巻き上げ機特別教育をwebで取得する完全ガイド

巻き上げ機特別教育をwebで取得する完全ガイド

巻き上げ機の特別教育をwebで受講する方法と注意点

特別教育をwebで済ませても、実技4時間は会社でやらないと修了証をもらえません。


この記事の3ポイント
⚠️
未受講は50万円以下の罰金リスク

動力式ウインチを使う作業者に特別教育を受けさせない事業者には、労働安全衛生法により50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

💻
web受講なら最短1日・5,000円台から

オンライン講座なら学科6時間をスキマ時間に分けて受講でき、会場講習(15,000〜28,000円)より大幅にコストを抑えられます。

📱
修了証は一生有効・更新不要

巻き上げ機の特別教育修了証には法定の有効期限がなく、一度取得すれば原則として再受講不要。ただし紛失リスクに注意が必要です。


巻き上げ機の特別教育とはどんな資格なのか


ウインチを少し動かすだけなら資格なんていらないだろう」と思っている方は少なくないでしょう。しかし実際には、動力で動く巻き上げ機(ウインチ)を少しでも操作する業務に就く場合、サイズや吊り上げる荷物の重量にかかわらず、全員が「巻き上げ機運転業務特別教育」を受講しなければなりません。これは労働安全衛生法第59条第3項および労働安全衛生規則第36条第11号で定められている義務です。


特別教育が必要です。


対象となるのは、回転するドラムにワイヤロープを巻き付けて荷物の上げ下ろしや運搬を行う機械全般です。電動式・油圧式・エンジン式のウインチが該当し、電気ホイスト・エアーホイスト・ゴンドラに係るものは対象外となっています。手動ウインチについても「動力により駆動される」という条件を満たさないため、特別教育は不要です。


ここで注意したいのが、この特別教育はあくまで「安全衛生のための教育」であり、「資格取得」とは性格が異なる点です。つまり試験に合格して免許が発行されるわけではなく、一定時間の教育を修了したという記録が残ります。修了証の位置づけとしては「履修済みの証明」という感覚です。


また、18歳未満の方は年少者労働基準規則により巻き上げ機の運転業務そのものに就くことができないため、特別教育の対象外となります。これは知られていない事実の一つです。


労働安全衛生規則第36条第11号(中央労働災害防止協会)|巻き上げ機が特別教育の対象業務に指定されている法令根拠を確認できます


巻き上げ機の特別教育でwebが使えるカリキュラムと時間数

特別教育は学科と実技で構成されています。この点をしっかり押さえておくことが重要です。


学科は合計6時間、内訳は以下のとおりです。


科目 時間
巻き上げ機に関する知識 3時間
巻き上げ機の運転に必要な一般的事項に関する知識 2時間
関係法令 1時間


実技は合計4時間で、「巻き上げ機の運転方法(3時間)」と「荷掛け及び合図(1時間)」という構成です。


web受講(オンライン講座)が使えるのは「学科の6時間」だけです。


これが多くの人が見落とす大事なポイントです。実技4時間は、法令上「各事業所において実技実施責任者のもと、対面で実施すること」が義務づけられています。つまりどれだけ便利なオンライン講座を受講しても、実技を自社で別途実施しなければ修了証は発行されません。一人で受講する場合は、取引先など社外の経験者に実技実施責任者になってもらうことも可能です。


なお、web受講の場合は動画配信型とZOOMなどを使ったライブ受講型の2種類があります。動画配信型は30日〜90日の視聴期間が設けられているので、仕事の合間にスキマ時間で視聴できる点が大きな利点です。


安全衛生特別教育規程第14条(厚生労働省)|巻き上げ機の特別教育に必要な学科・実技の時間数の法令規定を確認できます


巻き上げ機の特別教育でwebを使う場合の費用相場と選び方

受講方法によって費用には大きな差があります。費用が大きな選択基準になることが多いですね。


会場での集合講習(学科+実技)の全国平均は1人あたり15,000〜28,000円程度が相場です。コマツ教習所(東京センター)では2日間・22,000円、東京技能講習協会では16,000円(テキスト代込み)といった設定になっています。これに加えて交通費・場合によっては宿泊費なども発生するため、地方在住の方ほど実質的なコストは膨らみがちです。


