

シャーリングに挑戦する前に、実は生地を仕上がり寸法の2〜3倍用意しないとくしゅくしゅ感がほぼ出ません。
シャーリング服を作るとき、まず揃えるべき材料は「ゴムミシン糸(ゴムカタン糸)」「普通地用ミシン糸(上糸)」「チャコペン」の3点です。これさえあれば、特別な道具なしに始められます。
ゴムミシン糸は、手芸店やAmazon・楽天市場などで1巻き約250〜300円程度で購入できます。DAISOなど100均でも取り扱いがある店舗があるため、初めての挑戦にはコストを抑えやすいのもメリットです。上糸には普通の「シャッペスパン」などポリエステルミシン糸を使います。ニット素材に縫う場合だけ、伸縮性のあるレジロン糸を選ぶとより安心です。
| 材料 | 用途 | 目安価格 |
|---|---|---|
| ゴムミシン糸(ゴムカタン糸) | 下糸(シャーリングの伸縮を作る) | 約250〜300円/巻 |
| 普通地用ミシン糸(シャッペスパン等) | 上糸(表から見える縫い目) | 約300円/巻 |
| チャコペン | 縫い位置のガイドライン引き | 約100〜200円 |
| 伸び止めテープ(任意) | シャーリング範囲外の縫い代補強 | 約400円〜 |
生地はリネンやウールなどの厚手・硬い素材は避けることが原則です。コットン100%のローンやリバティプリントのタナローン、ダブルガーゼなど薄手で柔らかい生地が理想的で、ギャザーが細かく入り繊細な仕上がりになります。オックスやツイルなど中厚生地も使えますが、ギャザーの寄りが弱めになりやすい点を知っておくと対策が立てやすいです。
針はコットン生地なら家庭用の普通ミシン針でOKですが、ニット生地を使う場合はニット用ミシン針(HA×1SP)に交換しましょう。普通針を使ってしまうと生地に穴が開いたり縫い目が飛んだりするリスクがあります。針1本の違いが仕上がりを左右します。
参考:CHECK&STRIPEのシャーリングワンピースの作り方解説(生地・ゴムテープの選び方がわかります)
CHECK&STRIPE|ゴムシャーリングワンピースの縫い方
ゴムミシン糸の最大の注意点は「ボビンに手で巻く」ことです。通常の下糸はミシンの自動巻き機能で巻きますが、ゴムミシン糸でこれをやってしまうと、ガイドに引っかかって伸びた状態で巻かれてしまいます。
手で巻くときは、ゴムを軽く引っ張りながら巻いていくのが正解です。引っ張って巻く理由は「より強いシャーリングを作るため」ではなく、ボビンに必要量を収めること、そしてたわみによる絡まりトラブルを防ぐためです。つまりギャザーの強さとは関係がありません。
巻き終わったら、ボビンケースへのセットにも気をつけましょう。家庭用コンピューターミシンの多くは「水平がま」を採用しており、通常は糸切りつきのガイドを通して下糸を自動で引き出しますが、ゴムミシン糸はそのままガイドを通すと伸びて引っかかります。この場合の手順は以下のとおりです。
この確認を怠ると、針板の中でもじゃもじゃと糸が溜まってミシンが止まることもあります。爪への引っかかり確認が条件です。
参考:家庭用ミシンでのゴムミシン糸のセット方法を丁寧に解説しています
家庭科レベルで簡単リメイク服|ゴムミシン糸を使ったシャーリングの作り方
ゴムミシン糸をセットしたら、縫う前に必ず糸調子を「下糸が強い状態」に設定します。通常のミシン縫いでは上糸と下糸のバランスを中央に合わせますが、シャーリングでは意図的に下糸を強くするのがポイントです。これにより、上糸が作った縫い目のトンネルの中でゴムミシン糸が自由に伸び縮みできる状態になります。
ミシンの糸調子ダイヤルが通常「4」付近の場合、「1.8〜2」程度まで思い切って変えてみましょう。少し変えただけでは変化がわかりにくいことが多く、目安として2段階ほど下糸が強くなる方向へ調節するのがおすすめです。設定が決まったら、まず端切れで試し縫いを1回してからが原則です。
縫い目の粗さ(ステッチ長)もギャザーの寄り具合に影響します。
縫い始めと縫い終わりには返し縫いや自動糸切りは使いません。縫った後に10〜15cm(はがきの短辺ほど)の余裕を残し、上糸と下糸を手で固結びにしてほつれ止めをします。自動糸切りでギリギリに切ってしまうと、ゴムが縮んで縫い目が解けるリスクがあるため注意です。
