

ペン立てをたくさん入れられる大きいサイズにするほど、集中力は下がります。
収納を極めたい人が最初にやるべきことは、「モノを増やさない仕組みを作ること」です。ペン立てはその象徴的なアイテムであり、大きいものを買うほどペンが増え、デスクが散らかる原因になります。
コクヨが1,031人を対象に行った調査によれば、1日のうち紙の書類や文具を探す時間は平均約20分、1年に換算すると約80時間にのぼります。これは仕事日数換算で約2週間分です。ペン立てに大量のペンを詰め込んでいる人ほど、この「探す時間」の被害を受けやすくなります。
そこで有効なのが、1本用ペン立てへの切り替えです。1本しか入らない設計なので、自動的に「デスクの上に置くペンは1本」というルールが生まれます。使うペンが厳選される、ということですね。
さらに、1本用はグリップ部分が露出した浅い穴設計のものが多く、ペンをつかんだ瞬間そのまま書き始められます。大型のペン立てのように深く刺さっていないため、グリップを握り直す手間がありません。これは細かいようで、メモを取るスピードに大きな差を生みます。
| タイプ | 収納本数 | 主なメリット | 主なデメリット |
|---|---|---|---|
| スタンドタイプ(多本用) | 10〜30本以上 | 大量のペンをまとめられる | 選択に迷う、視覚ノイズになる |
| 1本用タイプ | 1本 | 最短動作で書き始められる、インテリア性が高い | 厳選が必要 |
| 仕切りタイプ | 種類別に複数 | カテゴリ分けしやすい | サイズが大きくなりがち |
ITmediaのビジネス記事では、「ペン立てに入れるべきは3〜4本が上限」という提案があります。それを突き詰めた先が、1本用という発想です。つまり収納を極める、が条件です。
参考:コクヨが実施した書類を探す時間に関するプレスリリース(年間約80時間のデータ)
書類を探す時間は"1年で約80時間" | コクヨ株式会社(PR TIMES)
おしゃれな1本用ペン立てを選ぶとき、最大の決め手は「素材」です。同じ1本用でも、素材が変わるだけで、デスクの印象はガラッと変わります。
まず真鍮(しんちゅう)素材のペン立てから見ていきましょう。真鍮はゴールドに近い落ち着いた光沢が特徴で、経年変化による「くすみ」も味わいになります。職人が削り出したものはCreemaやminneで1,780円〜5,000円台で流通しており、工業製品にはない手仕事感があります。加えて、真鍮には銅成分由来の抗菌性能があり、一般社団法人 日本銅センターから抗菌認定を受けている商品も存在します。デスクに置くものとして、衛生的な観点もプラスになります。
次に木製です。ブナ材やメープル材、竹製のものは、ナチュラルテイストのインテリアとの相性が抜群です。手触りがやわらかく、目に入ったときの圧迫感がないのが魅力です。価格帯は1,000円〜3,000円程度が中心で、楽天市場に377件以上の商品が並んでいます。
アルミ・合金素材は、スタイリッシュかつ軽量なのが特長です。コンパクトながら重厚感があり、モノトーンインテリアやモダンなデスクに合わせやすくなっています。価格は数百円からのものもあり、コスパが高いです。
素材を選んだら、次はサイズを確認します。1本用ペン立ての穴の直径は一般的に10〜15mm程度です。万年筆など太軸のペンを使う場合は穴径が13mm以上あるものを選ぶのが基本です。真鍮製の職人品では「穴の直径:13.3mm」と明記されているものもあります。
参考:minne掲載の真鍮製1本用ペン立て(職人手作り)の商品情報
職人直送 真鍮 ペン立て ペンスタンド 1本用 | minne
収納を極めたい人にとって、おしゃれなデスクとは「何もない状態がベースライン」です。その上に置くアイテムは1つひとつが計算されたものでなければなりません。
プリンストン大学神経科学研究所の研究によると、乱雑な環境下では注意力が分散し、集中力が低下することがMRIを用いた実験で確認されています。さらに、東大卒の収納アドバイザーも「大きなペン立ては限られたデスク上の面積を奪う要因」と指摘しています。つまり1本用ペン立ては、この問題を解決するための合理的な答えです。