対してweb受講(オンライン・学科のみ)の相場は5,000〜9,000円と大幅に抑えられます。以下はおもな提供機関の比較です。


提供機関 受講形式 学科受講料(目安) 特徴
SAT 動画配信(60日間) 約6,050円〜 修了証アプリ管理・申込み即日受講可
建設業教育協会 Eラーニング 要問合せ 一般社団法人による認定講座
CIC日本建設情報センター Web(24時間対応) 11,000円(税込12,100円) 修了証カード(ブラック)は13,000円〜
中小建設業特別教育協会 オンライン 10,505円(税込) 会場講習と同額設定


費用だけで選ばず、「修了証の管理形式(紙・カード・アプリ)」「受講期間の長さ」「実技サポートの有無」を合わせて確認するのが原則です。修了証はずっと手元に残るものなので、紛失リスクが低いアプリ管理型を選ぶと長期的に手間が省けます。


また、建設業の事業主であれば「人材開発支援助成金(建設労働者技能実習コース)」の対象になる場合があり、中小建設事業主(20人以下)であれば経費の3/4が助成されるケースもあります。これは使えそうです。


人材開発支援助成金(建設労働者技能実習コース)(厚生労働省)|巻き上げ機の特別教育受講費用に使える可能性がある助成金の詳細


巻き上げ機の特別教育をwebで受講する具体的な手順

実際の受講の流れはシンプルです。以下の手順で進めてください。


① 提供機関のサイトで申込み・決済
SATのように申込み即日受講開始できるところが多く、急ぎの現場にも対応できます。支払い方法はクレジットカード・AmazonPayなど多彩です。


② 学科6時間を動画視聴で修了する
スマートフォンやパソコンで視聴します。受講状態を顔認証カメラで監視するシステムが導入されているため、ながら見や代理受講はできません。3〜5日に分けて視聴する方法が現実的で、夜間や休日でも受講できます。


③ 学科修了考査(確認テスト)を受ける
ほとんどの機関で学科終了後にオンラインの確認テストがあります。内容は動画の講義内容をもとにしたもので、合格基準を満たすことで学科修了となります。


④ 自社で実技4時間を実施する
実技実施責任者(社内の経験者)を選任し、実機を使って「巻き上げ機の運転方法(3時間)・荷掛け及び合図(1時間)」を実施します。多くのweb講座では実技のための資料や動画も提供されているため、それを参考に進めると整理しやすいです。


⑤ 実技実施報告書を講習機関に提出
自社での実技が完了したら、所定の「実技実施報告書」に実技実施責任者の証明印をもらい、講習機関へ提出します。この提出がないと修了証は発行されません。


⑥ 修了証の受け取り・保管
提出確認後、修了証(紙・カード・アプリ)が発行されます。SATの場合はアプリへの発行が受講完了から1〜2時間程度で行われます。


修了証は携帯義務があります。現場でいつでも提示できるよう、常にバッグやスマートフォンの中に入れておくことが基本です。


巻き上げ機の特別教育の修了証を紛失しない管理法と転職時の注意点

修了証に法定の有効期限はありません。一度修了すれば原則として再受講は不要です。これは多くの方が意外に思うポイントでしょう。免許や運転証のように数年ごとの更新手続きが発生しないため、一度の投資で長期にわたって使える証明書となります。


ただし、修了証を「なくす」ことは大きなリスクです。紙製のラミネート式修了証は現場での使用頻度が高く、財布やバッグから落としやすい環境にあります。再発行自体は可能ですが、以前の受講記録の確認に時間がかかることが多く、特に「数年前に退職した会社で受講した」という場合は再発行依頼が難しくなります。


転職時には特に注意が必要です。修了証は「前の会社」のものでも有効ですが、転職先が修了証の原本確認を求めるケースがあります。その時点で紛失していると、改めて受講費用と時間をかけて再受講するしかありません。痛いですね。


対策として最も有効なのが、SATのようにアプリで修了証を管理できるサービスです。スマートフォンと一体になっているためなくす心配がなく、転職先への提示もその場でスマートフォンを見せるだけで完結します。すでに紙の修了証を持っている方でも、アプリ管理への切り替えを検討する価値があります。


なお、特別教育の実施記録(受講者・科目・日時)は事業者が3年間保存する義務があります(労働安全衛生規則第38条)。これは事業者側の義務であり、作業者個人が保管するものではありませんが、自分の受講履歴として手元に控えを持っておくと安心です。


特別教育の修了証はどこまで有効?(ものづくり安全教育オフィス)|修了証の有効性・再発行・転職時の扱いについて詳しく解説されています




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