

おしゃれな収納コンテナを買い揃えたのに、部屋が一向にすっきりしない——そういう経験、実は8割以上の人がしています。
「見た目がかわいいから」だけでコンテナを選ぶと、後悔する確率が跳ね上がります。実際、収納グッズの購入後に後悔した経験を持つ人の最多理由は「デザイン優先でサイズや素材を確認しなかった」です。まずは素材ごとの特性をしっかり把握しておきましょう。
収納コンテナの素材は大きく4つに分類されます。
- プラスチック(ポリプロピレン):軽量で安価、水拭きできる。ただし紫外線に弱く、屋外の直射日光が当たる場所では1〜2年でひび割れや白化が起きることも。屋内クローゼット・押入れ収納に最適です。
- アルミ・スチール:DULTONやツァーゲスに代表されるメタル素材は、日光で劣化しにくく雨風に強い。ガレージ・屋外・ベランダに向いています。インダストリアルな雰囲気で「無骨でかっこいい」インテリアにも合います。
- 布・ファブリック:やわらかく収納物を傷つけにくい。子ども部屋やリビングのオープンラックに向いていますが、湿気に弱い点に注意が必要です。
- 木製・竹・ラタン:北欧テイストや和モダンに合う自然素材。キナリノやRoomClipで頻繁に登場する人気素材ですが、水回りには不向きです。
つまり「置く場所」が素材選びの最優先条件です。
もう一つ、形にも注意が必要です。丸型・楕円型のバスケットは見た目がコロンとしてかわいい一方で、四角いスペースに置くとどうしても「角の隙間」が生まれてしまいます。縦横30cm×30cmの棚に丸い直径28cmのバスケットを置くと、四隅に合計で約250cm²(はがき1枚分より広い)の無駄なスペースが発生します。
これは使えそうです。
見た目優先で丸型を多用すると、棚のスペースがもったいない使い方になります。収納効率を重視するなら角が直角の四角いコンテナを基本とし、丸型は「インテリアのアクセント1〜2点だけ」にとどめるのが賢い使い方です。
素材と形が条件です。
この点について、実際に整理収納アドバイザーも「見た目より設置場所と形状の相性を先に考える」と繰り返し指摘しています。デザインを楽しむのはそのあとです。
片づけのプロによる収納グッズ選びの注意点(参考リンク)
プロ直伝「収納グッズ」のNG例&対策3つ(anna-media)
おしゃれな部屋の写真をよく見ると、収納コンテナの色がバラバラではないことに気づきます。インテリアデザインの基本として「部屋で使う色は3色以内にそろえる」というルールがあります。4色以上になると視覚的に散らかって見え、どれだけ高いコンテナを揃えても「ごちゃついた印象」になってしまいます。
統一感を出す色の選び方として、以下の考え方が基本になります。
- ベースカラー(白・アイボリー・グレーなど):壁や床の色に合わせて最も多く使う色。収納コンテナの7割はここで統一するのが理想です。
- アソートカラー(ウッドブラウン・ブラックなど):ベースを引き締める色。棚の枠やラベルのカラーに使います。
- アクセントカラー(マスタードイエロー、テラコッタなど):1〜2点だけ差し込む色。HAY COLOUR CRATEのような鮮やかな色はここに当てはめると失敗しません。
色が3色以内なら問題ありません。
よくある失敗が「ナチュラル系で揃えていたのに、セールで買ったカラフルなコンテナを1つ混ぜてしまう」パターンです。たった1個のアクセントでも、色の系統が違うと全体の統一感が崩れます。部屋のインテリアが「ナチュラル系」「モノトーン系」「インダストリアル系」のどれかを決め、それに合う色のコンテナだけを揃えるようにしましょう。
統一感が崩れると、部屋全体の印象が「高いもので揃えているのに安っぽい」と感じてしまいます。これは出費が増えてもスッキリ感を得られない状態です。
また、コンテナを並べる際に「高さをそろえる」ことも大きな効果があります。高さがバラバラだと、色を統一していても視線が安定せず落ち着きがなく見えます。スタッキング(積み重ね)対応モデルを選ぶときは、同シリーズで高さが統一されているかを必ず確認してください。
色使いのコツについての参考情報(参考リンク)
色を揃えるとすっきり!収納するとき知っておきたいカラーコーディネートのコツ(freshhouse)
収納コンテナを買う前にしておくべき最も重要な作業が「採寸」です。それでも「なんとなく入りそう」で購入してサイズが合わなかった経験がある人は少なくありません。
採寸で確認すべき数字は3つあります。
- 設置スペースの内寸:棚やクローゼットの幅・奥行・高さ。棚板の厚みも引いてください。
- コンテナの外寸:幅×奥行×高さ。ネット通販では外寸と内寸が別々に表記されています。外寸だけで判断すると設置できないことがあります。
- コンテナの内寸:実際に入れたいモノが収まるかを確認します。例えばA4ファイルは高さ約30cm×幅約22cmあり、内寸を確認していないと入らないことがあります。
3つの数字が条件です。
実際にクローゼットに収納コンテナを並べるとき、幅168cm(一般的な1間押入れ)に対してコンテナの幅が40cmなら4個は入らず3個+デッドスペースが生まれます。このわずかな隙間を「引き出し式ラック」や「幅の細いコンテナ」で埋めるか、あらかじめぴったり収まるサイズを計算して購入するかで、収納の完成度が大きく変わります。
