フェルトバスケット作り方と収納を極めるコツと選び方

フェルトバスケット作り方と収納を極めるコツと選び方

フェルトバスケットの作り方と収納を極めるすべて

「1mmの厚さの違いで、バスケットが自立できず中身が全部崩れます。」


🧺 この記事でわかること
✂️
材料と道具の選び方

100均フェルトで失敗しないために必要な厚さ・サイズ・糸の種類を解説します。

📐
型紙から縫い方まで

手縫い・ミシン両対応のステップごとの作り方手順を、具体的な数字とともに紹介します。

🏠
収納プロ直伝の活用術

完成したフェルトバスケットを部屋別・用途別に最大限活かすための収納アイデアを紹介します。


フェルトバスケット作りに必要な材料と道具の選び方


フェルトバスケットを手作りするとき、まず立ちはだかるのが「どのフェルトを買えばいいのか」という問題です。ひとことで「フェルト」と言っても、薄手・厚手・羊毛フェルトなど複数の種類があり、選択を間違えると縫い上げた後にバスケットが自立しなかったり、形が崩れたりします。


フェルトの厚さは2mm以上が大原則です。ダイソーやセリアで販売されている一般的なシートフェルトには1mm前後の薄手タイプと、2mm前後の厚手タイプがあります。薄手タイプは小物飾りには適していますが、バスケット(かご型の収納)を作るには強度が足りず、物を入れるとすぐに側面がへたってしまいます。厚さ2mmのフェルトは、おおよそ「クレジットカード2枚を重ねた厚み」のイメージです。


フェルト種類 厚さ目安 特徴 バスケット向き
薄手シートフェルト 約1mm 柔らかく扱いやすい ❌(型崩れしやすい)
厚手シートフェルト 約2mm 適度な剛性がある ⭕(最もおすすめ)
羊毛フェルト(ウェット) 3〜5mm程度 自然素材・高級感がある ⭕(上級者向け)


ダイソーの大判フェルト(約60cm×65cm・110円)は1枚あたりのコストが安く、小〜中サイズのバスケットなら1〜2枚で作れます。


必要な道具はシンプルです。ハサミ、チャコペン、針、刺しゅう糸(6本どりを2〜3本に分けて使う)があれば手縫いで十分です。ミシンがある場合は直線縫いだけで完成するので、作業時間をさらに短縮できます。ピンキングバサミがあれば切り口をギザギザに仕上げられ、ほつれ防止と装飾の両方に役立ちます。ただし、フェルトはそもそも布端がほつれにくい素材なので、ピンキングバサミはなくても問題ありません。


糸は刺しゅう糸を選ぶのが基本です。フェルトには刺しゅう糸が絡みやすく、縫い目がきれいに仕上がります。濃い色のフェルトに透明糸を使うと縫い目が白っぽく浮いて見えることがあるため、できるだけフェルトの色に合わせた有色の刺しゅう糸を選ぶのがおすすめです。


参考:フェルト手芸の糸選びと基本の縫い方について詳しい情報が掲載されています。


フェルト手芸の基本 - 型紙屋 かわうそブック


フェルトバスケットの型紙とサイズの決め方

型紙を作る前に、「何を入れるか」を先に決めましょう。これが基本です。サイズが決まれば、型紙はたった1枚の展開図を切り出すだけで済みます。


サイズ計算は展開図方式が最も簡単です。底面・側面・マチの3パーツを1枚のフェルトに書き込む「箱型展開図」を使えば、継ぎ目の少ないすっきりとしたバスケットに仕上がります。たとえば「引き出しの中にぴったり収まる仕切り用バスケット」を作りたい場合、以下の計算式で必要な裁断サイズを出せます。


  • 💡 仕上がり底面:幅(W)×奥行き(D)+縫い代1cm×各辺
  • 💡 側面の高さ:希望の高さ(H)+袋口の折り返し分(約3〜5cm)
  • 💡 三角マチ:底コーナーから5cmのところで縫い、余りをカット


具体的な数字で見てみましょう。引き出し収納向けの小サイズ(仕上がり13cm×12cm、高さ20cm)を作りたいなら、フェルトを50cm×27cmに裁断します。大サイズ(仕上がり17cm×11cm、高さ32cm)なら58cm×40cmです。ダイソーの大判フェルト1枚(60cm×65cm)でほぼ作れる計算になります。これは使えそうです。


収納場所に応じたサイズ選びの目安をまとめると:


  • 🗂️ 引き出し仕切り用:底面10〜15cm角・高さ10〜15cm
  • 🪴 デスク上の小物入れ:底面15〜20cm角・高さ15〜20cm
  • 👜 クローゼット棚用:底面25〜30cm角・高さ20〜25cm
  • 🛋️ リビングのざっくり収納:底面30〜40cm角・高さ25〜30cm


型紙をチャコペンでフェルトに写したら、線の外側を切ります。曲線部分がある場合は、紙を丸く切ってピン留めしてからなぞると正確に写せます。四角バスケットなら直線だけなので、定規とチャコペンがあれば型紙なしでも直接フェルトに線を引いて裁断できます。


フェルトバスケットの縫い方ステップガイド(手縫い・ミシン対応)

縫い始める前に、一度フェルトのパーツをマスキングテープで仮止めして形を確認しましょう。フェルトはまち針が刺しにくいため、クリップや仮止めテープを使うと作業がスムーズです。


手縫いの場合、「ブランケットステッチ」がフェルトバスケットに最もよく合うステッチです。ブランケットステッチとは、布の縁に沿って糸をループ状にかけていく縫い方で、縫い目がそのまま装飾になります。縫い間隔は3〜5mm程度に統一すると、見た目が整います。縫い間隔が広すぎると強度が落ち、内側に入れた物がフェルトの隙間を押し広げて形崩れの原因になります。


