

金属フック付きの木製ハンガーをそのまま可燃ごみに出すと、自治体によっては収集されない場合があります。
収納を見直すとき、まず頭を悩ませるのが「木製ハンガーって何ゴミ?」という疑問です。結論から言うと、木製ハンガーは全国のほとんどの自治体で「可燃ごみ(燃えるごみ)」として処分できます。木材という素材の性質上、燃やすことができるためです。
ただし、注意点があります。木製ハンガーの多くは、木の本体部分だけでなく、先端に金属製のフック(引っかける部分)がついています。この金属フックの扱いが、自治体によって大きく違うのです。
たとえば、東京都杉並区では「木製ハンガー(一部金属を含むもの)」であっても、そのまま可燃ごみとして出せると明示されています。同じく東京都港区も「フックが金属の場合でも可燃ごみ」と案内しています。一方、多くの自治体では「金属部分はできる限り取り外してから出す」ことを推奨しています。
つまりルールは自治体次第です。
引っ越し後や住んでいる地域が変わった場合は、必ず自治体のホームページか、ゴミ分別検索システムで確認することが大切です。「前の住所と同じルールだろう」という思い込みが分別ミスにつながります。
捨てる前の1分の確認が、余計なトラブルを防ぎます。
参考:自治体別のハンガー分別例(港区・杉並区)
東京都港区 ハンガー(木製)の分別区分(公式)
東京都杉並区 ハンガー(プラスチック製・木製)の分別方法(公式)
「金属フックを外すように」と言われても、どうやって外すの?と思う方も多いでしょう。実は道具さえあれば、ものの数十秒で分解できます。これは意外と知られていない事実です。
必要な道具はペンチ1本だけです。ペンチで金属フックの根元をしっかりつかみ、縦方向に引っ張るだけで外れます。木材に差し込まれているだけの構造になっているため、強く引けば抜けます。うまく抜けない場合は、左右に少し揺らしながら引くとより外しやすくなります。
| 素材部分 | 分別区分(一般的な自治体) |
|---|---|
| 木製の本体部分 | 可燃ごみ(燃えるごみ) |
| 金属製のフック・留め具 | 不燃ごみ または 金属ごみ |
分解後、金属フックは不燃ごみか金属ごみに出しましょう。木製本体は可燃ごみとして処理できます。
なお、金属フックが複数のハンガーについている場合、外したフックはまとめて小さな袋や封筒に入れておくと、バラけず安全に捨てられます。鋭利な端で袋を破いたり、ケガをしたりするリスクを下げるためです。
これだけ覚えておけばOKです。
参考:ペンチを使った分解手順と素材別分別の詳しい解説
ハンガーの正しい捨て方を素材別に解説(meetsmore)
「木製ハンガーは小さいから可燃ごみで問題ない」と考えている方がほとんどでしょう。通常の衣類用ハンガーであれば確かにその通りです。ただし、大きさによっては粗大ごみになるケースもあります。
最近は衣類の多様化に合わせて、大型コートやスーツ用の幅広ハンガーが増えています。たとえば幅が50cm以上の木製ハンガーは、横浜市では「木製品50cm以上は粗大ごみ」の対象となります。幅50cmとは、B5サイズの用紙(縦182mm×横257mm)を横に2枚並べた程度の長さです。
また、千葉県野田市では「一辺の長さが40cm以上のハンガー」は粗大ごみとする案内を出しており、近年大型ハンガーが増えていることへの対応として明示されています。
粗大ごみの基準は自治体により異なりますが、主な目安は以下の通りです。
| 自治体 | 粗大ごみの基準 |
|--------|--------------|
| 横浜市 | 木製品・プラスチック製品は50cm以上 |
| 墨田区 | 一辺30cmを超えるもの |
| 野田市(千葉) | 一辺40cm以上(ハンガーについて明示) |
粗大ごみとして出す場合は、事前申し込みと処理券(手数料)が必要です。多くの自治体では200円〜1,000円程度の手数料がかかります。いつも通り可燃ごみに出して回収されなかったということを避けるために、サイズの大きなハンガーは事前に確認しましょう。
厳しいところですね。
千葉県野田市 ハンガーの捨て方(40cm以上は粗大ごみ)(公式)
「捨てるしかない」と思い込んでいる木製ハンガーが、実はお金になることがあります。これは使えそうですね。
メルカリでは2026年現在、木製ハンガーのセット品が取引されており、10本セットで2,000円前後、30本まとめ売りで5,500円程度の実績があります。特にIKEAや無印良品、ニトリのブランドハンガーは需要が高く、状態が良ければまとめて売れる可能性があります。ただし送料がかかるため、1〜2本程度の少量出品は利益が出にくく、10本以上のまとめ売りが現実的です。
また、クリーニング店でもらうプラスチック製や針金ハンガーに限らず、木製ハンガーをクリーニング店に持ち込んで返却できることがあります。大手クリーニングチェーンの「白洋舎」では、ハンガーを5本回収するごとに1ポイントが付き、ポイントが貯まると景品と交換できる仕組みがあります。
捨てることへの罪悪感がある方には、寄付という選択肢もあります。「ワールドギフト」などの国際支援団体では、まだ使える木製ハンガーを受け付けており、海外の支援物資として活用されます。段ボールに入れて送るだけで手続きできます。
処分方法を比較すると、次のようになります。
| 処分方法 | 費用 | 手間 | おすすめな人 |
|----------|------|------|--------------|
| 可燃ごみに出す | 無料 | 少 | 少量・状態が悪い |
| フリマアプリで売る | 無料〜(送料要) | 中 | 10本以上・ブランド品 |
| クリーニング店に返却 | 無料 | 少 | ポイントを貯めたい人 |
| 寄付する | 送料のみ | 中 | 社会貢献したい人 |
| 不用品回収業者 | 有料 | 少 | 大量・他の不用品と一緒 |
収納を極めたい人にとって、木製ハンガーを捨てるタイミングは「クローゼット全体の見直し」の絶好の機会です。ハンガーの処分と収納改善はセットで考えるべきです。
収納のプロが提唱する「ハンガーポール適正本数の公式」があります。それは「ポールの長さ(cm) ÷ 3 = 適正ハンガー本数」という計算式です。たとえばポールが90cmなら、適正ハンガー本数は30本です。これは衣類1着分の幅が3cm程度であるという計算に基づいており、通気性を確保しながら取り出しやすい状態を保てます。
多くの家庭では、この適正本数を大幅に超えてハンガーが詰め込まれています。ハンガーが多すぎると、衣類同士が密着して湿気がこもりやすくなり、カビや臭いの原因になります。収納のためにハンガーを保有しているつもりが、実は衣類を傷める原因になっているわけです。
木製ハンガーに統一するメリットも見逃せません。プラスチック・針金・木製などバラバラのハンガーを使っていると、クローゼット内が視覚的に散らかって見えます。木製ハンガーに統一することで、クローゼットを開けたときの印象が大きく変わり、どこに何があるか把握しやすくなります。木材の除湿・防臭効果もある点も、収納派にとって嬉しい特性です。
ハンガーを捨てる作業と並行して、不要な衣類を1枚減らすことが収納改善の近道です。
収納環境を整えた上で木製ハンガーに統一したいなら、無印良品の「アルミ洗濯ハンガー」やMAWA(マワ)ハンガーのように薄型・省スペース設計の製品を検討すると、同じポール幅でも収納できる衣類の数が増えます。ハンガーの形状や素材を変えるだけで、収納量は1.5倍近く変わることがあります。
ミニマリストのクローゼット収納とハンガー適正本数の解説(dinos)

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