

新宿区では、2024年4月からプラスチックの分別ルールが大きく変わりました。古い常識のまま捨てると分別ミスになる可能性があります。
「プラスチックは燃やすごみでしょ」と思い込んでそのまま出してしまうと、新宿区では回収されずに残る可能性があります。
新宿区は2024年4月1日から、製品プラスチックを「燃やすごみ」ではなく「資源プラスチック」として回収するルールに変更しました。これは見過ごされがちな大きな改定です。つまり、100%プラスチック素材のピンチハンガーは「資源プラスチックの日」に出すのが正解です。
ただし、例外があります。金属バネや金属フレームが含まれている混合素材のピンチハンガーは、資源プラスチックには出せません。その場合は「燃やすごみ」か「金属・陶器・ガラスごみ」になります。
新宿区の分別辞典では、ハンガーについて以下のように記載されています。
| 素材 | 区分 |
|---|---|
| 100%プラスチック製(単一素材・30cm角以内) | 資源プラスチック |
| 金属・陶器・ガラス等が含まれるもの | 金属・陶器・ガラスごみ |
| 上記以外(混合素材など) | 燃やすごみ |
つまり素材の確認が条件です。
出し方の基本ルールも押さえておきましょう。資源プラスチックは「週1回の資源の収集日、午前8時まで」に、ふたつきの容器か中身の見えるポリ袋に入れて出します。汚れが残っている場合はリサイクルできないため、洗うか布で拭いてから出してください。
新宿区の公式情報は定期的に更新されるため、出す前に必ず確認することをおすすめします。
新宿区公式|資源プラスチックの出し方(最終更新:2025年2月25日)
新宿区公式|資源・ごみ分別辞典(ハンガーの分類を確認できます)
収納を見直すタイミングで複数のピンチハンガーを処分する場合、素材の見分け方を知っているだけで作業がスムーズになります。
市場に出回っているピンチハンガーには、大きく3つの素材パターンがあります。それぞれ新宿区でのごみ区分が異なるため、一つずつ確認していきましょう。
① 100%プラスチック製(フレームもピンチもすべてプラスチック)
ダイソーや無印良品などで多く見られるタイプです。新宿区では「資源プラスチック」に分類されます。ただし条件があり、一辺が「おおむね30cm以内」であること、そして単一素材(100%プラスチック)であることが必要です。30cmはハガキの短辺(14.8cm)のほぼ2倍、またはA4用紙の短辺(21cm)より少し大きいサイズ感です。これより大きなタイプは粗大ごみになります。
② 金属製(ステンレス・アルミ製フレーム)
錆びにくく丈夫な金属製ピンチハンガーは「金属・陶器・ガラスごみ」として出せます。寿命が5〜10年以上と長いため、収納整理のタイミングで処分する方も多いアイテムです。
③ 混合素材(プラスチックフレーム+金属バネのピンチ)
もっとも一般的なタイプです。「100%プラスチック」ではないため、資源プラスチックには出せません。この場合は「燃やすごみ」として処分します。
混合素材が原則です。市販のピンチハンガーの多くはこのパターンに当てはまります。
分別に自信がない場合は、新宿区公式アプリ「さんあ~る」を活用するのが便利です。品目名を入力するだけで分別区分を調べられます。
新宿区公式|令和6年4月からプラスチックの分別方法が変わりました(2024年改定の詳細)
混合素材のピンチハンガーでも、解体することで素材ごとに正確に分別できます。これはリサイクル率を高める観点でも有効です。
解体のポイントは「ピンチ(洗濯ばさみ)」と「フレーム(骨組み)」を分けることです。多くのピンチハンガーは、ピンチをフレームから指で引き抜くか、少し開いた状態でスライドさせると外れます。
外したピンチを確認してみましょう。
- プラスチック部分(ピンチ本体) → 金属バネが入っている場合は「燃やすごみ」
- 金属バネ(ステンレス製) → 外せた場合は「金属・陶器・ガラスごみ」
- 金属フレーム → 「金属・陶器・ガラスごみ」
- プラスチックフレームのみ → 「資源プラスチック」(単一素材・30cm以内)
これは使えそうです。
ただし、分解した部品が小さな金属片になる場合は取り扱いに注意が必要です。新聞紙やチラシで包んでから袋に入れると、収集作業員の方のけが防止につながります。無理に分解する必要はなく、素材の主体がプラスチックか金属かを判断するだけでも十分です。
「分別が難しい」と感じたときは新宿清掃事務所(03-3364-1271)に問い合わせると丁寧に教えてもらえます。
「大型のピンチハンガーも燃やすごみで出せる」と思い込んでいると、回収されないまま残ってしまいます。サイズによっては粗大ごみの扱いになります。
新宿区では、一辺の長さがおおむね30cmを超えるものは粗大ごみとして扱われます。洗濯物を大量に干せる大型の折りたたみ式ピンチハンガー(幅40〜60cm程度)は、この基準に当てはまります。粗大ごみが条件です。
粗大ごみとして出す場合の手順は以下の通りです。
STEP 1:申し込む(電話 or インターネット)
- 電話:粗大ごみ受付センター 03-5304-8080(月〜土 8時〜19時)
- インターネット:新宿区粗大ごみインターネット受付(24時間対応)
STEP 2:手数料を確認し、処理券を購入する
ハンガーラック・パイプハンガー(1列式)の手数料は400円です。2列式や回転式は900円になります。処理券(A券200円・B券300円)は区内のセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなどのコンビニで購入できます。
STEP 3:処理券をピンチハンガーに貼り、収集日の朝8時までに出す
指定の場所に出すだけで完了です。自分で持ち込むことはできません。
粗大ごみ処理券は必ず「新宿区指定」のものを購入してください。他区の処理券は使えないため注意が必要です。400円は東京都内のスーパーで売っているカップラーメン約10個分程度の感覚です。決して高額ではありません。
新宿区公式|粗大ごみ処理手数料一覧(ハンガーラックの料金確認)
収納を見直したいなら、ピンチハンガーの「使い続けること」自体が収納効率を下げている可能性があります。これは意外と見落とされがちなポイントです。
プラスチック製のピンチハンガーの一般的な寿命は1〜3年程度です。金属製(ステンレス・アルミ)になると5〜10年以上使えます。寿命が来たサインを具体的に確認しましょう。
| チェックポイント | 処分の目安 |
|---|---|
| 白い粉や白化が出てきた | プラスチックの加水分解。即交換推奨 |
| ピンチが折れ始めた | バネの金属疲労。衣類に落下リスクあり |
| ピンチが閉まりにくい・開きにくい | バネの弾力低下。洗濯物が落ちやすくなる |
| フレームが曲がっている | 重みで変形。形状記憶されているので戻らない |
意外ですね。
「まだ使えるから」という判断でくたびれたピンチハンガーを使い続けると、洗濯物が落ちて再洗濯が必要になったり、バネの錆が衣類についたりすることがあります。これは時間と労力という観点での明確なデメリットです。
収納を極めたいなら、道具の品質も管理の対象に含めることが大切です。プラスチック製が劣化してきた場合、ステンレス製に買い替えることで寿命が3倍以上になり、長期的なコストパフォーマンスは大きく改善します。
古いピンチハンガーを捨てるついでに、まだ使えるものは地域のフリマアプリ(ジモティーなど)に出品したり、近隣の方に譲ることも選択肢の一つです。ただし状態の良いものに限ります。
収納と断捨離を同時に進める場合は、「素材の統一」を意識してまとめて処分・買い替えするとごみの分別作業も一度で済みます。これは覚えておくと得です。