壁面収納突っ張りでおしゃれな部屋を作る完全ガイド

壁面収納突っ張りでおしゃれな部屋を作る完全ガイド

壁面収納を突っ張りでおしゃれに変える方法と注意点

収納を極めたいなら、突っ張りラックを壁面に置くだけでは、むしろ部屋が狭くなって後悔する人が8割います。


📌 この記事のポイント
🏠
賃貸でも穴あけゼロで実現

突っ張りラックは天井と床を使って固定するため、壁に一切穴をあけません。退去時の原状回復トラブルを避けながら、本格的な壁面収納が作れます。

⚠️
設置場所の「落とし穴」に注意

石膏ボード天井に重量ラックを突っ張ると天井が陥没するリスクがあります。下地の確認が安全設置の第一歩です。

「見せる収納」で部屋がギャラリーに

3色カラールール・上段余白・バスケット活用の3つを守るだけで、インテリア誌のような壁面収納が誰でも実現できます。


壁面収納に突っ張りラックを選ぶべき理由とメリット


突っ張りラックが収納好きの間で人気を集めているのは、単に「便利だから」という理由だけではありません。賃貸住宅に住む人が抱える「壁に穴をあけられない」「引越しのたびに費用がかかる」という二大悩みを、一台で解決できるアイテムだからです。


突っ張りラックの仕組みは、天井と床を2本の支柱でしっかり固定するというシンプルな構造です。ビスもアンカーも一切使いません。つまり、退去時に「原状回復費用」を請求されるリスクがゼロに近い状態で、本格的な壁面収納を構築できます。賃貸でネジ打ちの壁掛け棚を設置して退去時に補修費を請求された事例は珍しくなく、条件次第では1か所あたり数千円から数万円の出費になることもあります。これは、避けられるなら避けたいコストです。


それだけではありません。突っ張りラックはオープン構造であることが多く、「見せる収納」として機能します。棚板にお気に入りの小物や本を並べれば、そのまま部屋のインテリアになります。つまり収納とディスプレイが同時に成立するわけです。これが使えそうです。


さらに、最近の突っ張りラックはデザイン性も大きく向上しています。ナチュラル系のウッド調、スタイリッシュなブラック、シンプルなホワイトなど、インテリアのテイストに合わせた選択が可能です。カラー展開が5色以上の製品も登場しており、部屋全体のコーディネートに組み込みやすくなっています。


比較項目 突っ張りラック 壁付け棚(ビス固定)
壁への穴あけ ✅ 不要 ❌ 必要
賃貸での使用 ✅ 問題なし ⚠️ 原状回復リスクあり
移動・取り外し ✅ 簡単 ❌ 手間がかかる
設置の強度 ⚠️ 下地確認が必要 ✅ 固定力が高い
デザイン性 ✅ 年々向上中 ✅ 豊富


まとめると、賃貸でも安全に、おしゃれに、手軽に壁面収納を始めるなら突っ張りラックが最適解です。ただし「突っ張りラックなら何でもOK」と安易に考えるのは危険で、設置場所や天井の構造については必ず確認が必要です。その点については後の章で詳しく説明します。


壁面収納の突っ張りラック選び方ガイド|種類・サイズ・耐荷重

突っ張りラックを購入する前に、まず「どこに何を収納したいのか」を具体的にイメージすることが大切です。製品によってサイズ・耐荷重・デザインが大きく異なるため、選び方を間違えると「おしゃれに見えない」「物が入りきらない」という結果になりかねません。


タイプ別の選び方 を整理すると、主に以下の3種類に分けられます。


  • 📚 書棚タイプ(ブックシェルフ型):棚板が多く収納力重視。奥行き約24〜26cmのものが多く、コミック本なら1台に約176冊収納できる製品もあります。リビングや書斎に最適です。
  • 🖼️ ウォールラックタイプ(ディスプレイ重視型):棚板が少ない分、壁のすっきり感が出やすく見せる収納に向いています。奥行き約19〜21cmとスリムで圧迫感が出にくいのが特徴です。
  • 👗 ハンガーラックタイプ:衣類をかけるポールが付いており、クローゼットの補完や玄関コートかけとして使えます。支柱が4本あるタイプは耐荷重が約130kgに達する製品もあります。


