

セリアの引き出しトレーは「1個ではなく最低5個まとめ買い」が正解です。
セリアの引き出しトレーは、現在大きく分けて4種類が展開されています。多くの人が「とりあえず伸縮するやつ」と選んでしまい、引き出しに入らなかったり使い勝手が悪かったりという失敗を繰り返しています。正しく選ぶためには、まず各商品の特性を把握することが必要です。
4種類の基本スペックは以下の通りです。
| 商品名 | 幅 | 奥行き(伸縮範囲) | 高さ | 向いている場所 |
|---|---|---|---|---|
| 伸縮収納トレー L | 15cm | 21〜33cm | 8cm | 食品ストック・缶詰収納 |
| 伸縮収納トレー M | 9cm | 21〜33cm | 8cm | カトラリー・小物収納 |
| 伸縮キッチン整理トレー | 9cm | 25〜42cm | 5cm | 浅い引き出し・文具 |
| 伸縮キッチン整理トレー コンパクト | 9cm | 16.2〜25cm | 5cm | 狭い引き出し・洗面所 |
最も多い失敗が「高さの見落とし」です。伸縮収納トレーの高さは8cm(ペットボトルのキャップ2個分くらい)もあるため、浅い引き出しに入れると引き出し自体が閉まらなくなります。一方、伸縮キッチン整理トレーは高さ5cmと控えめで、浅い引き出しにも難なく収まります。
選び方の基準はシンプルです。「引き出しの深さが7cm以上あるか」を最初に確認するだけで、ほぼ判断がつきます。7cm以上あれば伸縮収納トレー(高さ8cm)、それ以下なら伸縮キッチン整理トレー(高さ5cm)を選ぶのが原則です。
もう一つ注目したいのが、伸縮キッチン整理トレーの奥行きの広さです。最大42cmまで伸ばせるため、一般的なシステムキッチンの引き出し(奥行き40〜45cm程度)にほぼ対応できます。30cmの定規がすっぽり収まるほどの奥行きは、引き出しトレーとしては100均で他に類を見ないサイズ感です。つまり、「長いものが入らない」という悩みに対応するなら、こちらが条件です。
整理収納アドバイザーによるセリア伸縮収納トレー全4種の詳細比較レポ(ameblo)
セリアの伸縮収納トレーは「測らなくてもシンデレラフィット」と言われることがありますが、これは半分だけ正しい情報です。奥行きは伸縮で対応できますが、幅と高さは固定サイズなので、購入前の計測は必須です。
📏 正しい計測手順
実はここに落とし穴があります。幅9cmの「M」サイズを3本並べると27cmになりますが、引き出し内にはレールの出っ張りや壁の厚みがある場合も多く、実際の収納可能幅は表示より2〜3cm狭いことが珍しくありません。これは使えそうです。
計測が終わったら、「幅÷9(または15)=本数」という計算で必要数を割り出し、まとめて購入するのが一番効率的です。1本110円のため、キッチンの引き出し1段を埋めるのに5本購入しても550円という計算になります。この低価格が「1本だけ試す」より「必要数まとめ買い」の方が圧倒的に賢い理由です。
なお、伸縮部分の固定について補足しておきます。セリアの伸縮トレーは突起が穴に引っかかる構造になっており、使用中に勝手にサイズが変わりにくい設計になっています。ただし、引き出しを勢いよく開閉する癖がある場合はズレが生じることもあるため、壁にぴったり当てる形で配置するとさらに安定します。固定力が気になる場合は、山崎実業「TOWER」シリーズの伸縮スライドカトラリートレーのようなロック機構付き商品も選択肢に入ります。
キッチンは引き出しトレーの効果が最も劇的に表れる場所です。お玉・菜箸・ピーラー・缶切りなど、形も長さもバラバラなアイテムが1つの引き出しに混在するのがキッチンの宿命で、毎回「あれどこだっけ?」と引き出しをかき回す時間は、1日3〜5分程度積み重なると年間で約18〜30時間のロスになるという試算もあります。これは約3〜4日分の労働時間です。
キッチンでの組み合わせパターンは大きく2つに分けられます。
🍳 カトラリー引き出しへの使い方
