

丸めた書類を筒にそのまま立てると、取り出すたびに折れ目が付く。
収納グッズを選ぶとき、最初に気になるのはやはり価格とサイズ感です。100均の書類ケース筒は、そのコストパフォーマンスの高さからSNSでも話題になることが多く、同様の商品がホームセンターやドン・キホーテでは約2,000〜3,000円することを考えると、その差は歴然です。
ダイソーで販売されている筒型書類ケース(商品名「書類ケース 大」)の価格は税込330円です。一見すると「100均なのに300円?」と感じるかもしれませんが、これだけの機能を持つアイテムとしては、むしろかなりお得な価格設定といえます。
| 店舗 | 商品タイプ | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ダイソー | 筒型(伸縮式) | 330円 | 直径8cm、A0対応、ベルト付き |
| セリア | 三角ケース型 | 110円 | 長さ52.5cm、梱包・発送用 |
| キャンドゥ | 筒型 | 330円 | A3対応、シンプルデザイン |
| ドン・キホーテ | 筒型 | 約3,000円 | 耐久性高め |
| ホームセンター系 | 筒型・フォルダ型 | 2,000円〜 | 防水・防塵仕様あり |
ダイソーの筒型書類ケースは、短い状態で約63cm、最大限に伸ばすと約100cm(安定使用は80cmまで推奨)の長さになります。直径は約8〜8.5cm。たとえると、一般的なテニスラケットのグリップ部分の直径(約3cm)の約3倍弱の太さです。丸めたA0サイズ(84.1cm×118.9cm)の紙でも余裕をもって収納できます。
つまり330円が基本です。セリアだけはあくまで梱包・発送用のシンプルな三角形ケースで、プラスチック製の伸縮タイプはダイソーとキャンドゥが主なラインナップになります。
材質は高密度ポリエチレン(HDPE)製で、軽量でありながら一定の剛性を持っています。ただし完全に硬いわけではなく、指で押さえると若干たわむ程度の硬さです。肩掛け用のベルトが標準装備されており、長距離移動でも手が疲れにくい設計になっています。
ダイソー公式ネットストア|書類ケース・セクションファイル・筒カテゴリー(最新の在庫情報を確認できます)
収納グッズとして高く評価されているダイソーの筒型書類ケースですが、実際に使ってみると「蓋が勝手に外れる」という声が非常に多く見られます。SNS上でも「頻繁に蓋が外れる」「少しブラブラさせるとズレてしまう」という投稿が複数確認できます。これは知らないと損する話です。
なぜ蓋が外れやすいのでしょうか? 仕組みは単純で、蓋の側面にある小さな凸部分を本体の凹部分にかみ合わせるだけのロック機構だからです。凸と凹の噛み合い深さが浅く、振動や角度の変化で簡単にずれてしまいます。持ち運び中に中身がバラバラと飛び出してしまうと、大切な書類や設計図が傷つく危険があります。
解決策は非常にシンプルです。輪ゴムを蓋のロック部分に巻くだけでOKです。
瓶の蓋を開けるときに輪ゴムを巻いて滑り止めにするのと同じ原理です。見た目もほとんど変わらず、セロテープやガムテープを外側に貼った場合と違い、はがした後のべたつきも発生しません。これが条件です。
もし携帯中に強い衝撃がかかる可能性がある場合(自転車通勤や電車での通勤混雑など)は、養生テープで外側から蓋と本体の継ぎ目をぐるりと一周テープ留めするという対策も一部のユーザーが実践しています。ただし、この方法は毎回はがす手間が発生するため、輪ゴム方式の方が日常使いには向いています。
また、筒を伸ばして使う場合も注意が必要です。長さを調整したら、伸縮部分の固定をしっかり確認してから収納物を入れましょう。伸縮部分の固定ロックも同様に凸凹機構なので、指でしっかり押し込んで「カチッ」という感触を確認するのが基本です。
「書類ケース」という名称のため、紙を入れるだけのアイテムだと思われがちですが、内径約8cmという太さのおかげで、実はかなり幅広いものを収納できます。これは使えそうです。
まず書類・紙類の対応サイズを整理します。
一方、書類以外でも内径8cm以下のものであれば収納できます。ユーザーの実際の活用例として確認されているものは次のとおりです。
特に「書類以外の長尺物の収納」という点で、このケースは他に代わりのない独特の強みを発揮します。たとえばシーズンオフの突っ張り棒をまとめてクローゼットに立てかける場合、むき出しのまま放置すると傷ついたり倒れたりしますが、この筒ケースに入れておけば省スペースかつ安全に保管できます。
ただし、筒の直径(最も短い部分で約7cm、口径で約8〜8.5cm)を超えるものは当然入りません。直径8cmは、だいたい一般的な卓球ラケットのグリップ部分の太さの約2.5倍を目安にイメージしてください。入れる前にサイズを確認するのが大切です。
初めてダイソーの筒型書類ケースを見た人の多くが「A0対応と書いてあるけど、こんなに短くてA0サイズの紙が入るの?」と疑問を持ちます。実は筆者と同じ思い込みをしている人が非常に多く、これを知らずに購入を見送っているケースもあります。意外ですね。
この筒は「伸縮構造(アジャスター式)」を採用しています。外側の管と内側の管が二重構造になっており、内側の管を引き出して長さを調節し、固定穴にはめ込むことで長さをロックします。
伸縮の手順は次の通りです。
なお、最大まで伸ばすと外側・内側の管が重なる部分が短くなり、上部がわずかにふらつく感触があります。実用的な安定感を保つには80cm程度までが限度という意見が多く見られます。A0サイズ(縦118.9cm)を収納する場合、丸めた状態の長さは紙の幅に依存するため、84.1cm方向に沿って丸めれば、伸縮を80cmまでに抑えても問題なく収納できます。
A0サイズは新聞紙(半ページ)4枚分弱の大きさですから、イメージとして非常に大きな紙でもしっかり収まるということですね。
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収納を極めたい人にとって、筒型ケースの「立てる収納」は見落とされがちな宝の山です。フラットな書類整理に慣れている人ほど、筒を寝かせて収納しようとしがちですが、これは実はスペースを最大限に活かせない方法です。
筒型書類ケースを最も効率よく使うコツは「縦置き(立てる収納)」です。たとえば、クローゼットの角やデッドスペースになりやすい壁際に立てることで、床面積をほぼゼロに近い状態で複数本を整理できます。
立てて収納する際のポイントを以下にまとめます。
一方で、寝かせて収納するとどうなるか。書類を入れた状態で横置きすると、中の紙が一方向に寄ってしまい、出し入れのたびに紙がくるくると動いて端が折れるリスクがあります。筒の性質上、縦置きが最も書類を傷めないということですね。
さらに、一般的にあまり知られていない活用法として「筒の底部分を下にしてデスク上に立てるペンスタンド兼書類収納」があります。短縮した状態(約63cm)のままでは当然デスクに置けませんが、市販の短い筒型書類ケース(長さ30cm前後)が手に入る場合は、これをデスクの端に縦置きして「頻繁に取り出す設計図や楽譜の一時置き場」として機能させることができます。デスク上に紙を散らかさずに立てて管理できるため、探す手間が大幅に削減できます。
なお、賞状やA4書類を丸めて保管する用途には「書類ケース小」(商品によっては約32cm前後のサイズ)も別途販売されていることがあり、こちらはデスク引き出しにも収まりやすく、使い分けるとより収納効率が高まります。
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