

ダイソーのグリッドパネルは、曲げると水回りに絶対使えなくなります。
ダイソーのグリッドパネルは、正式な商品名を「ワイヤーネット」と言います。100均の中でも圧倒的にサイズ展開が豊富で、全12種類以上がラインナップされています。価格は基本的に110円ですが、大きいサイズになるにつれて165円・220円となります。
以下が主なサイズと価格の一覧です。
| サイズ(cm) | マス数 | 価格 | カラー |
|---|---|---|---|
| 29.5×29.5 | 8×8マス | 110円 | オフホワイト |
| 33×33 | 9×9マス | 110円 | オフホワイト |
| 40×40 | 11×11マス | 110円 | ブラック |
| 26×40.5 | 7×11マス | 110円 | 4色展開(PEタイプ) |
| 26×51 | 7×14マス | 110円 | 4色展開(PEタイプ) |
| 29.5×62 | 8×17マス | 165円 | オフホワイト |
| 29.5×80 | 8×22マス | 220円 | オフホワイト |
| 40×62 | 11×17マス | 220円 | オフホワイト |
※PEワイヤーネット(4色展開)はオフホワイト・ブラウン・ライトグレー・ライトブルーの4種類。水回りや玄関での使用に向いています。
サイズ選びは「使う場所のスペース計測」から始めるのが基本です。例えば、29.5×29.5cmは正方形で「はがきを4枚並べた大きさ」、40×62cmはA4用紙を縦2枚・横2枚並べた程度のイメージです。用途に対して小さすぎると収納力が物足りなくなるので、購入前にメジャーで実測しておくと失敗がありません。
ダイソーにはさらに「クロームメッキ」タイプも存在します。これは鉄色(シルバー)の無塗装タイプで、金属感があるのが特徴です。洗面所や玄関など、インダストリアルなテイストに合わせたい場所に向いています。
つまり、用途・カラー・サイズの3つで選ぶのが原則です。
ダイソーネットストア公式 ワイヤーネット一覧ページ(サイズ・価格・素材の詳細確認に)
ダイソーのグリッドパネル(ワイヤーネット)の耐荷重は、すべてのサイズで一律「約3kg」です。これは文庫本10〜12冊、または550mlペットボトル約5本分にあたる重さです。日常的な小物収納には十分ですが、この数字を頭に入れておかないと思わぬトラブルにつながります。
3kgという耐荷重はあくまで測定値であり、保証値ではありません。
特に注意が必要なのが「曲げ加工後の水回り使用」です。ダイソーのワイヤーネットには表面に塗料コーティングが施されていますが、折り曲げた部分の塗料が剥がれます。剥がれた部分から金属が露出するため、そこに水分・湿気が当たり続けると錆びが発生します。整理収納アドバイザーの実証でも「塗料つきのワイヤーネットはすべて曲げると塗料が剥がれるので、水回りには使えない」と明言されています。
キッチンのシンク周りや洗面台まわりにコの字形のラックを作りたい場合は、曲げ加工後のダイソーワイヤーネットは不向きです。この用途には無塗装のクロームメッキタイプ、または水回り専用の別アイテムを検討してください。
さらに、ダイソーとセリアの耐荷重にも差があります。
| ブランド | 商品名 | 耐荷重 |
|---|---|---|
| ダイソー | ワイヤーネット | 約3kg |
| セリア | ワイヤーラティス | 約4〜10kg |
セリアのワイヤーラティスは最大10kgまで対応している製品があり、重めの調理器具や書籍を収納したい場合にはセリアのほうが適しているケースがあります。収納するものの重さを事前にはかりで確認してから、どちらのブランドを買うか決めましょう。それが条件です。
ダイソー・セリアのワイヤーネット耐荷重の実証比較記事(補強方法も解説)
ダイソーのグリッドパネルを壁に取り付ける方法は、大きく分けて4種類あります。収納したいものの重さと、住まいが賃貸かどうかによって最適な方法が変わります。
① 立てかける(工具不要)
軽い小物を飾る程度であれば、壁や棚の隅に立てかけるだけでも使えます。工具も穴も不要ですが、安定性は低いため転倒リスクがあります。
② 3ピンフックで壁掛け(賃貸OK)
100均に販売されている3ピンフック(耐荷重5kg)を使えば、3つの細いピンで固定するためほぼ穴が目立ちません。8マス程度の小さめサイズなら傾かずに安定します。
③ スタンドアイテムで自立(穴ゼロ)
ダイソーにはワイヤーネット専用のスタンドが販売されています。ピン穴ひとつも開けたくない方に最適です。ただし、スタンドで重いものをかけたい場合はダイソー製のほうが安定しており、セリアのスタンドは1kgほどの荷重でも前に倒れやすいという実証結果があります。
④ 突っ張り棒+結束バンド(壁穴ゼロ)
突っ張り棒を縦に2本設置し、グリッドパネルを結束バンドで6か所以上固定します。結束バンドを引っ掛ける位置は「伸縮境目部分」にするとずれ落ちにくくなります。これは使えそうです。
