

衣類を全部引き出しに詰め込むと、カビで一シーズン着られなくなることがあります。
ベッド下の引き出し収納は「使用頻度が低いもの」を入れるのが基本です。毎日のように出し入れをするには構造上やや手間がかかるため、季節ごと・用途ごとに管理できるアイテムが最も向いています。
収納に関するアンケート調査では、約24.4%の人が「洋服の収納場所が足りずに困った経験がある」と回答しています(株式会社もしも調べ、2025年2月実施)。つまり4人に1人が洋服の置き場に悩んでいるということです。これは、ベッド下引き出しが収納不足の強力な解消手段になることを示しています。
具体的に引き出しへの収納に向いているアイテムは次のとおりです。
| アイテム | 向いている理由 | ひと言メモ |
|---|---|---|
| ⛄ オフシーズンの衣類 | 約半年間出し入れが不要 | 防虫剤・乾燥剤とセットで入れる |
| 🛏️ オフシーズンの寝具 | 毛布・タオルケットなどかさばるものを一元管理 | 来客用寝具にも最適 |
| 🌀 季節家電 | 扇風機・電気毛布など年1回使用のもの | 元の箱や袋に入れてから収納 |
| 🎒 防災グッズ | 寝室での緊急時に即アクセス可能 | リュック型でまとめると持ち出しが速い |
| 🧳 スーツケース | 普段使わないが場所をとる大型アイテム | 中にも小物を入れて二重活用できる |
引き出しに向いているのは「使わない期間が長い」アイテムです。これが基本です。
オフシーズンの衣類については、スウェットやパジャマ、ニットなど「畳んでもシワになりにくいもの」が特に向いています。ハンガー収納が必要なシャツやジャケットよりも、折りたたみやすい素材のほうが引き出しの空間を無駄なく使えます。
防災グッズについては、特にベッド下への収納が強く推奨されます。地震は夜間や早朝に発生することもあり、就寝中に被災した場合、ドアが変形して部屋に閉じ込められるリスクがあります。そのような状況でも、ベッド下に防災リュックがあれば救助を待つ間の備えになります。防災グッズをリュックにまとめておけば、暗い中でも「引き出しを開けてリュックを出す」という一動作で持ち出せます。
季節家電は、元の箱に入れた状態のままベッド下に収納できると、ほこりが細部に入り込みにくく、保証書や取扱説明書も一緒に管理できて便利です。パッケージが大きすぎる場合は、ジップ付きの収納袋や不織布の袋にまとめる方法も効果的です。
引き出し収納の弱点は「縦スペースが限られている」点です。一般的な引き出し付きベッドの引き出し深さは約15〜24cm程度で、縦置きハンガー収納のイメージで考えると少し窮屈に感じます。だからこそ、畳み方と並べ方に工夫が必要です。
実は「シワになる服」と「シワにならない服」を分けて考えるのが鉄則です。
- 🧣 平置き向き:シャツ・ブラウス・デニムパンツなど、折り目がつきやすい素材
- 📦 立て収納向き:Tシャツ・スウェット・パジャマ・靴下など、シワになりにくい素材
立て収納(ファイルボックスのように縦に並べる方法)は、一覧性が高く、1枚取り出しても全体が崩れないため、頻繁に出し入れしても乱れにくいというメリットがあります。市販の「洋服収納ボード」や「仕切り板」を使うと、崩れ防止がより確実になります。
これは使えそうです。
引き出しの奥行きを最大限に活かすには「手前=使用頻度高め、奥=ほぼ使わない」のゾーニングが有効です。具体的には、手前にインナーやパジャマ、奥にオフシーズンのニットやコートを配置するイメージです。引き出しを開けるたびに「何が入っているか一目でわかる」状態が理想です。
オフシーズンの衣類を収納する際は、必ず防虫剤と乾燥剤をセットで入れましょう。クリーニング後のビニール袋は「通気性がない」ため、袋内に湿気がこもってカビの温床になります。ビニールは外し、不織布の収納袋に入れ直すのが正解です。
また、ラベリングも忘れずに行いましょう。引き出しの外側や手前の見える位置に「夏物Tシャツ」「冬用インナー」などと書いたラベルを貼っておくと、引き出しを開けずに中身がわかります。特に複数の引き出しを管理する場合、ラベリングの有無で探す手間が大きく変わります。
ラベリングが条件です。
衣類を立てて収納するときのたたみ方の目安は、引き出しの高さに合わせた「3つ折り〜4つ折り」です。たとえば深さ18cmの引き出しであれば、Tシャツを3つ折りにするとちょうど立てて収まりやすくなります。