次に重要なのが耐荷重の確認です。一般的な突っ張り棒(バネ式)の耐荷重は約1〜5kg程度ですが、突っ張りラック(ジャッキ式・据え置き型)の棚板1枚あたりの耐荷重は10kg前後が標準です。雑誌『MONOQLO』のテストでは、サンワサプライの「突っ張り棚100-TSF003」が棚板1枚あたり約10kgを確保しており、他製品(棚板1枚1〜3kg)を大きく上回る評価を得ています。本や重めのインテリアを置く場合は、耐荷重に余裕のある製品を選ぶのが原則です。


サイズ選びにも注意が必要です。一般的な突っ張りラックの対応天井高は194〜266cmと幅があります。設置予定の天井高に対して対応範囲内かどうかを、必ず購入前に測っておきましょう。幅は60〜80cm台が主流で、壁のスペースと収納したいものの量に合わせて選びます。


  • 🔍 設置前に天井高を必ず採寸する(cm単位で確認)
  • 🔍 棚板の耐荷重と、置きたいものの重量を照らし合わせる
  • 🔍 奥行きは「圧迫感」に直結するため、なるべくスリム(20cm前後)を選ぶ
  • 🔍 カラー展開が多い製品を選ぶと、部屋の雰囲気に合わせやすい


インテリアコーディネーターのアドバイスとして、「壁面収納は部屋の奥に設置する場合、あえて他の家具と異なるアクセントカラーを選ぶと、部屋の奥行きが強調されて空間が広く見える効果がある」という視点も参考になります。


参考:インテリアのプロが解説する壁面収納のデザインの選び方
おしゃれな壁面収納実例20選を部屋ごとにご紹介!選ぶコツは?|DAIKEN


壁面収納の突っ張り設置で知らないと危険な天井・壁の落とし穴

突っ張りラックは「穴をあけない=安全」と思われがちですが、設置場所を間違えると天井が陥没したり、ラックごと倒壊したりする深刻なリスクがあります。意外ですね。


最大の注意点は天井の構造です。多くの日本の住宅では、天井の仕上げ材として「石膏ボード(厚み9.5mm)」が使用されています。石膏ボード自体は非常に脆く、単体では耐荷重が約10kgしかありません。突っ張りラックの総重量が15〜20kgあり、さらに収納物の重さが加わると、石膏ボードだけへの突っ張りは危険水域に入ります。


  • 石膏ボード天井(二重天井):梁(野縁)がない場所に突っ張ると、点に荷重が集中して天井が陥没する可能性があります。
  • 直張り天井・梁に当たる位置:下地がしっかりしているため、突っ張りの力を面で受け止めることができます。
  • しっくい壁・砂壁:表面が崩れやすく、突っ張り棒の端部がめり込んだり滑ったりするリスクがあります。設置NGです。


では、安全な設置をするにはどうすればいいのでしょう? まず「下地探し」ツールを使って梁の位置を確認することが基本です。シンワ測定の「下地探し どこ太」などの製品は、ホームセンターで約2,000円前後から購入できます。梁の位置に突っ張るようにラックを設置する、または「当て板」を天井部分に挟んで荷重を分散させるのが有効な対策です。


もうひとつ見落としがちなのが床側の強度です。フローリングや床材が薄い場合、脚の部分だけに重量が集中してへこむことがあります。設置後は定期的に突っ張り具合を確認し、1〜2ヶ月に一度は締め直す習慣をつけましょう。設置後の定期点検は必須です。


また、賃貸の場合、仮に突っ張りラックで壁・天井・床が傷んだとしても、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、「故意・過失による損傷」は借主負担と定められています。通常の使い方の範囲内であれば問題ありませんが、不適切な設置による凹みや傷は修繕費の請求対象になる可能性があります。


参考:国土交通省の原状回復ガイドラインと賃貸での突っ張り利用の注意点
突っ張り棒で賃貸に穴やヒビがおきてしまったらどうするべき?


