

ケーブルクリップの100均マグネットタイプは「貼るだけで収納が変わる」と思われがちですが、実は冷蔵庫の側面に貼ると電気代が上がって損をします。
100均のマグネット付きケーブルクリップは、大きく「クリップ単体タイプ」と「台座+クリップのセットタイプ」の2種類に分かれます。それぞれの特徴を把握すると選び方がぐっとラクになります。
【ダイソー:マグネット付コードクリップ 110円】
ダイソーのマグネット付コードクリップはシンプルなクリップ型で、裏面のマグネットで冷蔵庫・スチール棚・ホワイトボードなどに直接貼り付けられます。耐荷重は約200gで、充電ケーブルやイヤホンコードをしっかりと固定できます。コードを挟む穴は「大」と「小」の2サイズが1セットに入っており、スマートフォン充電ケーブルのような太めのコード(直径4mm前後)から、細いイヤホンコードまで対応可能です。ただしイヤホンは逆にユルユルになることもあるので注意が必要です。
【セリア:ケーブルホルダーマグネット 110円】
セリアの商品は金属プレート1枚+ホルダー2個入りという構成です。プレートを壁や棚に粘着シールで固定し、マグネット入りのホルダーをそこにくっつける仕組みです。2個のホルダーは穴のサイズが異なり、太さの違うケーブルに合わせて使い分けられます。セリアユーザーからは「磁力が想定より強くて安心」という口コミが多く、実用上の満足度は高め。
【キャンドゥ:マグネット付ケーブルホルダー 330円】
キャンドゥは台座1個+マグネットクリップ3個のセット品で、100均の中では価格が高めですが内容が充実しています。クリップの裏に約2500ガウスの磁石が使われており、台座にパチッとくっつく感触がかなり強力。クリップはシリコン素材で柔らかく、太さ直径約3mmまでのケーブルを片手で簡単に取り付け・取り外しできます。リビングの充電コーナーを家族全員で使いたいときに向いています。
以下に3商品の概要をまとめました。
| 商品名 | 価格 | 磁力(目安) | 対応ケーブル径 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ダイソー マグネット付コードクリップ | 110円 | 普通 | 細〜中太 | 裏面マグネットで直接設置 |
| セリア ケーブルホルダーマグネット | 110円 | 強め | 中〜中太 | プレート+ホルダー2個構成 |
| キャンドゥ マグネット付ケーブルホルダー | 330円 | 約2500ガウス(強力) | 直径3mmまで | 台座+クリップ3個・シリコン素材 |
つまり「とにかく安く済ませたい」ならダイソー・セリアの110円商品、「家族みんなが使いやすいセット」を求めるならキャンドゥが条件です。
参考リンク(各メーカーの商品情報・使用例)。
ダイソー公式ネットストア:マグネット付コードクリップ商品ページ(耐荷重200g・製品仕様を確認できます)
「買ってすぐ貼ったのに、半日で落ちた」という声はSNSでも多く見られます。これは使い方よりも「設置場所の素材」に原因があるケースがほとんどです。
マグネット系クリップが落ちやすい素材は以下のとおりです。
粘着テープがはがれやすい場合の対策として、最も手軽なのは「水洗いで粘着力が復活するシリコン系粘着シート」を使うことです。市販のケーブルクリップ商品の中にはこのタイプが採用されているものもあり、複数回の貼り直しに対応できます。また、貼り付け直後に「上下左右に軽く押し動かす」だけで粘着剤が凹凸に馴染み、はがれにくくなります。これは意外と知られていない方法ですね。
アイアン脚のデスクや金属製のデスクシェルフを使っている場合は、粘着テープを一切使わずにマグネットだけで設置できます。この場合は磁力が強いほど安定するため、100均ネオジウム磁石との組み合わせDIYが有効です(詳しくは後述)。
参考リンク(粘着テープが剥がれやすい素材と対策についての詳細解説)。
テープおまかせナビ:「テープがつかない・はがれる原因と対策」(素材別の接着力と対策製品を解説)
収納上手な人ほど、冷蔵庫の側面をマグネット収納スペースとして活用しがちです。しかし実はこれ、見た目はすっきりでも家計には地味なダメージになります。
冷蔵庫は上面・側面から庫内の熱を逃がす「放熱」という仕組みで稼働しています。側面にマグネットで紙やアイテムを貼りすぎると、この放熱を妨げてしまい、冷蔵庫が冷えにくくなるのです。パナソニックや日立のFAQページでも「側面へのマグネット設置は避けてください」と明記されており、電力消費量の増加につながると注意喚起されています。電気代に換算すると年間で数百円〜数千円規模の差が出ることもあります。
