

ダイソーの不織布ケースを「とりあえず買っているだけ」では、収納スペースの30%以上をムダにしている可能性があります。
ダイソーの不織布ケースは、現在30種類以上のラインナップが展開されており、価格帯は110円から500円程度まで幅広く揃っています。「どれも似たようなもの」と思って適当に手に取ると、帰宅してからサイズが合わないという失敗につながります。まずは種類の全体像を把握することが、収納を極める第一歩です。
代表的な商品は以下の4タイプに整理できます。
| 商品名 | サイズ目安 | 価格 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 不織布仕切りケース(S) | 幅11×奥32×高20cm | 110円(2枚入)| 引き出し内の下着・靴下仕切り |
| 不織布仕切りケース(M) | 幅15×奥32×高20cm | 110円(2枚入)| 衣装ケース・クローゼット棚 |
| 不織布仕切りケース(L) | 幅22×奥32×高20cm | 110円(2枚入)| クローゼット棚の衣類収納 |
| スタッカブル不織布収納BOX(カラーボックスサイズ) | 幅27×奥19×高27cm | 330円 | カラーボックスのインナー収納 |
仕切りケース(S・M・L)は2枚で110円という驚異のコスパです。これがポイントです。引き出しの中に立てて並べると、Tシャツや手ぬぐいを「縦収納」でき、上から全部見渡せる状態になります。従来の「重ね置き」では下の服が取り出せず結局乱れる、というよくある悩みを根本から解消できます。
スタッカブルBOXは積み重ね(スタッキング)に対応しており、カラーボックスの内寸にぴったり合わせた設計になっています。一般的なカラーボックス(幅約42cm)の棚には2個横並びで収まるため、1段あたり2アイテムをきれいに区分けできます。
素材はポリプロピレン製の不織布で、表面がしっかりとした厚手の生地になっているのが特徴です。薄い不織布袋とは別物と考えてください。縁を折り返すことで自立もするため、棚の上にそのまま置いても形が崩れにくい構造です。
カラーはホワイト・ベージュ・グレー・ブラックなどシンプルな展開で、並べたときに統一感が出やすく、見せる収納にも使えます。いわゆる「見た目がごちゃつかない収納」を低コストで実現できるわけです。
ダイソーの不織布ケースが最も力を発揮するのは、クローゼットの棚と引き出しの中の整理です。使い方を間違えると「ただ仕切っただけ」になりますが、正しく活用すれば衣替えや日常の片付け時間を週60分以上短縮した実例もあります。
クローゼットの棚での使い方
クローゼットの棚にMサイズまたはLサイズを自立させて並べると、Tシャツ・ニット・カットソーなどをカテゴリ別に区分けできます。目安として、Mサイズ1個にTシャツ5〜6枚が縦に立てて収まります。これはA4用紙を横にしたサイズ感とほぼ同じ幅なので、棚の奥行き32cmに自然にフィットします。
縦収納が基本です。重ね置きではなく、本を本棚に入れるように衣類を立てて収納することで、下の服を崩さず取り出せるようになります。
スタッカブルBOXを使う場合は、同じ商品を2〜3個積み上げることでクローゼット内の縦スペースを無駄なく使えます。1個330円なので3個でも990円、1,000円以下でクローゼット収納が一気に整う計算です。
引き出しでの使い方
引き出し収納では、仕切りケースSサイズを3〜4個横並びに置くのが定番です。3個並べると一般的な衣装ケース(幅約45cm)の引き出し内にぴったり収まる場合が多く、「シンデレラフィット」として話題になっています。
引き出しは上から見る収納なので、縦に立てた衣類がそのまま色別・種類別に一目で確認できる状態になります。朝の服選びのストレスが大幅に減ります。下着・靴下・ハンカチなどの小物類は8マスや24マスの仕切り収納ケースが別途あり、220円で細かく区切れます。
子ども部屋・リビングへの応用
おもちゃの仮置き収納としても使いやすい点が特徴です。柔らかい素材なので角でぶつけてもケガしにくく、子どもが出し入れしやすい軽さもメリットです。リビングのカラーボックスにスタッカブルBOXを入れれば、雑誌・文具・ゲームソフトなどを種類別に管理できます。
最も多い失敗は「サイズ違い」です。帰宅してから「引き出しに入らなかった」「棚に収まらなかった」というケースは、実は購入前の計測を省いたことが原因のほとんどです。メジャーは必須です。
購入前に確認すべき3つの数値があります。
- 棚・引き出しの内寸(幅・奥行き・高さ) を実測する
- 収納したいアイテムの最大サイズ を把握しておく
- 何個並べるか・積み重ねるか を事前に決める
カラーボックスの場合、一般的な3段タイプの内寸は幅約38cm×奥行き約28cm×棚1段の高さ約27cmが標準です。スタッカブルBOX(幅27×奥19×高27cm)はこの棚に2個横並びで収まるよう設計されていますが、メーカーによって内寸が数cm違う場合があります。必ず自宅のカラーボックスを計測してから購入しましょう。
