誂えたような「シンデレラフィット」が実現します。これは偶然ではなく、意図的に設計されたものです。
無印良品でウォークインクローゼットを整えた多くのユーザーから「収納アイテムを選ぶときのストレスがゼロ」との声が挙がるのはこのためです。メーカーが違うアイテムを組み合わせると、数ミリの誤差が積み重なり、隙間だらけになったり入らなかったりすることが珍しくありません。つまり最初から無印良品で揃えることで、そのロスが防げます。
もう一つの大きな魅力が、廃番リスクの低さです。ポリプロピレン収納ケースシリーズは長年にわたって販売が継続されており、「買い足したら色が違う」「サイズが変わった」という問題が起きにくい。収納を極めたい人ほど、長く使えるか・買い足せるかを重視するはずです。その点で無印良品の信頼性は際立っています。
また、無印良品のインテリアアドバイザーが実施したアンケートによれば、自宅のクローゼットをうまく使えていないと答えた方は6割以上に上りました(2025年9月調査)。つまり収納アイテムを「なんとなく置く」だけでは、せっかくの無印良品も力を発揮できません。選び方のルールを知ることが先決です。
無印良品インテリアアドバイザーによるクローゼット収納術(公式)
無印良品の衣類用ポリプロピレン収納シリーズは、大きく分けると「衣装ケース」「クローゼットケース」「収納ケース横ワイド」「収納ケース」の4種類があります。種類が多くて迷いがちですが、選び方の順番さえ覚えれば迷いはなくなります。
まず「奥行き」で絞ることが基本です。
| 種類 | 奥行き | 幅 | 主な用途 |
|------|--------|-----|---------|
| 衣装ケース | 約65cm | 約40cm | ウォークインクローゼット・押し入れ |
| クローゼットケース | 約55cm | 約44cm | 一般的なクローゼット下段 |
| 収納ケース横ワイド | 約44.5cm | 約55cm | 棚板の上・奥行きが浅い場所 |
| 収納ケース | 約44.5cm | 約34cm | ワンルーム・限られたスペース |
ウォークインクローゼットの奥行きをしっかり活用したいなら、奥行き65cmの「衣装ケース」が最適です。一般的な壁付きクローゼットに比べてウォークインは奥行きに余裕があるケースが多く、65cmタイプを入れると奥まで無駄なく使いきれます。
次に「高さ」を決めます。深・大・小の3サイズがあり、それぞれ収納するものの目安は次の通りです。
- 深(高さ約30cm):厚手のセーター、トレーナー、男性用デニム
- 大(高さ約24cm):Tシャツ、カットソー、女性用ボトムス(最も汎用性が高い)
- 小(高さ約18cm):下着、靴下、タンクトップ、ハンカチ
「大は小を兼ねる」とすべて深サイズにしてしまうと、薄手の衣類を収納したときに上部に無駄な空間ができ、引き出しの中が乱れやすくなります。これは収納を極めたい人がよくやってしまう失敗のひとつです。
無印良品衣装ケース・収納ケースのサイズ選び方と積み重ね組み合わせ一覧(詳細解説)
ウォークインクローゼットは「上段・中段・下段」の3ゾーンに分けて考えることが収納効率を高める基本中の基本です。場所ごとに役割を決めると、探し物がなくなり、片付ける場所に迷わなくなります。
上段(目線より高い位置)には、軽くて使用頻度が低いものを収納します。シーズンオフのアイテムや冠婚葬祭用の礼服、帽子、旅行バッグなどが向いています。無印良品の「ポリエステル綿麻混ソフトボックス(衣装ケース 高さ18cm)」はやわらかい素材のため、上段に積んでも下のものが傷みにくく、取り出す際に隣のアイテムを倒してしまうリスクも少ないです。重さのある硬いプラスチックケースは上段には向きません。軽量アイテムを選ぶことが条件です。
中段(腰から目線の高さ)は、最も取り出しやすいゴールデンゾーンです。毎日使う衣類の定位置として活用しましょう。無印良品のポリプロピレン収納ケース(クローゼットケースまたは衣装ケース)を並べるとぴったりハマります。引き出し内では衣類を「縦置き」するのが鉄則です。平置きで重ねると下のものが見えなくなりますが、縦に立てて並べると全アイテムが一目で把握でき、取り出したときに隣の服が崩れません。
