

プラスチック製の三角コーナーラックを置くと、かえって雑菌が増えて食中毒リスクが高まります。
キッチンには、コンロとシンクの間・壁との境目・収納棚の隅など、構造上どうしても空いてしまう「角のスペース」が複数存在します。こうした場所は奥行きが中途半端で、直方体の収納ボックスではフィットせず、何も置けないまま放置されがちです。三角コーナーラックとは、まさにこのデッドスペースを活用するために設計された、三角形または扇形の底面を持つ収納棚のことです。
三角コーナーラックの用途は大きく2種類に分かれます。1つ目は「調味料・スパイス類の収納ラック」で、コンロ奥や棚の角に置いて複数のボトルを立てて整理するタイプです。2つ目は「生ごみ・水切り用のシンクコーナー」で、シンク内に置いて生ごみを一時的にためるタイプです。検索市場では両方が「三角コーナーラック」という名称でヒットするため、購入前に用途を明確にすることが重要です。
一般的なキッチンのコンロ奥スペースは、幅10〜15cm程度しかない場合も多く、これはだいたい文庫本を横に並べた幅くらいです。三角コーナーラックはこの細長い奥スペースに対して、2段・3段の棚構造でスパイスや調味料を縦に積み上げて整理できるため、平置きよりも格段に多くのものをコンパクトに収納できます。つまり面積は小さくても、高さ方向に収納力を持たせるのが原則です。
設置する場所と目的が合ったラックを選ぶことが基本です。コンロ周りの調味料収納なのか、シンクの生ごみ処理なのかをまず決めてから商品を探すと、選択肢が格段に絞れます。
三角コーナーラックの素材は大きくわけて、ステンレス・プラスチック(樹脂)・竹・銅の4種類があります。それぞれに特性が異なり、設置場所や用途によって向き不向きがはっきりしています。
まず最も注意が必要なのがプラスチック製です。価格が安く手軽に見えますが、実は表面の細かい傷に食材の残りかすや水分が入り込み、ぬめりや黒カビが発生しやすい構造です。厚生労働省の生活衛生関係のデータでも、キッチン周りの雑菌繁殖は湿気と栄養源の組み合わせによって起きるとされており、プラスチック製品の表面はその条件を満たしやすいとされています。特にシンク周りで常時水にさらされる使い方をするなら、プラスチック製は3〜6ヶ月でカビや変色が起きやすく、頻繁な買い替えコストがかさむという問題もあります。
対してステンレス製(特にSUS304規格品)は、錆びにくく水洗いができ、長期間の使用に向いています。山崎実業「tower」シリーズの三角コーナーはステンレス製で、表面が粉体塗装されているため傷にも強く、汚れが落ちやすいのが特長です。重量は約250gと軽量なので、シンクコーナーへの設置も安定しています。
銅製は抗菌力の高さが際立ちます。銅イオンが雑菌の繁殖を抑制する性質を持つため、カビやぬめりが格段に出にくいとされています。ただし価格は3,000〜5,000円以上のものが多く、導入コストは高めです。これは使える商品ですね。
竹製は見た目の自然なおしゃれ感が人気ですが、水気に弱い点が弱点です。シンク内ではなくカウンター上やコンロ奥の乾燥した場所での使用に限定するのがベターです。素材が条件です。
| 素材 | メリット | デメリット | 向いている場所 |
|------|---------|-----------|--------------|
| ステンレス | 錆びにくい・長持ち | やや重量がある | シンク内・コンロ周り |
| プラスチック | 安価・軽量 | カビ・ぬめりが出やすい | 乾燥した棚の上 |
| 銅 | 高い抗菌力 | 価格が高い | シンク内・衛生優先場所 |
| 竹 | おしゃれ・軽量 | 水気に弱い | カウンター上・棚の角 |
キッチン周りのラック選びで「安いから」とプラスチック製を選ぶと、半年後には買い替えが必要になり結果的にコストがかかります。最初からステンレスか銅製を選ぶほうが、長い目で見るとお得な選択です。
参考:三角コーナーの素材・選び方について詳しく解説されています。
三角コーナーラックの設置場所は、収納する物の種類と使う頻度で決めるのが原則です。主な設置候補として「コンロ奥」「シンク上・シンク内コーナー」「シンク下の棚の角」「壁面コーナー」の4つが挙げられます。
コンロ奥は最もデッドスペースが生まれやすい場所です。コンロと壁が交わる角の奥行きは一般的に10〜20cmしかなく、調理中に取り出しにくいため放置されがちです。ここに2段〜3段の三角コーナーラックを設置すれば、塩・砂糖・スパイスビンなどを縦方向に整理でき、調理動線がぐっとスムーズになります。注意点は、コンロの熱が直接当たる場所には竹製や樹脂製は不向きだということです。金属製またはステンレス製を選びましょう。
シンク上・シンク内コーナーには、主に吸盤タイプや折りたたみタイプの三角コーナーラックが向いています。シンクの壁面に吸盤で固定するタイプは、シンクの底面を占有せず、スポンジや水切りネット、生ごみをまとめておけるため、シンク内の作業スペースを確保しやすいのが利点です。「浮かせる収納」の考え方で、シンクの底面をできるだけ空けておくとぬめりや水垢がたまりにくくなります。
シンク下の棚の角はL字型やコーナー専用の収納ラックが活躍します。例えばvillertech 2段式多目的三角コーナーシェルフ(28×28×35cm)のように、シンク下の配管を避けながら角のスペースに収まるよう設計されたものを使えば、洗剤のストックや布巾などを整理できます。これは使えそうです。
壁面コーナーには、三角形の棚板をコーナーに直接固定するウォールシェルフタイプが向いています。賃貸でも石膏ボード対応の細いピン型フックを使えば設置可能なものも多く、ハーブポットや小物を飾りながら収納する使い方もできます。
📍 場所別おすすめ設置タイプまとめ
- コンロ奥:2〜3段の据え置き型・金属素材(調味料・スパイス収納に)
- シンク内コーナー:吸盤タイプ・ステンレスまたは銅製(生ごみ・水切り用に)
- シンク下棚角:L字・三角型の組み合わせラック(洗剤・ストック収納に)
- 壁面コーナー:ウォールシェルフタイプ(飾り兼小物収納に)
参考:キッチン角のデッドスペースを活用するアイデアが具体的にまとめられています。
キッチン角のデッドスペースを有効活用!収納アイデアと賢いコツ|GEKIKAGU
キッチンの三角コーナーラックは

武田コーポレーション 【ハンガー・ラック・コーナー】 木製なげし コーナーハンガー S 97.5×30cm MCH-SG