

壁に立てかけるだけのモップ収納は、実は半年で約3,000円分の道具をカビ・劣化で買い替えさせる原因になっています。
100均のモップキャッチを購入したらまず確認すべきことがあります。それは「貼り付ける面の素材」です。ダイソーやセリアのモップキャッチに付属している3M粘着テープは、タイル・ガラス・ステンレス・冷蔵庫の鋼板など、ツルツルした表面に対して最大限の粘着力を発揮するよう設計されています。
一般的な布クロス(壁紙)は表面に細かな凹凸がある織物素材のため、粘着テープとの接触面積が極端に小さくなります。ダイソーのモップキャッチを壁紙に貼ったユーザーからは「2か月後に2本とも落下した」という報告も多数あり、これは仕様外の使用方法に起因しています。壁紙への設置が原因です。
壁紙派には3つの代替手段があります。
- 養生テープ(マスキングテープ)を先に貼る方法:壁紙の上にマスキングテープを重ね貼りし、その上に粘着テープを貼り付ける。直接貼るより格段に安定し、剥がす際の壁紙破損リスクも大幅に低下します。
- ネジ止め方式に切り替える:ダイソーの「モップホルダー」はネジ止めで取り付けると耐荷重が2kgから5kgに増します。石膏ボードアンカーを使えば壁紙面にも取り付けが可能です。
- 突っ張り棒を柱代わりにする:壁面を傷つけず、かつ賃貸でも完全に安心できる方法として後述します。
つまり「壁紙への粘着のみ」は原則NG、というのが基本です。設置場所の素材を最初に確認すれば、後の落下・壁紙破損という二重のトラブルを避けられます。
Yahoo!知恵袋:ダイソーのモップキャッチを壁紙に貼ったら取れた事例(実体験レポート)
100均でモップ収納を実現したい場合、まず候補に上がるのがダイソーとセリアのそれぞれの専用アイテムです。商品の仕様を理解しておくと、設置場所や用途に合った選択ができます。
| 商品名 | 販売店 | 価格(税込) | 固定方式 | 対応径 | 耐荷重 |
|---|---|---|---|---|---|
| モップキャッチ(新型) | ダイソー | 110円 | 粘着テープ | 約1〜2.4cm | 約1kg |
| モップホルダー | ダイソー | 110円 | 粘着テープ/ネジ | 約1.5〜2cm | 粘着2kg/ネジ5kg |
| モップキャッチマグネット | セリア | 110円 | マグネット | 約1〜2.4cm | 記載なし(軽量) |
| モップキャッチ(粘着) | セリア | 110円 | 粘着テープ | 約1〜2.4cm | 約1kg |
ダイソーの「モップホルダー」は、PUSH部分を押してフックを立ち上げる独自機構が特長で、片手で出し入れできます。サイドフックが付属しており、ハンディモップやほうきなどを一緒に掛けられるのも実用的です。耐荷重がネジ固定で5kg(はがきサイズの厚紙を重ねると約500枚分のイメージ)なのは、同価格帯の収納グッズとしてはかなり優秀と言えます。
セリアの「モップキャッチマグネット」は磁石式という点が最大の差別化ポイントです。洗濯機・冷蔵庫・スチール製の棚など、マグネットが吸着する面には工具ゼロで瞬時に設置でき、位置の移動も自由自在。これは使えます。洗濯機横のわずか10cmのスキマにもスリムにフィットするという特性から、特に脱衣所での使用に向いています。
場所別の選び方をまとめると、タイル・ガラス・ステンレス面→ダイソー「モップキャッチ」または「モップホルダー」(粘着)、洗濯機・冷蔵庫側面→セリア「モップキャッチマグネット」、石膏ボード・柱→ダイソー「モップホルダー」(ネジ固定)が最適な組み合わせです。
賃貸住宅では壁への穴あけができず、強力粘着テープも壁紙を傷める可能性があるため、モップの置き場所に悩む方が多くいます。そこで有効なのが突っ張り棒を柱代わりに使う方法です。ダイソーの突っ張り棒は全長2〜2.8mで耐荷重5〜20kg、セリアは最大2m前後で耐荷重3〜7kgと、モップ収納には十分なスペックです。
具体的なセットアップ手順は以下の通りです。
1. 設置場所の天井高(または棚の内寸)をメジャーで測る。
2. 突っ張り棒を天井高より1〜4cm長めに調整してセットする。
3. 突っ張り棒の先端部分に滑り止めマット(100均で入手可)を噛ませると落下防止になる。
4. 突っ張り棒にS字フックまたは専用のツールフックを取り付け、モップを吊るす。