ミシンの場合は直線縫いだけで完成します。手順は以下の通りです。


  1. フェルトを半分に折り、L字に縫う(底面と側面の接合)
  2. 底のコーナーを三角に潰して、角から約5cmのところをミシンで縫ってマチを作る
  3. 三角に飛び出た余分なフェルトをカット
  4. 袋口を3〜5cm外側に折り返して完成


折り返した袋口が「くちびる」のようにバスケットの上部を補強するため、自立しやすくなります。つまり、袋口の折り返しが自立性のカギです。折り返しをしないと側面がペタンと倒れ、物を入れた途端に形が崩れます。


持ち手をつける場合は、フェルトを3cm幅・30〜35cmの長さに切り、二つ折りにしてブランケットステッチで縫い合わせます。側面に縫い付ける位置は、上端から2〜3cm下がったところが持ちやすい高さです。持ち手の幅が2cm以下になると、重い物を入れたときに手に食い込むため、実用性を重視するなら3cm以上を確保しましょう。


参考:ブランケットステッチの縫い始めから角の処理まで丁寧に解説されています。


簡単!ブランケットステッチの縫い方・コツ - フェリシモ


フェルトバスケットの収納アイデアと場所別活用術

フェルトバスケットが完成したら、次は「どこに何を入れるか」の設計です。収納を極めたい人にとって、バスケットは「ただの箱」ではなく、「取り出しやすさと見た目を同時に解決する道具」です。


洗面台下・引き出し収納には、小サイズのフェルトバスケットが大活躍します。ヘアゴムやカチューシャ、ピン類は引き出しの中でゴロゴロと迷子になりがちですが、13cm×12cmほどのバスケットを複数並べてカテゴリ別に仕切れば、探す時間がほぼゼロになります。高さがあるバスケットは、消毒液やスプレーボトルなど「立てて置きたいもの」にも適しています。


リビングの棚やテレビボード周りには、中〜大サイズが向いています。リモコン・充電ケーブル・文房具など、リビングに「なんとなく置いてしまう」小物類は、フェルトバスケットにまとめるだけで見た目が一気に整います。フェルト素材はやわらかいため、フローリングや棚板に傷をつけない点でも優れています。


クローゼットや押し入れの棚板上では、タオル・ハンカチ・マスク・カイロなどを立てて収納するのに使えます。硬い素材のボックスとは違い、フェルトは若干柔軟性があるため、棚の形状に合わせて少し変形できるのもメリットです。いいことですね。


韓国発のフェルトバスケットブランド「マロンズ(MARRONS)」は、手作りの参考デザインとしても人気です。厚さ4mmの高密度フェルトを使用し、ミニ(10×10×10cm)からラージ(37×24×24cm)まで4サイズ・19色展開。手作りでも「どんなデザインにしようか」と迷ったときは、こうした市販品を参考にカラーやサイズ感を決めると、仕上がりのイメージがつかみやすくなります。


参考:韓国発フェルトバスケット「マロンズ」の各サイズの使い方事例が詳しく紹介されています。


韓国で大人気!「マロンズ」のカラフルなフェルト収納バスケット - Mart


フェルトバスケットを長持ちさせるお手入れと収納管理のコツ

手作りフェルトバスケットは、作って終わりではなく「使いながら維持する」視点が大切です。特に収納を長く使い続けたい人にとって、フェルトの素材特性を知っておくことは、思わぬ失敗を防ぐ知識になります。


フェルトは水濡れに弱い素材です。一般的なシートフェルト(ポリエステル製)は、ある程度の水分には耐えますが、繊維が絡み合った構造上、長時間の水濡れや丸洗いをすると縮みや形崩れが起きます。洗濯してしまうと柔らかな風合いが落ち、毛玉の発生と縮みの原因にもなります。洗濯機への投入は原則NGです。


汚れが気になったときは、ぬるま湯で固く絞ったやわらかい布、またはウェットティッシュで汚れた部分だけを軽く拭き取るのが正解です。拭いた後は、風通しの良い場所で陰干しして十分に乾かしましょう。これに注意すれば大丈夫です。


保管場所は湿気の少ない場所を選びましょう。湿度が高い環境に長期間置くと、フェルトの繊維が重くなって形が崩れたり、素材が硬化したりするリスクがあります。洗面所の下収納など湿気がこもりやすい場所に使う場合は、除湿剤を一緒に置くか、定期的に中身を取り出して換気することをおすすめします。


独自視点の活用法として「サイズ専用ラベリング」があります。収納を極めたい人が見落としがちなのが、手作りバスケットの「用途固定化」です。フェルトバスケットを作ったら、バスケットの外側に専用のラベルシールを貼り、「入れるもの」を明記しておくと、家族全員が迷わず使えます。また、同じサイズのバスケットを複数作って棚に並べると、棚板全体がスッキリ見える「グリッド収納」が実現します。手作りの最大のメリットは、既製品では対応しにくい「棚板のサイズにぴったり合ったバスケット」が作れる点にあります。それが収納の真骨頂です。


フェルトバスケットは素材の特性上、使い続けるうちに底面が少し広がってきます。底面にプラスチックのシート(セリアなどで購入できるバッグ用底板を適切なサイズにカット)を敷くと、型崩れを大幅に防げます。底板があると収納力も安定し、重いものを入れても底が抜ける心配がなくなります。


参考:フェルト素材の洗濯方法と水濡れリスクについて詳しく解説されています。




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