ケーブルクリップを冷蔵庫まわりで使いたい場合は、以下の点に注意すれば大丈夫です。
「正面ドアに貼る」が原則です。
参考リンク(冷蔵庫への磁石設置に関するメーカーの公式見解)。
パナソニック公式FAQ:「冷蔵庫の側面・ドアにマグネットはつけられるか」(側面への設置が放熱を妨げる理由を解説)
「市販のマグネットクリップは磁力が弱くて物足りない」「デスクに粘着テープで貼りたくない」という場合に有効な手段が、100均材料だけで行う強力マグネット仕様のDIYです。合計550円で実現できます。
【必要なもの(すべてダイソーで購入可能)】
【DIY手順】
コードクリップ裏面の粘着テープを活かして、ネオジウム磁石を背面に貼り付けるだけです。磁石とクリップの裏面サイズがほぼぴったりフィットするため、追加の工具は不要です。完成したクリップをアイアン脚のデスクやスチールラックの脚に付けると、ネオジウム磁石の強力な引力によりコードを引っ張っても外れません。
【使用時の注意点】
ネオジウム磁石は通常の100均マグネットの数倍〜数十倍の磁力があります。精密機器や磁気カード(ICカード、クレジットカードなど)の近くに置くと、データ破損のリスクがあります。デスクまわりで使う場合は、SuicaなどのICカード入りの財布や、HDD(外付けハードディスク)から10cm以上は離した位置に設置することを心がけましょう。
DIYのメリットは「場所を選ばず取り外し・移動が自由」な点です。粘着テープを使わないため大切なデスクを汚すことなく、使用頻度に応じてレイアウトを変更できます。実際に5年以上このDIYを継続している人の報告でも「充電効率の変化や周辺機器の誤作動はなし」とのことで、実用性も確認されています。これは使えそうです。
参考リンク(100均DIYによる強力マグネットクリップの実例紹介)。
deppamochi.com:「100均コードクリップを簡単DIYでさらに便利にする方法」(ネオジウム磁石との組み合わせDIYを写真つきで解説)
マグネット付きケーブルクリップの多くは「デスクまわり」での活用がメインに紹介されています。しかし、設置可能な面積はデスクだけに限りません。ここでは、検索上位には出てこない独自の活用場所を3つ紹介します。
① スチールラックの棚柱(ポール部分)
スチールラックはポール(支柱)自体がスチール素材のため、追加工具なしでマグネットが直接くっつきます。棚の高さを変える感覚で、ケーブルホルダーの位置も自由に上下調整できます。たとえばルーターやNASを棚に置いている場合、LANケーブルや電源ケーブルの垂れ下がりをポール沿いに整列させると、見た目が劇的にすっきりします。スチールラックの棚一段分(幅60cm程度)の配線を整理するのに、110円クリップが3〜4個あれば十分です。
② 洗濯機・乾燥機のドラム上面や側面(スチール製の場合)
洗濯機のドラム部分や乾燥機の上面はスチール製が多く、マグネットが使えます。洗面所でよく使うドライヤーやシェーバーのケーブルを壁側に這わせるためのガイドとして使うと、床を这う配線がなくなり掃除がぐっとラクになります。この使い方は「扇風機のコード収納」にも有効で、シーズンオフの収納時にコードをクリップでまとめてから本体に沿わせておくと取り出しもスムーズです。
③ ホワイトボード・スチール製収納ドアの裏面
家庭のホワイトボードや金属製収納棚の内側ドアは、普段「見えない」場所のためデッドスペースになりがちです。ここにマグネットクリップを設置すれば、スマホ充電ケーブルをドアの内側に隠しながら定位置に保管できます。充電するときはドアを開けてケーブルを引き出すだけ。家族の共用スペースでケーブルが見えない状態をキープできます。
いずれの場所も「スチール素材かどうか」を確認することが条件です。スチールでない場所に無理にマグネットを使おうとすると、粘着テープのみに頼ることになり、半日で落ちるという失敗につながります。設置前に小さな磁石を当ててみて、くっつくかどうか確認するひと手間が重要です。
参考リンク(スチールラックやホワイトボードへのマグネット設置の応用例)。
RoomClip mag:「家中で大活躍な100均のマグネットアイテム」(スチール面を活かした収納実例が多数掲載)