100均のS字フックはモップの柄を通す輪の直径が大きいものを選ぶのがコツです。直径が小さすぎると柄が通らず、逆に大きすぎると横滑りしてしまいます。柄の直径を事前に測り、フック内径がその1.3〜1.5倍程度のものを選ぶと安定します。
突っ張り棒×ツールフックの組み合わせには、さらに発展形があります。クローゼット内や玄関横の収納スペースに突っ張り棒を2本横並びに設置すれば、簡易パントリー式のモップスタンドが完成します。床面積を占有せず、移動もワンアクションでできるため、掃除の動線が短くなります。これは賃貸でも問題ありません。
片付けブログ:ダイソーの突っ張り棒を活用した収納術20選(取り付け方のコツも詳しく解説)
収納アイテムを購入する前に見直すべき重要な問題があります。それは「保管方法と衛生管理」のセットアップです。特に見落とされがちなのが、モップの「立てかけ収納」が引き起こす衛生リスクです。
モップを床に立てかけたり、ヘッドを下にして置いたりすると、繊維が床面に接触した状態が続きます。この状態で湿気が残っていると、繊維が乾く前にカビや雑菌が繁殖しやすくなります。専門的な清掃用具管理の観点では、モップのヘッド部分を「床や壁に接触させない」浮かせた状態で保管することが衛生管理の基本原則とされています。
モップの保管における衛生ルールをまとめると次の通りです。
- 使用後は水気を徹底的に切る:マイクロファイバー製モップは特に水分を含みやすく、完全に乾かさないとカビが生えます。専用の絞り器、または手で強く絞ってから保管しましょう。
- ヘッドを上向きに吊るす:柄の穴にフックを通してヘッドを宙に浮かせると、空気が360度から当たるため乾燥が早くなります。
- 密閉スペースへの収納は避ける:クローゼット内や押し入れ内に保管する場合は、扉を少し開けるか、除湿剤を置いて通気性を確保しましょう。
- マイクロファイバー製は半年〜1年で交換が目安:吸水力が低下してきたら買い替えのサインです。
衛生面の原則が基本です。収納方法を工夫するだけでなく、使用後の処理もセットで考えることが、長期的にモップを清潔に保つ最短ルートです。
サニクリーン:モップの正しい洗い方・乾燥方法・保管の基本(プロ清掃業者の知見)
100均グッズを使ったモップ収納は、設置する場所の特性を把握した上で組み合わせるのが成功の鍵です。ここでは家の中で特にモップが使われる4つの場所別に、最適なアイテムと取り付け方を整理します。
🏠 脱衣所・洗濯機横
脱衣所はスペースが限られているため「幅10cm以下のスキマ」が勝負どころです。セリアの「モップキャッチマグネット」を洗濯機の側面(スチール面)に取り付けると、クイックルワイパーやハンディモップが縦一列にスリム収納できます。洗濯機はほとんどのメーカーがスチール素材の外装を採用しているため、マグネットがくっつきます。ただし、洗濯機メーカーによっては樹脂外装のモデルもあるため、まず磁石を当てて確認するのが先決です。
🚪 玄関・廊下
長尺のフロアモップやクイックルワイパーを玄関収納(シューズボックス)の脇や廊下の壁に収める場合、突っ張り棒+S字フックの組み合わせが最も汎用性が高いです。玄関の天井高は240cmが一般的なので、ダイソーの「つっぱり棒(S)約50〜80cm」を使って扉裏に設置すれば、目につかずコンパクトに収まります。
🚽 トイレ
トイレは床面積が1.2〜1.6㎡程度と非常に狭いため、ハンディモップは「扉裏収納」が有効です。ダイソーの薄型フックを扉裏に貼り(取り付け面がタイルや化粧板であることを確認)、そこにハンディモップをかけます。使用頻度が高いので、取り出し1アクションになる位置調整が重要です。
👔 クローゼット・収納庫内
収納庫内への格納は「見せない収納」として人気ですが、密閉空間での保管は湿気がこもりやすい点に注意が必要です。解決策として、クローゼット内の天井付近に突っ張り棒を設置してモップを吊るし、収納庫の扉を完全に閉めきらず通気を確保するのが理想的です。除湿剤をモップの近くに置く方法も合わせて実践すると、カビ発生リスクを大幅に下げられます。
場所に合った方法を選ぶのが条件です。購入前に「設置面の素材」と「スペースの寸法」の2点を測っておくと、グッズ選びに迷いがなくなります。
ヨムーノ:ダイソー新型「モップキャッチ」の詳細レビュー(使い方・設置方法・注意点)