大容量のスペースがあるからといって、何でも入れてよいわけではありません。ベッド下の引き出しに入れると後悔しやすいアイテムがあります。
まず、開封済みの食品や飲み物は絶対NGです。ベッド下は食品の保管に適した温度・湿度を保てません。さらに食品のにおいがベッドフレームや衣類に移り、害虫(ゴキブリ・ダニなど)を引き寄せます。万が一害虫が発生すると、駆除費用として数万円規模の出費になることも珍しくありません。食品はキッチン周辺か冷暗所で管理するのが鉄則です。
次に、着物や礼服など湿気に弱い高価な衣類も避けるべきです。着物は湿度管理を誤るとカビや変色が発生し、1枚数万〜数十万円の損害につながる場合があります。これらは専用の桐箪笥か、防湿性の高い収納ケースでの保管が向いています。
また、革製のバッグや財布、ファー付きコートなども要注意です。これらはベッド下の湿気と熱で型崩れやひび割れが起きやすく、1〜2シーズンで劣化が進むことがあります。
以下にまとめます。
| 入れてはいけないもの | 理由 | 起こりうるリスク |
|---|---|---|
| 🍫 開封済みの食品・飲料 | 腐敗・害虫を引き寄せる | 害虫発生→駆除費数万円 |
| 👘 着物・礼服など高価な衣類 | 湿気でカビ・変色が起きやすい | 着物1枚で数十万円の損害 |
| 👜 革製バッグ・ファー製品 | 湿気で型崩れ・ひび割れが進む | 1〜2シーズンで使用不能になることも |
| 📄 重要書類・通帳類 | 湿気で紙が劣化・文字が滲む | 再発行手続きに時間と費用が発生 |
痛いですね。
重要書類や通帳については、盗難リスクも考慮して別の場所での管理を推奨します。ベッド下は鍵がかかる構造ではないため、セキュリティ面では適していません。貴重品は耐火金庫や鍵付きの書類ケースで管理するのが安全です。
風水の観点からも、ベッド下には「清潔な衣類・寝具」を入れるのが良いとされています。汚れた衣類や使い古しの雑貨を詰め込むと気の流れが滞り、睡眠の質や運気に影響するとも言われています。気になる方は、「洗濯済み・清潔なもの限定」というルールを設けるだけでもスッキリします。
「収納を極めたい」と思っている人でも、このポイントを見落としがちです。カビは湿度70%以上で急速に繁殖します。ベッド下は就寝中の体温・汗の水蒸気が下方向に蓄積しやすく、密閉された引き出しの内部は特に湿気がこもりやすい構造です。カビが衣類に発生すると、洗濯だけでは落ちないケースが多く、場合によってはシーズン前に着られなくなります。
対策の基本は「湿気を入れない・入った湿気を逃がす・ほこりを遮断する」の3ステップです。
この「使用頻度ゾーニング」があると、引き出しを開けるたびに「これはどこだったっけ?」という状態にならず、整理のリセットも楽になります。
ラベリングの実践運用では、100均の「マスキングテープ+油性ペン」が最もコスパの高い方法です。引き出しの前面に貼れるサイズのタグを作り、内容物のカテゴリ(例:「冬インナー」「扇風機」「防災リュック」)を書くだけです。中身が変わったときに剥がして貼り直せるマスキングテープは、引き出しラベルに最適です。
さらに、意外と実践者が少ない「収納したことを記録するリスト」を作る習慣が有効です。スマートフォンのメモアプリや付箋に「引き出し1:冬Tシャツ・インナー、引き出し2:扇風機・防災リュック」のように書いておけば、引き出しを開けなくても中身を把握できます。これにより「同じものを二重買いしてしまった」「あると思っていたのになかった」といった無駄遣いを防止できます。
最低でも年2回(衣替えのタイミング)に全引き出しの中身を見直すことを「メンテナンスデー」として設定するのも効果的です。このタイミングで除湿剤の交換・不要品の処分・ラベルの更新を一括して行うと、管理の手間を最小化できます。つまり、年2回のメンテナンスで十分維持できる収納設計が理想です。
ベッド下引き出しを「見えないから何でも入れる場所」にしてしまうと、気づかないうちに「使えないデッドスペース」になります。最初に役割・ゾーニング・ラベルを設計してしまえば、そのあとは仕組みが勝手に整理を維持してくれます。
ラベリングとゾーニングが基本です。
使用頻度の管理について参考になる情報はこちらです。
ベッド下収納のコツ|湿気対策とスペース活用が鍵(天馬フィッツワールド)

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