壁面収納を突っ張りでおしゃれに見せるディスプレイ収納の5つのコツ

突っ張りラックを購入して設置したのに「なんだか安っぽく見える」「生活感が出てしまう」と感じる人は少なくありません。じつはこの差は、収納量ではなくレイアウトの「ルール」を守っているかどうかで決まります。


コツ①:上段は空白、下段はぎっしりのメリハリ


上段の棚に余白を作ることで、視線の抜け場所が生まれ、ラックが重たく見えなくなります。逆に下段には大きめのアイテムやボックスをしっかり入れることで、安定感のある印象になります。上段余白・下段充実が基本です。


コツ②:散らかりやすいものはバスケットにひとまとめ


充電器のコード、文房具、薬など、小物類をそのまま棚に置くと視覚的なノイズになります。同じ素材・色のバスケットやボックスに入れてまとめれば、見た目がすっきりします。バスケットの素材を「ウッド調」か「ワイヤー」で統一するだけで、インテリア誌の雰囲気に近づきます。


コツ③:3色ルールを守る


インテリアコーディネートの基本として、棚全体で使う色は「ベースカラー(白・ナチュラル木など)」「メインカラー(ラックの素材色)」「アクセントカラー(グリーンや黒など1〜2点)」の3色以内に絞ると、まとまりが出やすくなります。色が増えるほど「ごちゃついた印象」になるため、特にオープンラックでは徹底したいルールです。


コツ④:本を「ディスプレイ台」として活用する


数冊の本や洋書を平積みにして、その上に小物を置く「面陳列」はインテリア上級者テクニックです。高さの違うものを組み合わせることで立体感が生まれ、平面的に見えがちな棚に奥行きが出ます。これは使えそうです。


コツ⑤:グリーンを1点加えてラックの「生活感」を消す


小さな観葉植物やドライフラワーを1点だけラックに置くと、視線が自然とそこに向き、周囲のごちゃつきが目立ちにくくなります。ポトスやエアプランツなど、管理が楽で小さめの種類を棚の端に1つ置くだけで効果があります。


コツ ポイント 実践難易度
上下メリハリ 上段に余白・下段にボリューム ★☆☆
バスケット収納 小物を同素材のボックスにまとめる ★☆☆
3色ルール 配色を3色以内に抑える ★★☆
面陳列 本を平積みしてディスプレイ台にする ★★☆
グリーン1点 観葉植物でごちゃつきを消す ★☆☆


参考:インテリアコーディネーターが監修したおしゃれな飾り棚のディスプレイコツ
壁面収納の突っ張りラックおすすめ製品比較|ニトリ・アイリスオーヤマ・サンワサプライ
「どのメーカーの突っ張りラックを選べばいいのか分からない」という人のために、実際のテスト評価や購入者レビューをもとに主要製品を比較します。価格帯・収納力・デザインのバランスで選ぶ判断軸が変わってきます。

🥇 サンワサプライ「
突っ張り棚 100-TSF003」(約12,800円)


雑誌『MONOQLO』によるプロテストで、見た目・収納力・耐震性の3項目で満点5.0を獲得しベストバイに輝いた製品です。棚板1枚あたりの耐荷重が約10kgで、他製品(1〜3kg)を大きく上回ります。奥行き26cm・幅80cmとボリューム感があり、2色展開で対応天井高は194〜258cmです。「重いものも安心して置ける」点が最大の強みです。


🥈 ニトリ「つっぱり壁面収納 Nポルダ」(8,490円〜)


ニトリが展開する人気シリーズで、追加パーツが豊富なのが最大の特徴です。棚板・ワイヤーバスケット・ハンガーポールなど別売りのオプションパーツを組み合わせることで、自分だけのカスタムレイアウトが実現できます。棚板全体の耐荷重は50kgで、幅40cm・60cmの2サイズ展開。コストパフォーマンスの高さから、賃貸ユーザーに特に支持されています。TikTokでのニトリ公式動画は12,900件以上のいいねを獲得しており、実際の使い勝手が伝わってきます。