下段(膝下の位置)は、重いものや引き出す頻度が高めのものに最適です。ここで活躍するのが「キャスター付き収納」です。無印良品のポリプロピレン収納ケースは別売りのキャスターを取り付けることができ、引き出すだけで奥まで使えるようになります。また、コの字型・L字型のウォークインクローゼットでは角の部分がデッドスペースになりがちですが、キャスター付きケースを置くと奥までスムーズに引き出せるため、このスペースが劇的に活きます。
この上・中・下段の役割分担ができると、「どこに何があるかわからない」という状態とは完全に決別できます。
無印良品のスチールユニットシェルフは、ウォークインクローゼットに「造り付け棚に近い収納力」を作り出せるアイテムです。賃貸でも設置できる自立型でありながら、パーツを自由に組み合わせられるため、衣類の量やライフスタイルに合わせてカスタマイズできます。
選ぶときは、まず高さから決めましょう。ユニットシェルフには「大(175.5cm)」「特大(212.5cm)」があり、ウォークインクローゼットにはこのどちらかがおすすめです。天井まで高く使えるほど収納量が増えます。横幅は「86cm(幅26cmのケースが3個並ぶ)」が使いやすく、複数連結することで壁一面の収納を作り出せます。
ここで重要な判断ポイントがあります。それは「吊るす収納と畳む収納をどちらを主体にするか」です。衣類は素材によって適した収納方法が変わります。
- 編み物素材(セーター・トレーナー・ニット)→ 畳んで収納。ハンガーにかけると重みで伸びて型崩れします。
- 織り物素材(シャツ・ブラウス・スーツ・ジャケット)→ 吊るして収納。畳むとシワになりやすい素材です。
ユニットシェルフにワードローブバーを追加すれば吊るす場所も確保できますが、吊るす収納は上下2段が限界で、畳み収納に比べると同じスペースで収納できる量が少なくなります。収納量を最大化したいなら「畳むゾーンにユニットシェルフ」「吊るすゾーンはハンガーパイプ側」と空間を分けるのがベストです。これは検索上位の記事でほとんど触れられていない視点ですが、実際にユニットシェルフを活用している方に多い工夫です。
また、収納ケースとシェルフの組み合わせのコツとして、ポリプロピレン収納ケースだけでなく帆布バスケットを数段に混ぜると、引き出すだけで中身がざっくり見え、服を畳まなくても機能する収納になります。これが毎日の時短につながります。つまり「完璧に畳まなくても崩れない仕組みを作ること」が長続きする収納の条件です。
無印良品ユニットシェルフでウォークインクローゼットを作る実例とパーツ選びの詳細
ウォークインクローゼットは人の出入りが少なく、空気がこもりやすい構造です。湿度65%以上・温度5〜35℃・ホコリや皮脂汚れの3条件が揃うとカビが急速に繁殖します。クローゼット内はその3条件を一年中満たしやすい環境です。
無印良品で収納を整えたのに「ケースの中の服がカビた」という事態になると、衣類の買い直しが発生します。季節物のコートなら1枚2万〜5万円以上の損失になりかねません。知っておくと防げるリスクです。
ここで覚えておきたい3つのルールがあります。
ルール①:一度着た衣類はすぐにクローゼットに戻さない
着用後の衣類には汗などの湿気が含まれています。ウォークインクローゼットに直接戻すと、その湿気がクローゼット全体に広がります。一晩、風通しの良い場所で干してから収納するだけでカビリスクが大きく下がります。
ルール②:衣装ケースの奥行選びが通気性に直結する
奥行き65cmの衣装ケースは収納量が多い一方、衣類をぎゅうぎゅうに詰め込むと通気性が失われます。1ケースあたり「ゆとり2〜3cm」を意識した詰め込み量が目安です。「まだ入る」と詰め込みすぎると通気性が悪化します。
ルール③:無印の繰り返し使える除湿剤をケース内に置く
無印良品の「消臭機能付き くりかえし使える除湿剤」は、衣装ケース(奥行60〜70cm程度)に対して2個が使用目安として推奨されています。繰り返し使えるタイプなので、電子レンジで乾燥させれば何度も使用可能。ランニングコストを抑えながら湿気を管理できます。これはワンシーズンに1回必ず確認したい対策です。
また、ウォークインクローゼット内のホコリも問題です。ポリプロピレン収納ケースの天面はホコリが溜まりやすい構造のものもあります。ホコリ+湿気はカビの温床になるため、ケースを定期的に引き出して上面のホコリを拭き取ることも必須です。月に一度で十分なので、習慣として組み込みましょう。
無印良品の衣装ケースとホコリ・湿気・カビ対策の関係(専門家ブログ)

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