また、複数個並べるときは「先に1個だけ試し買いする」ことをおすすめします。気に入ったデザインであっても、実際に部屋に置いてみると色合いや質感がイメージと違うケースがあります。大量購入する前に1個で動作確認をしておくことで、後悔する確率がぐっと下がります。
購入前の確認を1回でも省略すると、場合によっては数千円〜1万円以上の無駄遣いになりかねません。採寸はたった5分でできる作業です。
収納スペースの採寸について詳しい解説(参考リンク)
基本的な寸法やクローゼット・押入れの測り方を解説(Like-it)
コンテナを揃えても「何がどこにあるかわからなくなる」という悩みは、ラベリングで解決できます。これが、おしゃれな収納を長続きさせる最大の鍵です。
ラベリングの基本は「フォントと色を統一すること」。手書きラベルであっても、ペンの色と書き方を揃えるだけで統一感が生まれます。より手軽にきれいに仕上げたい場合は、カシオのラベルライター「ネームランド」やブラザーの「P-touch」などのラベルプリンターが便利です。フォントやサイズをそろえれば、まるでショップのような仕上がりになります。
ラベルが統一感を作ります。
また、ラベルは「何が入っているか」だけでなく「誰でも戻せる場所にする」ための道具でもあります。家族で使うリビングや子ども部屋では、文字だけでなくイラストや絵文字を入れると子どもも迷わず戻せます。
次に「見せる収納と隠す収納の使い分け」も重要なポイントです。
| 収納スタイル | 向いているモノ | 向いていないモノ |
|---|---|---|
| 見せる収納 | 統一感のあるコンテナ・お気に入りの雑貨 | 生活感の出る日用品・ケーブル類 |
| 隠す収納 | 書類・薬・掃除用品 | 毎日頻繁に使うモノ |
見せる収納の最大のデメリットは「定期的に整理しないと、逆にごちゃついて見える」点です。オープンラックにコンテナを並べる場合は、3ヶ月に1回程度の中身の見直しが必要です。一方、隠す収納はホコリが入りにくく掃除がラクな半面、「何がどこにあるか分からなくなる」リスクがあります。そこでラベリングが機能します。
結論は「おしゃれなコンテナは見せる収納に、生活用品は隠す収納に」です。
見せると決めたコンテナは色・素材・ブランドを統一し、隠すコンテナにはシンプルな無印良品やニトリの白いボックスを使う——この役割分担をするだけで、収納全体の完成度が格段に上がります。
ラベリング収納の詳細と事例(参考リンク)
ラベリングで収納上手に!スッキリ整うラベルの活用アイデア(カシオ公式)
見た目もかっこよく、かつ長く使えるおしゃれなコンテナブランドはいくつかありますが、選ぶときに意外と見落とされがちな視点が「スタッキング設計の品質」です。
人気ブランドを特徴別に整理すると以下のようになります。
| ブランド | 素材 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| DULTON(ダルトン) | アルミ・スチール | インダストリアル系、スタッキング3段可能、耐荷重約15kg | 4,000〜13,000円 |
| HAY COLOUR CRATE | プラスチック | 北欧テイスト、鮮やかな色展開、積み重ね可能 | 3,500〜6,000円 |
| RISU(リス)トランクカーゴ | ポリプロピレン | 無印良品・トラスコ・DODにOEM供給、頑丈で安価 | 2,000〜5,000円 |
| 無印良品 頑丈収納ボックス | ポリプロピレン | 上に座れるほど耐荷重大(約100kg)、シンプルデザイン | 2,990〜4,990円 |
ここで特に注目したいのが「スタッキングの安定性」です。おしゃれなコンテナを3段・4段と積み重ねるとき、蓋と底のかみ合わせが甘いと地震や子どもが触れたときに崩れ落ちます。重量のある中身が入った状態で150cm以上の高さに積み重ねると、崩れた場合の衝撃は相当なものです。
スタッキング可能と書いてあっても「最大何段・耐荷重は何kgまで」という数字を必ず確認してください。例えばDULTONのアルミコンテナは「同サイズ3個まで」という制限があります。これを超えて4段積みにすると、メーカー保証の対象外になります。
これは使えそうです。
また、スタッキング型コンテナを複数段使う場合の独自の活用法として「高さ別に中身を分類する」方法があります。最上段には年1回しか使わないモノ(季節もの・書類)、中段には月1〜2回使うモノ(工具・趣味グッズ)、最下段には週1以上使うモノ(日用品ストック)——この順番で配置すると、背伸びや中腰になる回数を最小限に抑えられます。
高さ別の分類が基本です。
収納の「使いやすさ」はおしゃれさと同じくらい重要です。どれだけ見た目が整っていても、使うたびにストレスを感じるなら本末転倒です。スタッキングの安定性と使い勝手の両方を満たすブランド選びをすることで、長期間おしゃれを維持できる収納空間が完成します。
スタッキングコンテナの活用事例(参考リンク)
収納アイテムを選ぶならコンテナ型!スタッキングでスペースを有効活用(RISUオフィシャル)

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