ハンガーパイプ吊り下げDIYで収納を2倍に増やす完全ガイド

ハンガーパイプ吊り下げDIYで収納を2倍に増やす完全ガイド

ハンガーパイプを吊り下げDIYして収納力を最大化する方法

「壁に下地さえあれば、ハンガーパイプは太いほど強くて安心」は間違いで、直径38mm以上だとハンガーがかけられなくなります。


📋 この記事でわかること
🔧
吊り下げ方式の種類と選び方

枕棚からF型ブラケットで吊り下げる方法と、天井直付けのアイアンハンガーパイプ設置方法の違いを解説。長さ120cm以上のパイプには吊り下げ式が必須です。

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失敗しないための下地確認

石膏ボードに直接取り付けると衣類の重さで落下する危険があります。下地チェッカーを使った正しい下地の探し方と補強方法を紹介します。

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賃貸でも使えるDIYアイデア

ラブリコ・ディアウォールを活用した下地不要の吊り下げハンガーパイプ設置法や、材料費2,000円で作れる吊り下げ式ハンガーラックの作り方まで網羅します。


ハンガーパイプ吊り下げDIYの基本と2種類の取り付け方


ハンガーパイプをDIYで吊り下げる方法は、大きく分けて2つあります。1つは「枕棚(まくらだな)からF型ブラケットで吊り下げる方法」、もう1つは「天井から直接アイアンハンガーパイプで吊り下げる方法」です。


どちらを選ぶかは、設置環境によって決まります。


①枕棚から吊り下げる方法(クローゼット内向け)


クローゼットの上部にある棚(枕棚)が既にある場合、そこからF型ブラケットを介してパイプを吊り下げることができます。この方法の大きなメリットは、壁の下地を探す必要がなく、パイプが長くなっても中央にブラケットを追加するだけで強度が保てる点です。


具体的な設置の目安は「90cmごとにブラケットを1個」が基本です。たとえば、幅180cmのクローゼットなら両端と中央の合計3個のブラケットで安定します。パイプのたわみを防ぐための重要なポイントですね。


ブラケットの選択にも注意が必要です。全長90mm程度の一般的なF型ブラケットを使うと、パイプと棚板の隙間が狭くなり、ハンガーをかける際に手間取ります。全長150mm程度の「超首長タイプ」を選ぶと、操作性が格段に向上します。これは使えそうです。


②天井から吊り下げるアイアンハンガーパイプ(オープン収納向け)


見せる収納やインダストリアルインテリアを目指す場合、アイアンハンガーパイプを天井から直接吊り下げるスタイルが人気です。toolboxのアイアンハンガーパイプはF型・L型・コの字型など6種類の形状から選べ、価格帯は約12,000円〜27,000円程度。サイズオーダーにも対応しているため、空間にぴったりの収納が実現します。


この場合、天井や壁のコンクリート躯体、または木の下地にフランジと呼ばれる金属パーツをビス留めして固定します。石膏ボードのみへの固定はNG。強度が足りずパイプごと落下するリスクがあります。


つまり、どちらの方法でも「下地への確実な固定」が条件です。


参考:アイアンハンガーパイプの種類・設置事例(toolbox公式)

https://www.r-toolbox.jp/stories/productstory/1620/


ハンガーパイプ吊り下げDIYで最重要な下地の探し方と補強

DIYで吊り下げハンガーパイプを設置する際、最も多い失敗が「下地の確認不足」です。石膏ボードは見た目が壁と変わらないため、下地があると勘違いしてビスを打ち込んでしまうケースがあります。これが痛いですね。


重いコートや冬物服をかけると、石膏ボード部分だけに固定されたブラケットが抜け落ちる危険があります。実際に衣類の荷重は想像以上で、8kg用洗濯機で洗った洗濯物は乾燥後でも全体で5〜8kg程度になります。クローゼット内のコート類を全部かければ、軽く10kgを超えることも珍しくありません。


下地の探し方3ステップ


| 方法 | 特徴 | コスト |
|------|------|--------|
| 壁を指でノックする | 音が響けば下地なし・詰まった音なら下地あり | 無料 |
| 下地探し「どこ太」(針タイプ) | 針を刺して抵抗感で判断。正確で確実 | 約1,500〜2,000円 |
| 下地センサー(電子式) | センサーを壁に当てるだけ。電線も感知 | 約2,500〜5,000円 |


針タイプの下地探し工具は「どこ太」(シンワ測定)が定番で、先端の磁石でビスを探し、針で下地の有無を確認できます。DIY初心者にはこちらが確実でおすすめです。


下地がなかった場合の対処法


下地がない場所に設置したい場合でも、諦める必要はありません。厚さ12mm程度の木材を2枚用意し、既存の下地に木工ビスで固定して「当て木」を作ることで、新たな下地を作れます。当て木は下地のある箇所を経由して固定することが必須です。下地のない石膏ボードだけに当て木を固定しても強度が得られません。


下地を確認する習慣がつけば大丈夫です。


参考:壁の下地探しの方法(DIY FACTORY公式)

https://www.diyfactory.jp/studiy/note/wall003/


ハンガーパイプの吊り下げDIYを材料費2,000円で行う手順

本格的な金属製ブラケットを使わなくても、丸棒とロープと天井フックだけで吊り下げ式のハンガーラックが作れます。材料費は約2,000円、作業時間は約30分が目安です。


必要な材料リスト


- 🪵 木材の丸棒(直径30mm):希望の長さにカット
- 🧵 綿のロープ(直径6mm):丸棒の2倍程度の長さ
- 🔩 天井用フック×2個
- 🔧 電動ドライバー(8mmと2mmのドリルビット)
- 📏 水平器(なくても目視でOK)


