カゴ台車のサイズと種類・選び方の完全ガイド

カゴ台車のサイズと種類・選び方の完全ガイド

カゴ台車のサイズを正しく知って収納と運搬を最大化する方法

カゴ台車の本体重量は45kgあり、空っぽでも簡単には持ち上げられません。


📦 この記事の3ポイントまとめ
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標準サイズはW1100×D800×H1700mm

JIS規格に基づいた最も流通しているサイズ。トラック荷台に横2台並びで積載できる設計で、物流現場での汎用性が高い。

⚠️
中間棚の耐荷重は本体と別で100kgまで

本体の耐荷重500kgとは別に、中間棚1枚あたりの耐荷重は100kgと定められている。オーバーロードは破損・事故の原因になる。

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外寸と内寸の違いを必ず確認する

カタログ記載のサイズは外寸が基本。実際に荷物を積める内寸は外寸より60〜70mm程度小さくなるため、荷物の寸法と照合が必須。


カゴ台車のサイズ一覧と規格の基本知識


カゴ台車のサイズは「W(幅)×D(奥行)×H(高さ)」で表記されます。これはWide・Depth・Heightの頭文字で、単位はミリメートル(mm)です。JIS規格(JIS Z 0610)により、ボックスパレットとしてのカゴ台車の高さは1,800mm以下と定められており、サイズの基準が公式に設けられています。


規格で定められている代表的な平面サイズは以下のとおりです。


規格サイズ(幅×奥行) 主な用途・特徴
800×600 mm 小型・エレベーター対応向け
850×650 mm スーパー・ドラッグストア向け
1,100×800 mm 最も流通量が多い標準サイズ
1,100×1,100 mm 大容量輸送・工場向け
1,200×1,000 mm 大型物流センター向け


市場で最も多く流通しているのは「W1100×D800×H1700mm」です。このサイズはトラックの荷台(幅約2,400mm)に横並び2台を積載することを前提として設計されており、運送業・製造業・倉庫業の三分野にまたがって標準的に使われています。


次いで多いのが「W850×D650×H1700mm」です。幅が1,100mmより約250mm(おおよそ文庫本の縦幅ほど)狭いため、スーパーマーケットやドラッグストアのような通路幅が限られた売り場での品出し作業に向いています。つまり選ぶサイズが変わるだけで、使える現場が大きく変わります。


高さについては1,700mmが事実上の業界標準です。ただし1,200mmや1,500mmといった低床タイプも存在し、視界の確保や建設現場でのエレベーター乗り入れを目的として選ばれることがあります。


参考:JIS Z 0610 ボックスパレット規格(一般財団法人日本規格協会)
https://kikakurui.com/z0/Z0610-1998-01.html


カゴ台車のサイズ表記「外寸と内寸」の読み方と使い分け

カゴ台車のカタログや製品ページに記載されているサイズは、原則として「外寸」です。外寸とは、フレームや柵を含めた台車全体の大きさを指します。


実際に荷物を載せられるスペースは「内寸」であり、外寸より小さくなります。具体的には、スチール製の代表的なサイズ「外寸W1100×D800×H1700mm」の場合、内寸は「W1035×D745×H1470mm」です。差し引くと幅で65mm、奥行きで55mm程度、高さで230mm(キャスター部含む)のギャップが生まれています。


内寸を知ることが大切です。


なぜ重要かというと、例えばダンボール箱を隙間なく並べて積み込む際に、外寸だけを見てカゴ台車を選ぶと「箱が入らない」「すき間が大きく荷物がガタつく」といった問題が現場で起きやすいからです。


サイズ種別 W1100モデルの例 W850モデルの例
外寸(幅×奥行×高さ) 1100×800×1700mm 850×650×1700mm
内寸(幅×奥行×高さ) 1035×745×1470mm 785×595×1470mm


購入前には必ず内寸を確認し、運搬予定の荷物寸法と照らし合わせることが判断の前提となります。また、樹脂製底板タイプは内寸の高さがスチール製と若干異なる場合があるため、底板の材質とあわせて確認するのが確実です。


参考:カゴ台車(標準タイプ)のサイズ一覧(株式会社シーエスラック)
https://cs-rack.com/blog/roll-box/


カゴ台車のサイズ選び方|通路幅・エレベーターとの適合を確認する手順

カゴ台車のサイズ選びで最も多い失敗は、「荷物は入るのに現場の通路を通れなかった」というケースです。これは購入後に気づいても手遅れになり、台車の買い替えという余分な出費につながります。


サイズ選びの基本は「荷物の大きさ」と「使用環境の寸法」の両方を事前に測ることです。


物流倉庫でピッキング作業に使う場合、台車を押しながら作業者が歩くための通路幅として900〜1,200mmが必要とされています。この条件下では台車自体の幅を800mm以内に収めるのが現実的です。幅1,100mmの標準サイズで通路を走行すると、左右に100mm程度しか余裕がなく、作業中の接触リスクが高まります。


小売店での品出し用途では、売り場通路の幅目安が800〜1,000mm、商品棚の奥行きが400〜450mmというケースが多いです。このため、カゴ台車の奥行きは外寸600mm前後のコンパクトなモデルが使いやすくなります。これが原則です。