縫い終えてから、端に残したゴムミシン糸をキュッと引っ張ると、シャーリングの分量をさらに細かく調節できます。余ったギャザーは指で全体にしごいて均一に分散させましょう。この一手間が、仕上がりの美しさを左右します。
参考:nunocoto fabricのシャーリングとギャザーの作り方(写真付きで縫い方手順が確認できます)
nunocoto fabric|ゴムミシン糸(ゴムカタン糸)の使い方・シャーリングの作り方
シャーリング服でよくある失敗の一つが「生地の量が足りない」です。仕上がり幅に対して2〜3倍の生地量が必要であることを知らずに裁断してしまい、シャーリングを入れたら丈や横幅が大幅に足りなくなったというケースは少なくありません。これは時間と材料の大きなロスになります。
たとえばウエスト幅70cmのスカートを作る場合、シャーリングを入れる前の生地幅は最低でも140〜210cmが必要です(仕上がり幅の2〜3倍)。横幅だけでなく、タテ方向にもシャーリングを入れる場合は丈方向にも同じ計算が必要になります。意外ですね。
生地の種類ごとに、ギャザーの寄りやすさに大きな差があります。
| 生地の種類 | ギャザーの寄りやすさ | 特徴 |
|---|---|---|
| ダブルガーゼ(綿100%) | ⭐⭐⭐⭐⭐ 最も寄りやすい | 柔らかく扱いやすい・ふんわり仕上がる |
| ローン(綿100%) | ⭐⭐⭐⭐ 寄りやすい | 薄手でドレープ感が出る |
| ビエラ(リネン25%・綿75%) | ⭐⭐⭐ 普通 | ほどよいハリ感・秋冬向き |
| オックス(綿100%) | ⭐⭐ やや寄りにくい | しっかりした生地感 |
| ツイル(綿100%) | ⭐ 寄りにくい | 厚手でシャーリングには不向き |
コットンやリネンなど縮みやすい素材を使う場合は、裁断前に「水通し」が必須です。水通しを怠ると、洗濯後に3〜10%程度縮んでシャーリング部分が締まりすぎたり、ゴムがヨレたりします。水通しは縫製前の1ステップですが、仕上がり品質を左右する大事な工程です。
また、柄のある生地を選ぶ際は「シャーリング後に柄がどう見えるか」を意識すると失敗が減ります。ストライプ柄などは、シャーリングで縮まった後に不均一な見え方になることがあるので、無地または小花柄がはじめての一枚には向いています。これは使えそうです。
収納に興味がある方にとって、シャーリング服の扱いは意外な盲点です。シャーリングが入った服は、くしゅっと縮んだ形のままギュウギュウに押し込んで収納してしまうと、ゴム糸が変形し伸縮力が落ちてしまいます。これはお気に入りのシャーリングワンピースやブラウスが1シーズンでヨレヨレになってしまう原因の一つです。
シャーリング服の正しい収納のポイントは「ゴム部分を伸ばさず、折りたたまない」ことです。ハンガー収納が最もゴムへの負担が少なく、形をキープしやすい方法です。畳んで収納する場合は、シャーリング部分を折り目の「芯」にしないよう、ゴムのある箇所が折れ目にならない形で畳むだけで劣化のスピードを抑えられます。
また、長期間クローゼットにしまう際は注意すべき点があります。
手作りしたシャーリング服を長く愛用するためには、縫い方だけでなく「作った後の管理方法」も合わせて意識しておくことが大切です。せっかく丁寧に仕上げた服を長持ちさせるための一工夫として覚えておいて損はありません。
収納面での対策として、スリムなS字フックや伸縮ハンガーを活用してシャーリング部分に過度な重みがかからないよう工夫するのがおすすめです。1本あたり500円以下で購入できる衣類スペーサーやハンガーラックを使えば、クローゼット内でシャーリング服が他の衣類に押しつぶされる状況も防ぎやすくなります。これが基本です。

[Chica Hurra] ピンク L レディース 女性 日本製 ショーツ パンツ パンティ レース 無地 下着 インナー 肌着 綿 コットン シャーリング シンプル 国産 ゆったり 可愛い 婦人 通学 通気 女の子 深ばき 大きめ 大学生 シニア 暖かい lサイズ 一枚売り レディース大きいサイズ 秋冬 収納 ポリウレタン レース女性用 蒸れない 柔らかい おしゃれ 1枚 ピーチ ストレッチ素材