

縦型トレーに書類をたくさん入れると、中身が"なだれ"を起こして8割以上の書類を詰め込まないと自立しなくなり、不要書類が増え続けます。
100均の書類トレー横型は、ダイソーとセリアでそれぞれ充実したラインナップがそろっています。まず全体像を把握してから選ぶと、買い直しの無駄を防げます。
ダイソーの横型ラインナップで代表的なのは「ジョイントA4ラック横型」(外寸:幅35.5cm×奥行25.8cm×高さ6cm)と「ジョイントA4トレー横型」(外寸:幅33.1cm×奥行26cm×高さ4.8cm)の2種類です。ラックはトレーよりも高さが1.2cm高く、スタッキングのベースとして使われることが多いです。価格は各110円(税込)で、2つ合わせても220円という安さが魅力です。
セリアでも「A4ラック横型」(外寸:幅35.5cm×奥行25.8cm×高さ6cm)と「A4トレー横型」(外寸:幅33.1cm×奥行26cm×高さ4.8cm)がラインナップされており、サイズがダイソーのジョイントシリーズとほぼ同寸です。実はこの互換性がポイントで、ダイソーとセリアの横型トレーを組み合わせて使う収納上級者もいます。
| ショップ | 商品名 | 幅 | 奥行 | 高さ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| ダイソー | ジョイントA4ラック横型 | 35.5cm | 25.8cm | 6cm | 110円 |
| ダイソー | ジョイントA4トレー横型 | 33.1cm | 26cm | 4.8cm | 110円 |
| ダイソー | 積み重ねできるA4ファイルトレー(横タイプ・クリア) | 約24.7cm | 約33cm | 約4.75cm | 220円 |
| セリア | A4ラック横型 | 35.5cm | 25.8cm | 6cm | 110円 |
| セリア | A4トレー横型 | 33.1cm | 26cm | 4.8cm | 110円 |
| セリア | A4ラック浅型(横) | 35.4cm | 25.7cm | 3.4cm | 110円 |
ダイソーには「積み重ねできるA4ファイルトレー(横タイプ・クリア)」という200円(税込220円)の商品もあります。透明クリアなので中の書類が外から確認しやすく、「どの段に何があるか一目で分かる」という実用性の高さが人気の理由です。これは使いこなせます。
また、セリアには高さわずか3.4cmの「A4ラック浅型(横)」もあります。高さがはがきの短辺(10cm)の約3分の1程度と極めて薄いため、棚の隙間スペースに滑り込ませる使い方に向いています。
参考:ダイソー・セリアの積み重ねラック・トレー全38点のサイズ詳細はこちら
100均の積み重ねラック・トレー 商品一覧(38点)|モノサイズカタログ
横置きがベストの場面と、実は縦置きの方が機能する場面があります。正しく使い分けると収納効率が大きく変わります。
まず横置き(寝かせる収納)が特に力を発揮するのは、「書類の量が少ない」「サイズがバラバラ」「椅子に座ったまま取り出したい」の3つの条件が当てはまるときです。縦型ボックスは書類が少ないと中身が倒れてしまい、常に8割以上詰め込まないと安定しないという問題が起きます。その点、横型トレーは書類が1枚でも倒れません。つまり「少量管理が基本」という点が横置き最大の強みです。
一方、書類の量がある程度まとまっている場合や、A4クリアファイルをたくさん立てて保管したい場合は縦置きの方が効率的です。縦型ボックスの正面から中身が見えにくい分、見た目がスッキリするメリットもあります。
引き出しの中に横型トレーを入れる使い方は、特に効果的です。引き出しを開けると真上から中身を確認できるので、書類を1秒で識別できます。逆にデスク上に縦型ボックスを置く場合は、正面から見ただけでは中身がわかりにくいため、ラベリングが必須になります。
また「棚の奥行き」との相性も重要です。A4横型トレーの奥行きは約25〜26cmで、A4縦型トレーの奥行き(約33〜35cm)より約10cm短くなっています。10cmといえばスマートフォン1台分の長さです。奥行きが30cm以下の棚には縦型が入らないケースも多く、そういった棚には横型トレーの方が現実的な選択肢になります。
参考:立てる収納と寝かせる収納それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説
書類は、立てて収納?寝かせて収納?|心を楽に、シンプルライフ