次に多い失敗は「重いものを詰めすぎる」です。不織布ケースは軽量な衣類・タオル・小物の収納に向いており、本・工具・重い雑貨などには不向きです。底部に強い荷重がかかると底が抜けたり、型崩れが起きたりします。重いものを入れたい場合は、底にダンボール片や100均のプラ板を敷いて補強するのが効果的な対策です。
また、カビ対策も忘れてはいけません。濡れたものや洗濯後に完全に乾いていない衣類をそのまま収納すると、3〜5日程度でカビが発生するリスクがあります。不織布は通気性があるとはいえ、クローゼット内の湿度が60%以上になると影響を受けます。100均で手に入るシート型の除湿剤を不織布ケースの隣に置くだけで、リスクを大幅に下げられます。
サイズ・重量・湿気の3点を抑えれば大丈夫です。
ダイソーの不織布ケースは安価なため「消耗品」として扱いがちですが、正しくメンテナンスすれば2〜3年以上使い続けた実例があります。適切なケアを知っておくと、結果的に出費が抑えられます。
日常の汚れへの対処
不織布は水洗いに対応していない商品がほとんどです。汚れが気になったときは、固く絞った濡れタオルで表面を優しく拭き取るのが基本です。ゴシゴシこすると繊維がほつれるため、あくまでも「押さえる」ように拭くのがコツです。ホコリが気になる場合はコロコロ(粘着テープのクリーナー)で取り除けます。
型崩れの防止
不織布ケースを収納した状態でものを入れっぱなしにすると、側面が外に膨らんで型崩れします。特に横幅の広いLサイズは注意が必要です。中に入れる衣類を詰め込みすぎず、7〜8割程度の量に抑えることが長持ちの秘訣です。
折りたたんで保管する場合は、形が記憶されないよう一度広げた状態で収納し直すか、中に薄い段ボールを入れて形をキープする方法が有効です。
取っ手・縫い目の補修
使用頻度が高いと、取っ手の縫い付け部分がほつれてくることがあります。布用の接着剤(100均でも入手可)を塗布して貼り直すか、手縫いで縫い直すと強度が戻ります。3〜5分でできる補修です。縫い目のほつれに気づいたら早めに対処するのが原則です。
カビ予防と季節ごとの管理
梅雨時期(6〜7月)と冬場の結露が出やすい時期(12〜2月)は特にクローゼット内の湿度が上がりやすいです。年2回、衣替えのタイミングでケースを取り出して外気にあてると、こもった湿気が逃げてカビ発生リスクが下がります。内部に除湿剤を並べて置く習慣も効果的です。除湿剤はダイソーでも「クローゼット用・2〜3か月持続タイプ」が110円で手に入り、ケースと同時に購入できます。
長持ちするかどうかは、使い始めの習慣で決まります。
「ダイソーの不織布ケースで十分か、もっとお金をかけるべきか」という疑問は、収納を極めたい人ほど一度は抱きます。ここでは、他の選択肢との具体的な違いを整理します。
無印良品との比較
最もよく比較されるのが無印良品の「ソフトボックス・衣装ケース用」シリーズです。代表的なサイズは幅11cm×奥行32.5cm×高さ21cmで、価格は1枚690円(2026年2月現在)。ダイソーの仕切りケースSサイズ(2枚入り110円)と比べると、同等サイズで約12.5倍の価格差があります。
生地の厚みと縫製の精度は無印のほうが高く、引き出しへの出し入れを毎日繰り返すような高頻度使用では、無印は3〜5年使えるのに対して、ダイソーは1〜2年で型崩れが始まるケースがあります。毎日使う引き出しには無印、季節ごとの衣替え用ストックや棚の補助整理にはダイソー、という使い分けが合理的です。
ニトリとの比較
ニトリの不織布収納ケースは価格が199〜499円程度と、ダイソーとほぼ同価格帯の商品もあります。ただし、ニトリはサイズ展開が豊富で、独自の「Nインボックス」シリーズ(ポリプロピレン製)との組み合わせ収納ができるのが強みです。ニトリ家具とシステマチックに組み合わせたい場合はニトリが向いています。
セリア・キャンドゥとの比較
セリアの不織布収納ボックスはデザイン性に優れ、カラー展開が豊富です。価格はほぼ同等の110円ですが、サイズバリエーションはダイソーのほうが充実しています。「デザイン重視ならセリア、種類の多さで選ぶならダイソー」が基本の選び方です。
コスパだけで選ぶ場合の結論はシンプルです。110円で2枚入るダイソーの仕切りケースは、同カテゴリで最高のコストパフォーマンスを誇ります。引き出し1段分(3〜4個使用)の整理コストが165〜220円で完結するのは、他のブランドでは実現できないラインです。「まず試してみる」段階の収納改善には、ダイソーから始めるのが最もリスクが低い選択です。
収納に何万円もかける必要はありません。まず110円から始めて、不満が出た場所だけグレードアップする、という段階的なアプローチが、収納を極める人がやっている現実的な方法です。
クローゼット内のサイズ感・使用頻度・見た目の優先度の3軸で判断するのが条件です。

サンワダイレクト 不織布ケース CD・DVD用 100枚入り 両面収納 インデックスカード付 リング穴付き ミックス 200-FCD007MX