フック選びについては、「両面テープのフック」はプロの整理収納アドバイザーも「絶対使わない」と言い切るほど落下リスクが高いです。壁掛けには「熱圧着フック」か「3ピンフック」が安定感のある選択肢です。
キッチンパネルや外壁など、ピンフックが刺さらない場所には「熱圧着フック」が適しています。ドライヤーの熱を当てるだけで固定でき、取り外し後も壁に跡が残りません。
フックを選ぶ際にもう一点確認が必要なのが、フック自体の耐荷重です。グリッドパネル本体の耐荷重が3kgでも、フックの耐荷重が1kgであれば実質1kgしか吊れません。フックの耐荷重が条件を決めます。
整理収納アドバイザーによるワイヤーネット全サイズ・取り付け方法・フック解説(プロ視点の使い方)
グリッドパネルを買った後、どこにどう使うか迷う方は多いです。ここでは実際に収納効果が高い場所ごとのアイデアを紹介します。
🍳 キッチン
キッチンの「1軍ツール」をすべてグリッドパネルに吊るす方法が人気です。菜箸・おたま・ペーパータオルなどを浮かせる収納にすることで、シンク周りの直置きをゼロにできます。直置きをなくすと掃除が格段にラクになります。ただし前述のとおり、曲げ加工を施したものはコーティング剥がれで錆びが発生するため、キッチンに設置する場合は「壁掛けのみ」で使うか、クロームメッキタイプを選んでください。
また、シンク下の扉裏にドアフックでグリッドパネルを固定し、ゴミ袋・ラップ・アルミホイルをかける方法もあります。扉裏は完全なデッドスペースになりがちな場所なので、収納力を一気に増やせます。
👟 玄関
突っ張り棒2本にグリッドパネルを結束バンドで固定するだけで、スリムな見せる靴収納が完成します。靴箱に入りきらない靴を「出しっぱなし」にせず、ディスプレイとして飾れるのがポイントです。帽子・鍵・エコバッグなど、外出時に使うものをまとめて掛けておく「身支度ステーション」としても機能します。
👗 クローゼット
スカートハンガーのゴム部分でワイヤーネットをクリップ固定し、ネクタイやスカーフを引っ掛けるアイデアが実用的です。ハンガーに吊るす形にすると重みで傾きにくく、アクセサリーやキーホルダーなど重さのある小物にも対応できます。
🚽 トイレ・洗面所
突っ張り棒とワイヤーネットで棚を作り、トイレットペーパーのストックやスキンケア用品を収納する方法が定番です。ただし、突っ張り棒との組み合わせは耐荷重・安定性が不十分なため、「落下しても壊れない軽いもの」限定にするのが安心です。ペット用シーツ・ティッシュ・お菓子のストックなどが適しています。
📌 デスク周り
グリッドパネルをデスクの脇に設置し、ピンフックで固定するだけで文房具・ケーブル・メモ帳を整理できます。デスク上に何も置かない「デスクトップゼロ」を目指したい方には特に効果が高いです。
これは使えそうです。それぞれの場所に合わせてパネルのサイズとフックを選ぶのが、失敗しない使い方の基本です。
多くの記事ではサイズと耐荷重だけが語られますが、実は「マス目のピッチ(間隔)」が使い勝手を大きく左右します。ダイソーのワイヤーネットは基本的に「1マス約3.5cm」が標準ですが、製品によってわずかに異なります。
なぜこれが重要かというと、100均で販売されているフックやラックには「マス目ピッチに合ったものしかはまらない」ものがあるからです。「ダイソーのパネルにセリアのフックを使おう」と考えたとき、同じ100均でもマス目のサイズが合わずにフックが入らないか、逆にガタついてしまうケースが起きます。
つまり、グリッドパネルとフック類は同じブランドで揃えるのが原則です。
実際にプロの整理収納アドバイザーがセリアのワイヤーラティスにダイソーのフックを組み合わせて使っているケースもありますが、これはサイズを実測して確認した上での使い方です。購入前にフックの足幅(ネット側に引っ掛ける部分の長さ)とパネルのマス目幅を確認するのが一番確実です。
また見落とされがちなのが「ワイヤーの太さ」です。ダイソーのワイヤーネットは鉄線の太さがφ1.6mm(外枠3.0mm)です。市販のワイヤーネット専用フックの中には、ワイヤー径が太いパネルに対応していないものもあります。ホームセンターのパネルと組み合わせてアレンジしようとすると、フックがはまらなかったという失敗が起きやすい部分です。
このような「互換性の問題」を避けるための確認作業は1回だけでOKです。購入前にフックの商品パッケージ裏面の「対応ネット径」を確認する、この1アクションだけ覚えておけば大丈夫です。
📌 チェックリスト:購入前に確認すること
- パネルのマス目ピッチ(約3.5cmが標準)
- フックの足幅(ネットのマス目に合うか)
- ワイヤーの直径(フック対応径に含まれるか)
- 同ブランドで揃えるか否かを決定する
これだけ覚えておけばOKです。
100均ワイヤーネット活用アイデア17選(ダイソー・セリア編)|フックの種類・取り付け方・アレンジ法を詳説