スプーン・フォーク・箸などのカトラリー収納には、奥行きが短めでも対応できる「伸縮キッチン整理トレー コンパクト(奥行き16.2〜25cm)」が向いています。コンパクトタイプを横2列、縦3〜4個並べることで、カトラリーの種類ごとにきっちり区画を作れます。幅9cmは箸がちょうど縦に納まるサイズ感です。
🥫 食品ストック引き出しへの使い方
レトルトご飯・袋ラーメン・缶詰などを整理するなら、幅広の「伸縮収納トレー L(幅15cm)」が活躍します。LサイズはA4用紙の長辺より少し短い幅で、袋物のストック食品がぴったり収まります。缶詰の場合、ミートソース缶(直径約7〜8cm)はM・Lどちらでも対応できますが、ツナ缶は高さ8cmのトレーだとやや窮屈になるため、高さ5cmのキッチン整理トレーの方がゆとりを持って収まります。
また、引き出しの奥行きが40cm前後あるキッチンでは、奥と手前に2種類のトレーを前後に並べる配置も非常に有効です。手前に「よく使うもの」、奥に「ストックや予備」を分ける構造を作ると、日常使いの動線が一直線になります。
キッチン専用のイメージが強いセリアの伸縮トレーですが、洗面所やデスク引き出しでも絶大な効果を発揮します。これは意外と見落とされがちな活用法です。
🪥 洗面所の引き出し収納
洗面台の引き出しには、ヘアゴム・ヘアピン・コンタクトレンズケース・ハンドクリームなど「小さくてバラバラになりやすいもの」が集まります。ここに伸縮収納トレーMと仕切り3トレー(ハーフ)を組み合わせると、隙間なく区画が作れて非常に効果的です。
洗面台の引き出しは浅いタイプが多いため、「伸縮キッチン整理トレー コンパクト(高さ5cm)」が特に合います。測らずに押し込んで微調整するだけで、スキマなくフィットします。実際に使った人の感想として「Mサイズを試したらきつかったのでコンパクトに変えたらぴったりだった」という事例も多く、「とりあえず2種類購入して試す」のも選択肢です。合わなかった1本110円のロスで済みます。
✏️ デスク引き出しの文具収納
デスク引き出しでは、セリアの伸縮収納トレーよりも「仕切り3トレー(トール)」の方が活躍する場面があります。仕切り3トレー・トールは、縦17.9cm×高さ9.1cm×奥行4cmとコンパクトながら、ペンや定規・ハサミを立てて収納できる設計です。色鉛筆24色が収まるほどの収納力があります。
さらに、仕切り3トレー3種類(ハーフ・通常・トール)は幅が17.9cmで統一されているため、デスク引き出しの中で横に並べても整然とした見た目になります。同じ高さに揃う積み重ね方(ハーフ5段・通常3段・トール2段が同じ高さ)も計算されており、サイズのバリエーションとモジュール設計の巧みさがこの商品の見えない価値です。
セリア「仕切り3トレー」全種サイズと収納アイデア解説(spoonhome.com)
一般的な収納ブログでは取り上げられていませんが、実は最も効果が高いのが「伸縮トレーと仕切り3トレーの混在使い」です。これを「ハイブリッド収納」と呼んでいます。
通常、伸縮収納トレーは奥行き方向に伸縮するため、引き出しの縦(奥行き)のサイズ調整には強い一方で、横(幅)の小さな端数スペースを埋めるのが苦手です。この端数スペースに仕切り3トレー(ハーフ・通常)を横向きに差し込むことで、「ほぼ隙間ゼロ」の収納が実現します。
💡 ハイブリッド収納の手順
このテクニックの最大の利点は、「モノの大きさに合わせてトレーを使い分けられる」ことです。引き出し全体を同じトレーで埋めるよりも、大物用・小物用を混在させた方が実際の使い勝手は格段に上がります。収納を極めるには「均一にそろえることより、適材適所に配置すること」が基本です。
なお、どうしてもセリアに在庫がない場合は、キャンドゥでほぼ同じ商品が見つかることがあります。セリアとキャンドゥは同じメーカー品を扱っているケースが多く、「セリアがない→キャンドゥが穴場」は収納マニアの間では定番の知識です。ニトリの縦横伸縮整理トレーも幅・奥行き両方が調整できるモデルがあり、さらに精密なフィッティングを求める場合は検討の価値があります。
セリア収納グッズの技あり活用アイデアまとめ(ベネッセ・39mag)