

ダイソーのフックは「どれでも同じ」だと思って選んでいませんか?実は、フックの種類を間違えると、掛けた物を取るたびにフックごと外れてしまいます。
ダイソーでは「デザインボード」という商品名で有孔ボードが販売されています。サイズは3種類あり、最小の30cm×20cmが110円、中サイズの30cm×40cmが220円、最大の30cm×60cmが330円です。最大サイズはコピー用紙のA3とB5を合わせた面積に相当し、かなりの収納量が確保できます。
有孔ボードの材質はMDF(中質繊維板)で、表面には木目調の紙シートが貼られています。カラーは「ナチュラル×ホワイト」「ホワイト×ブラウン」「ブラック×ブラウン」の3種類で、インテリアに合わせて選べます。湿気に弱い素材のため、屋外や水まわりへの設置は避けましょう。
ここで重要なのが穴のスペックです。穴の直径は5mm、穴と穴のピッチ(間隔)は25mmです。この規格はダイソー・ニトリ・多くのホームセンター品と共通しているため、同じ25mmピッチの他社フックとも互換性があります。つまり、ダイソーのボードにホームセンターのフックを組み合わせることも可能です。
ただし、IKEAのフックは縦長穴専用・薄板専用の設計なので、ダイソーの丸穴ボードには差し込むことさえできません。互換性を判断する際は「穴の形状(丸穴か縦長穴か)」と「ピッチのmm数」を必ず確認するのが原則です。
他社の同サイズ品はホームセンターで1,000円前後が相場であることを考えると、ダイソーの330円は競合品の3分の1以下という驚きのコスパです。これは使えそうです。
ダイソー有孔ボードのサイズ・フックの種類と活用方法(詳細解説)
ダイソーの有孔ボード専用フックは、7種類以上のラインナップが揃っています。それぞれ用途が異なるため、何を掛けるかによって選ぶべきフックが変わります。種類を把握しておくと、無駄な買い直しがなくなります。
まず「U字フック(6個入り・110円)」は最もオーソドックスなタイプで、穴1つに差し込む形です。一方「U字フック 固定式(3個入り・110円)」は穴を2つ使ってL字に固定するため、安定性が高く重量物にも対応しやすくなっています。次によく使われるのが「ループフック(2〜3個入り・110円)」で、2穴にまたがって掛けるため横揺れが少なく安定感があります。鍵や小物入れなど、毎日頻繁に取り外すアイテムに向いています。
「ハンガーフック(幅15cm・110円)」は横長のバーに複数の小物を吊るせる設計で、アクセサリーや鍵の束などをまとめて収納するのに便利です。「棚用フック(4個入り・110円)」はフック単体としても使えますが、別売りの「棚セット(2枚入り・110円)」と組み合わせると棚板が設置でき、小瓶や文具を置く横置き収納が実現します。
「ボタンフック(6個入り・110円)」はネジで裏側から固定するタイプで、木製のボタン形フックが独特の温かみを演出します。外れにくさが最も高く、コートや重いバッグを掛けるのに向いています。つまり掛けるものの重さと取り外しの頻度がフック選びの2大基準です。
注意したいのがダイソー製フックの構造上の特性です。U字フックなど標準タイプは「ボード裏で固定するロック機構がない」ため、物を取り外す際にフックごと抜けることがあります。固定が必要な場面ではボタンフックやループフック(固定式)を選ぶか、ホームセンターのロック機構付きフックと組み合わせるのが賢い使い方です。
| フック種類 | 穴の数 | 主な用途 | 取り外し頻度 |
|-----------|--------|---------|------------|
| U字フック | 1穴 | 軽い小物全般 | 低め |
| U字フック 固定式 | 2穴 | 鍵・アクセサリー | 高め |
| ループフック | 2穴 | 毎日使う小物 | 高め |
| ハンガーフック | 2穴 | アクセサリー複数掛け | 中程度 |
| 棚用フック+棚セット | 2穴×2 | 瓶・文具・置き物 | 低め |
| ボタンフック | 1穴+ネジ固定 | コート・重いバッグ | 低め |
ダイソーで買えるパンチングボードの活用法とフック種類の詳細(dime.jp)
「100均だから軽いものしか掛けられない」と思い込んでいる方が多いですが、実際の耐荷重を確認してから使うほうが安全です。ダイソーのデザインボード全体の耐荷重は最大4kg(最大サイズの30cm×60cmの場合)、フック1個あたりは1kgまでとなっています。4kgはスマートフォン8〜9台分に相当するため、日常的な小物収納であれば十分な容量です。
問題になりやすいのは「4kgまでOKだから何でも掛けて大丈夫」と判断するケースです。フック1個の上限は1kgである点を忘れると、重めのコードリールや工具を1本のフックに掛けた際に変形・落下するリスクがあります。重い物を掛けたいときはフックを複数個所に分散させるのが条件です。