🥉 アイリスオーヤマ「ウッドウォールラック WLR-HT62」(約9,480円)


ウッド調の支柱デザインが特徴で、ナチュラルインテリアとの相性が抜群です。組み立て時間が約20分と短く、1人でも設置しやすい設計になっています。幅62cm・奥行き19.2cmとスリムなため、圧迫感なく設置できます。3色展開で対応天井高は201.4〜266.5cmです。


  • 💡 とにかく収納量を重視するなら → サンワサプライ100-TSF003
  • 💡 パーツを増やしながら長く使いたいなら → ニトリ Nポルダ
  • 💡 ナチュラルインテリアに馴染ませたいなら → アイリスオーヤマ WLR-HT62
  • 💡 ミラー付きで玄関・寝室に使いたいなら → RASIK Takk(約11,980円・5色展開)


選ぶ製品よりも「設置場所と使い方を先に決める」ことの方が重要です。購入後に「天井が低くて対応外だった」「奥行きが邪魔だった」という失敗を防ぐために、採寸と用途の確認を先に行うのが条件です。


参考:プロが実際にテストした突っ張りラックの最新比較ランキング


突っ張り壁面収納を「収納の型」で使い分けるユニーク活用術

突っ張りラックの活用は「本棚」や「リビング収納」だけにとどまりません。ここでは、検索上位の記事ではほとんど取り上げられていない「収納の型」別の使い分けという視点を紹介します。これが収納を本当に極めたい人向けの実践的な考え方です。


① 「入口収納型」:玄関に突っ張りラックを置いて帰宅動線を整える


玄関は「出かける前と帰宅後に一番使う場所」です。幅60〜80cmの突っ張りウォールラックを玄関の壁際に設置し、上段に鍵・マスク・印鑑、下段のフックにエコバッグ・コート・傘を掛けるレイアウトにすると、外出準備と帰宅後の片付けが1か所で完結します。奥行き19cm程度のスリムタイプを選べば、狭い玄関でも通路幅を圧迫しません。


② 「配線隠し型」:テレビ背面の壁に突っ張り棚を使ってコード問題を解決する


テレビ周りに突っ張りラックを設置し、棚板の裏側や支柱に沿ってコード類をまとめると、ごちゃつきがちな配線が一気に整理されます。実際にこの方法で「配線隠し+収納」を両立している事例も登場しており、突っ張り壁掛け風TVスタンド(例:エア・リゾームのMOLLY)を使えば、テレビ自体を壁掛け風に見せながら収納も確保できます。


③ 「間仕切り型」:2つの突っ張りラックを背中合わせにしてゾーニングする


ワンルームやリモートワーク部屋では、2台の突っ張りラックを背中合わせに並べて「仕切り」として使う方法があります。一方の棚はリビング用の収納として、もう一方はワークスペース側の本棚として機能させます。壁を作らずに空間を区切りながら、両面を収納として活用できるのは突っ張りラックならではの発想です。


④ 「ランドリー完結型」:洗濯機横の突っ張りラックで洗濯が1か所で完結する


洗濯機の横や後方に突っ張り式ランドリーラックを設置すると、洗剤・柔軟剤・タオル・洗濯ネットをすべて手の届く範囲に集約できます。特に「洗濯パン対応型」の製品(例:エア・リゾーム Leithシリーズ)は、洗濯機の脚まわりの段差を考慮した設計になっており、隙間なくぴったり設置できます。洗濯の往復動線がゼロになるのが最大のメリットです。


「収納の型を決めてから製品を選ぶ」という順序が、失敗しない突っ張りラック活用の本質です。置き場所を先に決めるのではなく「どんな行動をラクにしたいか」を先に考えることで、本当に使える壁面収納が完成します。つまりライフスタイル起点の選び方です。


参考:突っ張り棒の意外な活用アイデアと収納実例
突っ張り棒を使った収納27選!目的にあった方法や意外なアイデアも|RoomClip




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