

完成品のハイボードテレビ台は、組立品と比べて価格差が20万円以上になることがあります。
ハイボードテレビ台とは、テレビを乗せる本体の左右にサイドキャビネットを配置し、さらにその上部を上台でつないだ収納システムのことです。壁面テレビ台とも呼ばれ、壁の縦スペースを余すことなく使えるのが最大の特徴です。
一般的なロータイプのテレビ台(高さ約40〜60cm)と比べると、ハイボードタイプは高さが150cm〜200cm以上になるものまであります。身長を超えるほどの高さがある製品も珍しくありません。
収納できる量が圧倒的に違います。ロータイプではDVDやリモコン程度しか入らない場合でも、ハイボードタイプならDVD・ゲームソフト・ゲーム機・ケーブル類・雑誌・日用品まで、リビングで使うほぼすべてのものをまとめて収められます。
また、テレビ台と別にキャビネットや本棚を購入するくらいなら、最初からハイボードテレビ台を1台置いた方が部屋全体がスッキリします。家具が複数に分散すると統一感が生まれにくいですが、壁面一体型のハイボードタイプは、それだけでリビングのインテリアをまとめてくれる役割も果たします。
ローボードに比べると存在感は大きいですが、「壁の空きスペースを使っている」と考えれば、床面積は思ったほど増えません。収納スペースが足りなくて困っているなら、ハイボードタイプへの切り替えは有力な選択肢です。
| タイプ | 高さの目安 | 収納量 | 圧迫感 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| ロータイプ | 40〜60cm | △ 少なめ | ✅ 出にくい | 2万〜10万円前後 |
| ミドルタイプ | 60〜100cm | ○ 中程度 | ○ 普通 | 3万〜15万円前後 |
| ハイボードタイプ | 150〜200cm超 | ◎ 大容量 | ⚠️ 出やすい | 5万〜30万円以上 |
収納力が最優先なら、ハイボードが基本です。ただし部屋の広さと相談することも忘れずに。
ハイボードテレビ台を選ぶうえで、最初に確認すべきことがサイズです。購入してから「テレビが入らなかった」「部屋に対して大きすぎた」という失敗は珍しくありません。3つのポイントで整理しましょう。
① テレビのインチ数と台の横幅を合わせる
テレビの横幅に対して、左右それぞれ20〜30cm程度の余裕がある横幅のテレビ台を選ぶのが基本です。たとえば55インチのテレビは横幅が約121cmあるため、テレビ台は幅150cm以上が目安になります。60インチになると横幅が約134cmとなり、台の幅は180cm前後が必要です。ハイボードタイプはサイドキャビネットがある分、同じインチのテレビを置くのに幅が広い台が必要になることも覚えておきましょう。
これは使えそうです。
② 目線の高さと首への負担を確認する
テレビ画面の中央が、ソファに座ったときの目線より「少し下」になる高さが理想とされています。具体的には、目線から約15度下がった位置です。テレビを見上げ続けると首や肩への負担が蓄積し、慢性的な肩こりにつながります。
ハイボードタイプはテレビの設置面が高くなりがちなため、「画面の中央がどの高さに来るか」を事前に計算することが重要です。ソファ座面高が40cmなら、座ったときの目線は床から約100〜110cmになります。テレビ台の天板高にテレビスタンドの高さを加えた数値が、この目線よりも大きく上回らないかを確認しましょう。
③ 部屋の広さと天井高を測る
ハイボードタイプで最も注意が必要なのが圧迫感です。6畳〜8畳のリビングに高さ180cm・幅200cm超のハイボードを設置すると、まるで壁が迫ってくるような息苦しさを感じることがあります。
天井高との差も確認しましょう。天井高が240cmの一般的な部屋に高さ200cmのハイボードを置いた場合、上に40cmの隙間ができます。この隙間に突っ張り棒を入れて転倒防止を図ることもできますが、それについては後述します。部屋の横幅を測り、ハイボードを置いたあとも左右に人が通れるスペースが確保できるかどうかも確かめておきましょう。
テレビボードとテレビの理想的なサイズバランスについて(aflat)
ハイボードテレビ台の最大の強みは、その収納力にあります。ただ購入するだけでは半分しか活かせていません。正しい収納の組み立て方を知っておくと、リビングが格段にスッキリします。
扉付き収納と見せる収納を使い分ける
多くのハイボードテレビ台は、扉付きの収納スペースとオープンな棚スペースを組み合わせた設計になっています。ゲーム機・レコーダー・Wi-Fiルーターなど「見せたくないけど使いやすくしたいもの」は扉付き収納に、観葉植物・フォトフレーム・お気に入りの小物は棚に飾る、という使い分けが基本です。