横型トレーをただ置くだけでは、収納の可能性を半分も活かせていません。スタッキング(積み重ね)と組み合わせることで、限られたスペースを立体的に活用できます。
ダイソーの「ジョイントA4ラック横型」とセリアの「A4ラック横型」は、側面にジョイント穴が付いており、複数段を安定して積み重ねることができます。これはいいことですね。通常のトレーを単純に重ねると荷重でズレが生じますが、ジョイント機能があれば最大3〜4段まで安定してスタッキングが可能です。
スタッキングの際に意識したいのが、段ごとの書類分類です。仕分けの基本は「使用頻度」と「処理ステータス」の2軸で考えることです。
ダイソーの透明クリアタイプを最上段に配置すると、上から見下ろしたときに「何段目に何があるか」を1秒で把握できます。3段スタッキングしたとき全体の高さは約15〜17cm程度(3段×5cm)で、これはおよそ文庫本を横置きにした時の高さと同じくらいです。デスク上でも圧迫感が出にくいサイズ感です。
なお、スタッキングの高さについては安全面にも注意が必要です。書類を入れると1段あたり300〜400gほどになることもあり、3〜4段積みは転倒リスクが生じます。高い位置(目線より上)へのスタッキングは避け、落ちたときに危険がない場所に設置するのが原則です。
書類トレーをいくら増やしても、ラベリングがなければ「どの段に何を入れたか」が分からなくなり、結果として書類を探す時間が増えます。ラベリングが条件です。
100均の書類トレー横型の前面枠(トレー手前の立ち上がり部分)は高さが約2〜3cmしかなく、ちょうどラベルシールが貼りやすいサイズです。ダイソーのラベルシールや、セリアのテープライター用テープを活用すると、パッと見て識別できるラベルが作れます。
仕分けの具体的なカテゴリ例としては、家庭の場合は「学校・幼稚園」「医療・保険」「公共料金」「税金・年金」「保証書・取説」の5分類が基本として機能します。オフィス使いの場合は「未処理」「承認待ち」「参照用」「処分予定」の4分類がよく使われています。
ラベルを貼るだけではなく、カラー管理と組み合わせるとさらに効果的です。たとえばダイソーの透明クリアトレーに、色付きのクリアファイルを組み合わせるやり方です。赤いクリアファイル=期限付き書類、青=保管書類、というルールを決めれば、トレーの外からでも緊急度が把握できます。これは使えそうです。
仕分けで見落としがちなポイントが「小さい紙類」の扱いです。縦型ボックスでは迷子になりやすいレシート・領収書・ハガキサイズの通知などを、横型トレーに入れると底に沿って並べられるため視認性が上がります。横型はサイズがバラバラでも収納しやすいということですね。
参考:書類を4分類で整理する基本ルールや収納方法について
書類収納のコツは?うまく整理するアイデアを紹介|長谷工のくらし情報
ほとんどの人が書類トレーを「デスクの上」に置くことしか考えていませんが、実は「本棚の引き出し代わり」「棚の隙間スペース」に横型トレーを組み込む使い方が、収納密度を大幅に高めます。
本棚の棚板の上に横型トレーを配置すると、書類を「引き出す」動作で取り出せるようになります。普通にファイルを立てて並べるより取り出しやすく、さらに子どもでも扱いやすいという利点があります。セリアの「A4トレー横型」(奥行26cm)は、市販の一般的な本棚の奥行き(28〜30cm)に収まりやすいサイズ感です。
棚の奥行きが浅くて縦型ボックスが置けない場合も、横型トレーなら奥行き25〜26cmで済むため選択肢に入ります。奥行き25cmというのは、A4用紙の短辺(21cm)よりわずか4cm広いだけです。縦型ボックスの奥行き(約33〜35cm)と比べると、棚にとって選択肢の幅がぐっと広がります。
また、セリアの「A4ラック浅型(横)」は高さがわずか3.4cmという薄さです。これはハガキ(14.8cm)の縦の4分の1以下の薄さであり、棚板と棚板の間の「中途半端な隙間空間」に差し込む使い方に最適です。薄型書類やDM・通知ハガキなど、薄くて迷子になりやすい紙類をストックするのにぴったりです。
さらに、玄関収納への応用も注目です。学校や仕事の「持ち出し書類」をリビングではなく玄関近くの棚に横型トレーで収納しておくと、外出前に取り忘れる頻度がグッと減ります。アクションは1つ、「外出前に玄関のトレーを確認する」だけでよく、習慣化しやすいのが利点です。
参考:セリアのA4トレー横型を玄関収納に使った実例レポート
玄関の収納棚にセリアのA4トレーとラックを設置して取り出し用にした|fireking-memo

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