作成手順


まず丸棒の両端から50mmの位置に、8mmドリルビットで貫通穴を開けます。次に、ロープを通すための下穴を天井に開け、フックをねじ込みます。石膏ボードの天井の場合は「石膏ボード用フック」を使うこと。1個あたり耐荷重5kgで、2個使えば合計10kgまで対応できます。


ロープをフックに結んだら、丸棒の穴にロープを通して高さを調整します。この時、固結びでなく「本結び(一度輪を作ってからロープを通す方法)」で結ぶことで、ロープがほどけにくくなります。最後に水平器で水平を確認して完成です。


丸棒の直径は30mmが最適。これがちょうど一般的なハンガーの内径とフィットするサイズです。直径が20mm以下だと細すぎてハンガーが引っかかりにくく、逆に40mm以上だとハンガーが回転してしまい使いにくくなります。


この方法では、810mmの丸棒に7〜8着程度の衣類を収納できます。ハガキ(148mm)が5.5枚分の長さのイメージです。クローゼット外のリビングや玄関近くにも設置できるため、帰宅後の「上着の仮置き」動線を改善するのにも役立ちます。


参考:2,000円でできる吊り下げ式ハンガーラックDIYの詳細(99% DIY)

https://99diy.tokyo/hanging_hanger_rack/


ハンガーパイプ吊り下げDIYで収納量を2倍にする活用術

吊り下げ式のハンガーパイプを設置したら、さらに収納量を上げる工夫を加えることで、スペースを最大限に活用できます。つまり「吊り下げる」だけで終わらせないのが収納を極める人の発想です。


2段掛けで収納量1.5倍〜2倍


最も効果的なのが、1本のハンガーパイプから「収納アップハンガー」を使って洋服を段違いに掛ける方法です。前後2本のポールの高さが違うことで、ハンガーの肩部分が交互にずれ、厚みが出る部分が重ならない仕組みです。これにより収納量が最大1.5倍になります。


さらに積極的に収納量を増やしたい場合は、ハンガーパイプの下部にプラスチックチェーンやS字フックを活用して2段目のパイプを吊り下げる方法もあります。この方法は上段に長い丈の服(コートやワンピース)をかけず、シャツやジャケットなど丈の短い衣類を集めた場所に有効です。


デッドスペースを「吊り下げ収納」で活用


ハンガーパイプから吊り下げるタイプの専用ラック(ポーチ型・トレー型)を活用すると、ハンガーパイプ下の空間を立体的に使えます。たとえば、幅45cmのポーチ型吊り下げ収納なら畳んだTシャツやセーター類を5〜6枚収納でき、クローゼット床のデッドスペースを有効化できます。


パイプ1mあたりの収納可能着数の目安


| 衣類の種類 | 1mあたりの収納着数 |
|-----------|-----------------|
| 春夏シャツ・Tシャツ | 約18〜20着 |
| 秋冬ジャケット・ブルゾン | 約10〜12着 |
| コート・厚手のアウター | 約6〜8着 |


この数字を知っておくと、パイプ長さの設計に活かせます。収納量から逆算してパイプの長さを決めるのが原則です。


参考:クローゼット収納量を2倍にするアイデア(南海プライウッド)

https://www.sommelier.nankaiplywood.co.jp/6489/


賃貸でもできるハンガーパイプ吊り下げDIY:ラブリコ・ディアウォール活用法

「賃貸だから穴を開けられない」と思っている方も多いですが、ラブリコディアウォールを使えば、壁に一切傷をつけずに本格的な吊り下げハンガーパイプが設置できます。これは使えそうです。


ラブリコとディアウォールの違い


どちらも床と天井を2×4材(ツーバイフォー材)で突っ張って柱を作り、自由に棚やハンガーパイプを取り付けられる仕組みです。主な違いは耐荷重と調整方法にあります。


| 製品名 | 耐荷重(柱1本あたり) | 調整方法 |
|--------|---------------------|---------|
| ラブリコ 2×4アジャスター | 20kg(強力タイプは40kg) | ネジ式で微調整可能 |
| ディアウォール | 棚受けは5kgまで | バネ式 |


ハンガーパイプに衣類をかける用途なら、ラブリコの強力タイプ(耐荷重40kg)が安心です。重いコート類を多数かけることを前提とするなら、柱2本以上で支える構成にしましょう。


設置の基本ステップ


まず2×4材を「天井高マイナス45mm」の長さにカットします(ラブリコの場合)。カットした材にラブリコのアジャスターを取り付けて、床と天井の間に突っ張らせます。その柱に対してU字型のハンガーパイプ用ブラケットや、既製品のハンガーラックをビスで固定すれば完成です。


2本の柱を約900mm〜1200mm間隔で立て、その間にハンガーパイプを渡すスタイルが最もシンプルで安定感があります。この組み合わせなら、1スパンにTシャツ約18〜20着の収納が可能です。


退去の際は柱を取り外すだけで原状回復できます。床と天井には接触跡が残る場合がありますが、大きな穴や傷にはなりません。賃貸DIYとして非常に安心な選択肢です。


ラブリコ+ハンガーパイプのコスト目安


- ラブリコ アジャスター × 2個:約2,400円
- 2×4材(6フィート)× 2本:約1,000〜1,600円
- ハンガーパイプ(直径25mm × 1m):約1,000〜1,500円
- ブラケット × 2個:約600〜1,000円


合計で6,000〜8,000円前後が目安です。市販のハンガーラック(1万円以上が多い)と比べても安く、空間にぴったりサイズで作れる点でもコスパに優れています。


参考:クローゼットにハンガーパイプを後付けする具体的な方法(TOSO)

https://www.toso.co.jp/madokake/column-47/




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