1本用ペン立てをインテリアとして機能させるには、デスク上の他アイテムと「素材を揃える」か「カラーを揃える」かのどちらかを意識するのがポイントです。たとえば、木製デスクには真鍮か木製を、白いデスクにはアルミやセラミックを合わせると統一感が出ます。
また、置く場所にも工夫があります。モニターの右側(利き手側)、かつ腕を伸ばして届く位置がベストポジションです。これはITmediaのビジネス整理術でも「アクティブゾーン」として推奨されている配置です。電話を取りながらでも、利き手がスッとペンに届く場所に置く、これが基本です。
ホテルや高級レストランのカウンターに1本だけ置かれたペンスタンドを見たことはないでしょうか。あれは意図的にシンプルにしてあります。1本に絞ることで「質」が際立つのです。これは自宅デスクでも同じ原理が使えます。これは使えそうです。
参考:東大卒収納アドバイザーによるデスク上NGアイテムの解説(Yahoo!ニュース)
1本用ペン立ては、アナログのボールペンだけのものと思いがちです。実は違います。
Apple Pencil(第2世代)は、iPad本体の側面にマグネット充電で装着できる設計ですが、これを毎回着脱するのは手間だという声が多くあります。使い終わったらiPadに戻す、取り出すときはiPadを傾ける、この繰り返しは意外とストレスです。1本用ペン立てはこの問題を解決できます。
穴の底部がクッション素材になっているタイプであれば、Apple Pencilの細いペン先を傷つけずに立てることができます。深さが浅いため、Apple Pencilの太い部分がはみ出た状態で自立し、取り出すときはそのままグリップをつかむだけで完了します。
デジタルとアナログを同時にこなす人は、1本用ペン立てを2つ並べる使い方もあります。ボールペン用と Apple Pencil用を分けて並べることで、ぶつかりによる傷のリスクもなくなります。デスクの専有面積は名刺2枚分程度(約10cm×10cm以内)に収まることが多く、スペースのムダもありません。
マイベスト編集部のペン立て比較記事では、「1本用タイプは愛用の1本が決まっている人向け」と説明されていますが、Apple Pencilのような精密機器にこそ向いているとも言えます。取り出しやすさと保護の両立、これが1本用ペン立ての隠れた強みです。
参考:マイベストによるペン立てタイプ別解説(1本用タイプの特徴説明を含む)
ペン立てのおすすめ人気ランキング【2026年2月】 | マイベスト
収納を極めるうえで、ペン立て1本用は「デスク整理の入口アイテム」として機能します。1本しか置けない制約が、自然と「何を手元に置くべきか」を考えさせてくれます。
カリフォルニア大学アーバイン校のグローリア・マーク教授の研究では、作業を一度中断してしまうと元の集中力を取り戻すまで平均23分15秒かかることが明らかになっています。ペンを探す数秒間でも、作業中断として脳はカウントしています。つまり、探さなくていい状態を作ることは、時間節約だけでなく集中力の維持にも直結します。
1本用ペン立てへの移行を成功させるための手順は、次のように整理できます。
この整理術を実践した人の感想として、「ペンを探すストレスがゼロになった」「デスクが広く感じるようになった」「お気に入りの1本を選んだことでペンへの愛着が増した」といった声があります。まさに収納を極めた状態です。
デスクの上から視覚ノイズを減らすことは、脳の認知負荷を下げる行為です。ミシガン大学の研究では、散らかった環境にいる人は「不誠実・神経質」という評価を受ける傾向もあることが確認されています。在宅ワーク中にビデオ会議の背景として映り込むデスクにも、この1本用ペン立ては活躍します。
1本用ペン立ての購入前に確認すべき条件は「穴の直径が使うペンの太さと合っているか」だけです。これだけ覚えておけばOKです。
参考:散らかったデスクが集中力と生産性に与える悪影響(プリンストン大学の研究を含む解説)
「散らかりすぎの机」は脳に最悪。あなたがまず捨てるべき5つのもの | STUDY HACKER

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