生活感を隠しつつ、インテリアとしての見栄えも保てます。
ケーブル・配線の整理は「最初」が勝負
ハイボードテレビ台のデメリットのひとつに、配線の変更がしにくいという点があります。背面が壁に密着している構造のため、後からケーブルを足したり変えたりしようとすると大変です。設置前に以下の機器の台数と必要なコンセント数を確認しておきましょう。
多くのハイボードテレビ台には、天板や背面に配線穴が設けられています。設置前に「どの穴にどのケーブルを通すか」を計画しておくと、設置後の混乱が防げます。電源タップを本体内部に固定する方法も有効で、コードが外に出ない状態を保てます。
「見せる収納」のゾーンでインテリアを完成させる
ハイボードテレビ台の上部や棚板のオープンスペースは、ただ物を置くのではなく「インテリアとして飾る場所」と考えると部屋の完成度が高まります。高さの違うアイテムを組み合わせると奥行きが生まれ、単調な印象を防げます。
たとえば背の高い観葉植物(高さ30cmほどのもの)+フォトフレーム+小さな置き物、という組み合わせが定番です。全部同じ高さのアイテムを並べると棚がのっぺりして見えるため注意しましょう。
つまり、ハイボードテレビ台は「収納場所+インテリアの中心」という二役が果たせます。
ここが最も見落とされがちなポイントです。
ハイボードタイプは高さがある分、重心が高くなります。大きな地震が来たとき、180cm以上の高さの家具が倒れると、テレビや収納物の破損だけでなく、人が下敷きになる危険があります。収納力を重視してハイボードを選ぶなら、地震対策は「必須の作業」と考えてください。
突っ張り棒による固定が最も確実
家具転倒防止の方法のなかで、天井との間に突っ張り棒を入れる方法は、賃貸でも壁を傷つけずに設置できるため広く使われています。天井高と家具の高さの差が2〜5cmあれば設置できる製品が多いです。
ただし、天井が石膏ボードだけの場合、突っ張り棒の力が天井に集中して天井材を傷つけることがあります。天井の強度を確認するか、専用の天井保護プレートを使いましょう。
L字金具による壁固定
壁の下地(柱)がある場所にL字金具を使ってビスで固定する方法は、最も強度の高い転倒防止策です。賃貸の場合は退去時の原状回復が必要になるため注意が必要ですが、持ち家であれば積極的に検討する価値があります。
耐震マット・耐震ジェルの活用
家具の底面に貼るタイプの耐震マットや耐震ジェルは、設置が簡単で場所を選ばないのが特徴です。ただし、これ単体では震度6以上の大きな揺れには十分な効果を期待しにくい場合があります。突っ張り棒や壁固定と組み合わせて使うと、より安全性が高まります。
痛いですね。ハイボードテレビ台を選ぶ際、地震対策のコストも含めて予算を考えることが重要です。
また、テレビ自体も背面が薄くなっている現代の液晶テレビは転倒しやすいため、テレビスタンドの底面に耐震ジェルを貼るか、パナソニックが提供しているような「吸盤式転倒防止スタンド」を活用する方法も検討しましょう。
ハイボードテレビ台を検討している人の多くが「想像以上に高かった」と感じる部分です。これには明確な理由があります。
完成品と組立品で価格が大きく変わる
ハイボードタイプの壁面テレビ台は、本体+左右のサイドキャビネット+上台という4つ前後のユニットで構成されています。それぞれに製造・輸送・組み立てのコストがかかるため、完成品では20〜30万円以上になることが珍しくありません。場合によってはそれを超えることも。
一方、組立品(自分で組み立てるタイプ)は同じ構成でも5〜10万円台で手に入るケースがあります。完成品25万円・組立品5万円のように、20万円以上の差が開くことも実際にあります。
コストを重視するなら、組立品を選ぶのは有効な手段です。
組立品を選ぶ際の3つの注意点
組立品にはコスト面の大きなメリットがある反面、注意が必要な点もあります。
予算と生活スタイルのバランスが条件です。長く住む持ち家であれば完成品の天然木製品を、予算を抑えたい・引っ越す可能性があるなら組立品を選ぶという判断軸が使いやすいでしょう。
価格帯別の目安
| 価格帯 | 素材・品質の目安 | おすすめの場面 |
|---|---|---|
| 3万〜8万円 | 組立品・プリント化粧紙 | 予算重視・賃貸・引っ越し予定あり |
| 8万〜15万円 | 組立品〜完成品・中間グレード | コスパ重視・長期使用を考える |
| 15万〜30万円以上 | 完成品・天然木・国産 | 長期使用・インテリアへのこだわり |
ハイタイプテレビ台の価格と選び方の詳細解説(interial)

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