

ニトリのシンク上水切りラックをすでに「ただの水切りかご」だと思っていませんか。実は、フル装備にすると追加パーツ代だけで合計5,000円以上かかることがあります。
ニトリのSUSシリーズ「伸縮シンク上ラック(品番:8987475)」は、シンクの上に橋を渡すように設置するタイプの水切りラックです。価格は2,790円(税込)と手が届きやすい設定で、収納を見直したい人にとって入門しやすい価格帯です。
本体の伸縮幅は58〜101cmで、取り付け可能なシンク幅は約94cm以内です。奥行きは20cm(はがき短辺と同程度)とコンパクトで、高さは48cm。シンク上に設置してもシンクの使い勝手を大きく邪魔しないサイズ感です。本体重量は約1.1kgと軽く、耐荷重は5kgです。
素材はオールステンレス(ABS樹脂との組み合わせ)で、水回りに欠かせない錆びにくさと清潔感を確保しています。吸盤4個で固定する方式で、組み立て時間は約10分(六角レンチ付属)。セット内容は本体・水切りバスケット×1・固定吸盤×4・ねじ×4・六角レンチ×1で、まずはこれ一台から始められる構成です。
最大の特徴は、シンクの「デッドスペース」を活用できることです。一般的な水切りかごは調理台や洗い場の脇に置くため、キッチンの作業スペースを圧迫します。これはシンク上タイプなので、調理台を1cmも使いません。これは使えそうです。
加えて、食器からの水がそのままシンク内に落ちる仕組みなので、水受けトレーへの水たまりが発生せず、別途排水する手間が不要です。清潔さを保ちやすい点も収納を極めたい人には大きなメリットです。
ニトリ公式ネット通販「【SUSシリーズ】伸縮シンク上ラック」商品詳細・仕様・口コミ確認はこちら
シンク上タイプの水切りラックは、購入後に「サイズが合わなかった」という声も実際に見られます。これが条件です。購入前に必ず3つの寸法を確認してください。
まず「シンク内側の幅」を確認します。ニトリの伸縮シンク上ラックが取り付けられるのはシンク幅94cm以内で、伸縮幅の下限は58cmです。つまりシンク幅が58cm未満だと設置できません。メジャーでシンク内側の横幅を測り、数値が58〜94cmの範囲に収まるかを確認しましょう。シンクが94cmを超えるような大型キッチンの場合も適合外になります。
次に「シンクの奥行き(前後の深さ)」を確認します。本体の奥行きは20cmです。シンクの内側前後が20cm以上あることを確認してください。奥行きが極端に狭いと、ラックの脚が不安定になることがあります。
3つ目は「蛇口(水栓)の位置と高さ」です。シンクの背面に壁付けの水栓がある場合、ラック本体(高さ48cm)と干渉しないかを必ず確認してください。水栓がシンク後方の天板部分に設置されているタイプ(甲デッキ型)は、ラックの脚が天板に乗る形になるため、設置できないケースがあります。購入前に確認する、が原則です。
| 確認項目 | ニトリ製品の対応範囲 | NG例 |
|---|---|---|
| シンク内幅 | 58〜94cm以内 | 58cm未満・94cm超 |
| シンク奥行き | 20cm以上 | 極端に浅いシンク |
| 水栓の位置 | シンク内・または側面 | 甲デッキ型(天板取り付け) |
また、照明の位置も見落とされがちなポイントです。シンク上に高さ48cmのラックを設置すると、シンク内部に光が届きにくくなる場合があります。投稿者の口コミにも「照明器具の位置によっては、本体上部にものを乗せるとシンクが手暗がりになる」という指摘があります。購入前にキッチンライトがシンク真上にあるかどうかも確認しておくと安心です。
SUSシリーズ最大の強みは「カスタマイズ性」にあります。本体(2,790円)を軸に、目的に合わせてオプションパーツを組み合わせることで、自分のキッチンに最適な収納システムを構築できます。
主なオプションパーツは以下のとおりです。
各パーツの価格帯は数百円〜1,000円程度で、セット購入なら「5点セット(約5,186円)」「6点セット(約5,935円)」も展開されています。全パーツを一気に揃えるより、最初は本体+ディッシュスタンドだけ購入し、使いながら必要なものを足していく進め方が無駄がなく、おすすめです。読者がやりがちな「全部まとめて買う」アプローチだと、実際には使わないパーツに数千円かけてしまうリスクがあります。
つまり、スモールスタートが原則です。
ニトリ公式 SUSシリーズ オプションパーツ一覧(伸縮シンク上ラック関連商品ページ)
「ステンレス製だから手入れいらず」と思っていませんか。ステンレスは錆びにくいだけで、水垢やカビが全くつかないわけではありません。放置すると黒ずみや白い粉状の水アカが蓄積し、食器を清潔に乾かすという本来の目的が台なしになります。
お手入れの基本頻度は、冬は週1回、夏は週2回を目安にしてください(ベネッセ・本橋ひろえ氏の情報より)。夏場は気温が高く雑菌が繁殖しやすいため、頻度を上げることが重要です。特に梅雨〜夏の時期は、ラック全体の水気をこまめに拭き取るだけでもカビ発生のリスクが大幅に下がります。
具体的なお手入れ方法は3段階に分けられます。
ニトリ公式の取り扱い説明によると、「金属たわしや磨き粉は使わないこと」「塩分・酸を含む汚れを付着させたまま放置しないこと」が注意点として明記されています。これに注意すれば大丈夫です。
また、Gizmodoのレビューで指摘されているように、「吸盤部分の下が放置によって錆びてくる」ことがあります。これはステンレス本体ではなく、吸盤接触部分(ABS樹脂周辺)に発生しやすいため、週1回の洗浄時に吸盤を外して下を拭き取る習慣をつけておくと、長持ちします。4年以上問題なく使い続けられた事例もあることから、適切なお手入れさえしていれば耐久性は十分といえます。
ベネッセ「水切りかごの清潔な保ち方・お手入れ頻度と注意点」専門家監修の解説記事
収納を極めたい人が見落としがちなのが、「水切りラックをシンク上に置くことで生まれる、シンク横スペースの再利用」という発想です。多くの記事はラック本体の機能説明で終わりますが、本当の価値はその「空き地効果」にあります。
一般的なキッチンの作業台幅は60〜90cmが標準とされています。水切りかごを調理台に置くと、大型のものでは幅40〜50cm分が占有されることもあります。もしシンク横のスペースが60cmしかない場合、かごを置くだけで有効スペースが20cmを切ってしまい、まな板を置く場所すら消えることになります。厳しいところですね。
シンク上タイプに切り替えると、調理台の40〜50cmがまるごと空きます。この「空いた場所」を何に使うかまで設計しておくのが、収納を極める人の発想です。
また、ニトリのSUSシリーズには「シンクに渡せる伸縮ステンレス水切り(SUS-1SW、約2,990円)」という横置きタイプも存在します。これは奥行き57cmのシンク向けで、通常の縦置きと横置きを切り替えられるうえ、付属の斜め排水トレーによって水が自動でシンクへ流れる設計です。マイベストの比較検証では「シンクに渡せるタイプ」として高評価を得ており、シンクの形状や家族構成によってはこちらが向いている場合もあります。
自分のキッチンのシンク形状・食器の量・家族人数を起点に「どのタイプが本当に合っているか」を考えることが、収納を極めるための第一歩です。結論は、選択肢を知ることから始まります。
マイベスト「水切りラックおすすめ人気ランキング」シンク上・据え置き・突っ張り型など14商品を徹底比較した専門家監修記事