エレベーターに乗り入れる予定がある場合は、エレベーターのかご内法(間口×奥行き)をあらかじめ確認することが重要です。一般的なオフィスビルや商業施設のサービス用エレベーターは間口1,100mm・奥行き1,400mm前後のものが多く、W1100×D800サイズのカゴ台車がギリギリまたは入らないケースも存在します。建設現場などでは高さが1,200mmほどの低床タイプが採用されることもあり、これは天井高の低いエレベーターへの対応策として有効です。


チェックする手順をまとめると次のとおりです。


- ✅ 運搬する荷物の最大寸法(W×D×H)を測る
- ✅ 通路の最小幅、ドア開口部の幅・高さを測る
- ✅ エレベーターのかご内法(間口×奥行×高さ)を確認する
- ✅ 台車の外寸・内寸を製品カタログで照合する


カゴ台車のサイズ別|底板・キャスターの組み合わせで変わる収納効率

カゴ台車のサイズを決めたあと、もう一つ見落としやすいのが底板とキャスターの仕様です。同じサイズでもこの2点の組み合わせによって、使い勝手と収納効率が大きく変わります。


まず底板についてです。素材はスチール製と樹脂製に大別されます。


スチール製 樹脂製
耐久性 ◎ 変形しにくい △ 強い衝撃で欠ける場合あり
自重 重め(約45kg) 軽め(約36〜39kg)
サビへの強さ △ 水濡れに弱い ◎ 水洗い可能
向いている環境 乾燥した倉庫・工場 食品・医療・屋外隣接エリア


収納を重視するなら樹脂製が扱いやすいです。水洗いできることは食品や生鮮品の管理場所での衛生面で大きなメリットになりますし、自重が軽い分だけ折りたたみ・ネスティング作業の負担が減ります。


キャスターはAタイプ(2輪自在・2輪固定)とCタイプ(4輪すべて自在)の2種類です。


Aタイプは直線移動が安定しているため、長い通路を真っすぐ走行する物流センター向きです。一方Cタイプは4輪すべてが360度回転するため小回りが利き、曲がり角の多い店舗バックヤードや狭いエリアでの作業に向いています。使う現場の動線タイプを先に確認してから選ぶと間違いがありません。


なお、ネスティング(折りたたんで重ねる)時にはキャスターが直角方向を向いた状態になるため、折りたたんだまま無理に移動させると転倒リスクが高まります。折りたたみは所定の保管場所に到着してから行うのが安全面での基本です。


参考:カゴ台車の種類や選び方・メリットデメリット(キーフェル株式会社)
https://kiefel.co.jp/useful/151


カゴ台車のサイズ活用術|中間棚・カバーで収納スペースを最大化するコツ

カゴ台車の収納力は、本体サイズだけでは決まりません。オプションの中間棚を組み合わせることで、同じサイズのカゴ台車でも積載量と整理のしやすさが大きく変わります。


中間棚はカゴ台車内部の高さ方向を分割し、異なるサイズや種類の荷物を段ごとに仕分けて積み込める棚板です。1台のカゴ台車に最大3枚まで取り付け可能で、標準タイプのH1700mmの台車なら4段構成で使えることになります。これはコンビニエンスストアの棚でいうと4段分の収納スペースに相当するイメージです。


ここで重要な注意点があります。カゴ台車本体の最大積載荷重は500kgですが、中間棚1枚あたりの耐荷重は100kgです。本体と中間棚の耐荷重は別物として管理する必要があります。中間棚に重量物を集中して積むと棚板が撓み、最悪の場合棚板が落下して下段の荷物や作業者に危害を与えるリスクがあります。


中間棚には素材の選択肢もあります。スチール製メッシュは通気性がよく重量物向け、アルミ製は軽量で頻繁に脱着する用途向けです。荷物の形状・重さ・取り外し頻度に合わせて素材を決めると実用性が高まります。


カバー類の選び方も収納効率に影響します。


- 🛡️ 防塵カバー(不織布・ビニール製):ホコリや軽い汚れから荷物を守る。屋内保管や短時間の屋外移動に向く。


- 🌧️ 防水カバー(補強糸入りビニール):雨天時の屋外移動に有効。ダンボール箱は一度濡れると強度が戻らないため、屋外作業では必須級のオプション。


- ❄️ 保冷カバー(アルミ断熱素材):生鮮食品や医薬品の温度管理が必要な場面で活用。折りたたんだ状態でも積み重ねて保管できるタイプが使いやすい。


収納の観点でもう一つ見ておきたいのが「ネスティング時の設置面積」です。折りたたんだ状態のカゴ台車は、標準サイズ(W1100×D800)の場合でも奥行きがL字型になるため設置面積が通常時より約半分まで減ります。複数台まとめて保管するときは、ネスティング状態での必要スペースをあらかじめ試算しておくと、倉庫内のレイアウトを無駄なく組めます。


参考:カゴ台車(ロールボックス)は中間棚・仕切り板で保管効率向上(株式会社シーエスラック)
https://cs-rack.com/blog/roll-box-intermediate-shelf/




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