また、100均のフックにはボード裏側で「ロック」される仕組みがないため、物を取るたびにフックが一緒に外れる現象が起きやすいです。これは高頻度で使うアイテムには不便です。毎日取り外す鍵や時計などには、穴2つを使うループフック(固定式)か、ネジ固定のボタンフックを選ぶのが基本です。
設置方法もポイントです。ダイソーの有孔ボードは「壁に直接取り付けるタイプ」ではなく、専用スタンドセット(2個入り・110円)で自立させる置き型です。スタンド使用時は奥行きが約12cm必要になるため、棚の上や壁際の設置スペースを事前に測っておきましょう。賃貸でも壁を一切傷つけずに使えるのはこの構造のおかげです。
壁に直接固定したい場合は、石膏ボード用のピンフックを使う方法があります。ダイソーの石膏ボード用ピンフック(耐荷重約2kg)を2〜4箇所に使えば、ボード裏に1〜2cm程度の隙間ができ、フックが引っかかるスペースを確保できます。賃貸での穴跡は直径1mm以下の細いピン跡のみで、退去時の原状回復にほぼ影響しません。
有孔ボードの基礎知識とDIY時の注意点・設置方法(平安伸銅工業 LABRICO)
有孔ボードの最大の強みは「フックの位置をいつでも変更できる」点にあります。ライフスタイルや季節に合わせて配置を自由に変えられるため、一度設置すれば長期間使い続けられます。以下では実際に効果が高い場所別の活用例を紹介します。
玄関での活用は特に効果的です。30cm×60cmのボードを1枚置くだけで、鍵(U字フック固定式)・マスク4枚(ハンガーフック)・消毒スプレー(棚用フック+棚板)・ハンコ(棚板)を一か所にまとめられます。「あれどこだっけ?」を解消するうえで、定位置を作ることが最大のポイントです。家族の人数に応じてU字フックを追加するだけで人数分の鍵収納にすぐ対応できます。
デスク周りでは、スマートフォン・ワイヤレスイヤホン・スマートウォッチ・充電ケーブルなどのガジェット類をすっきりまとめることができます。棚用フック+棚板でデバイスの充電スタンドを作り、ハンガーフックにケーブルを引っかけると配線が宙に浮いてデスク上がスッキリします。ゲームコントローラーも壁に掛けることで「どこに置いたか分からない」問題がなくなります。
キッチンでは、フライパンや小型の調理器具の収納に有孔ボードが活躍します。ただしキッチンは油や水気が多い環境です。ダイソーのデザインボードはMDF素材で湿気に弱いため、水が直接かかりやすいシンク周辺への設置は適していません。コンロ横や食器棚脇といった比較的乾燥している場所への設置が長持ちの条件です。
リビングではリモコン・ティッシュ・眼鏡など「定位置が定まらない物」を集約する場所として使えます。横向きに設置すると高さ30cmのスペースに壁掛け時計まで収まります。家族全員がしまいやすい定位置を作ることで、散らかりにくい部屋が自然と実現します。
収納を極めたい方にとって意外な盲点になりやすいのが「ダイソーフックとホームセンター品・他100均品の使い分け」です。全てをダイソーで統一するのが必ずしも最善ではありません。
ダイソーのフックの最大の弱点は前述の通り「裏ロックがない」点です。これを補うために、ホームセンターで販売されている「ロック機構付き有孔ボードフック」(25mmピッチ対応品・1個あたり100〜200円程度)と組み合わせるのが実はコスパの良い選択です。ボード本体は330円のダイソー品を使い、毎日触るフック数個だけロック付きに替えるという方法です。これにより「フックが外れてイライラする」問題だけを解決できます。
また、ダイソーのパンチングボード(ABS樹脂製・25cm×25cm・110円)はデザインボードとは別ラインの商品で、素材がプラスチックです。浴室や洗面所といった水気のある場所への設置に向いており、同ラインの吸盤(10個入り・110円)で取り付ければ水まわりの収納が実現します。素材とサイズが異なるため、デザインボードとパンチングボードは使用環境で使い分けるのが賢い方法です。
さらに、ダイソーとニトリのデザインボードは穴径5mm・ピッチ25mmの同規格です。ニトリのボード(39.7cm×29.7cm・価格は商品により異なる)はダイソーより厚みがあり(約6mm)、重量物の収納でより安定します。ニトリのボードにダイソーのフックを取り付けることも、互換性の観点から問題なく使えます。つまり「ボードはニトリ、フックはダイソー」という組み合わせもコスパと安定性を両立する有力な選択肢です。
ダイソーの有孔ボード関連アイテムだけでも、2026年2月時点でボード・フック・棚・スタンドを合わせると20アイテム以上が揃います。まず30cm×60cmのボード1枚(330円)とスタンドセット(110円)とフック2〜3種(各110円)を買うと、合計770〜880円で壁面収納のスターターキットが完成します。千円以内で収納の定位置が作れると考えると、コスパは抜群です。
ダイソーとニトリのパンチングボードの互換性と活用例(enfant.media)
100均フックとD&Rフックの違い・ロック機構の比較検証(DIY MAGAZINE)