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内田洋行のミーティングチェアでは、FM-345シリーズやFLPシリーズなど複数のモデルでネスティング脚仕様が採用されており、「座り心地」と「収納効率」の両立が強く意識されています。
ネスティング脚は、座面を跳ね上げると脚部が前後にずれ込むように設計されているため、一般的な4本脚チェアと比べて、横一列に並べた状態でも奥行方向の占有寸法を大きく抑えられるのが特徴です。
たとえばFM-345シリーズのネスティングタイプでは、1脚あたりの奥行は約550mm前後ですが、複数台を重ねた際の追加奥行は1脚あたり数十mm程度に抑えられるため、会議がない時間帯には壁際にまとめて寄せることで、室内をフリーな空間として活用できます。
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この「折りたたみ+スライド」の動きは、慣れるとワンアクションに近い感覚で操作でき、セミナー終了後に参加者が自分の椅子を畳んで所定の位置に戻す運用も現実的です。
参考)内田洋行 ミーティングチェア FM-345シリーズ ネスティ…
また、ネスティング脚にはφ50〜60mm程度の双輪キャスターが用いられることが多く、FM-345シリーズやFLPシリーズのように軽量化されたフレームと組み合わされることで、1人でも20脚前後を連結状態のまま楽に移動できる点も、会場準備の省力化に直結します。
参考)https://office-kagu.com/?pid=181615513
収納効率だけでなく、キャスターの転がりやすさとフレーム剛性のバランスを取ることで、「がたつきが少ないのに動かしやすい」という印象を与えられるよう、脚形状やパイプ径(FM-345ではφ22.2mm)がカタログ上で細かく規定されているのも興味深いポイントです。
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さらに、ネスティングチェアは「使用時よりも未使用時の姿」が問題になりやすい家具であり、壁際にずらっと並べたときにラインが揃って見えることもデザイン上重視されています。
内田洋行のネスティングモデルでは、背フレーム形状やアームのラインが連続的につながるように意匠が工夫されており、複数台を重ねても見た目の雑然さが少ないため、大規模な研修スペースやロビーなど「見られる収納」を意識する場面でも採用しやすくなっています。
参考)https://www.officebusters.com/maker/uchida/chair/nesting-chair/
こうした背景から、単に「片付けやすい椅子」というだけでなく、「空間を切り替えるための装置」としてネスティングチェアを位置づける考え方が広まりつつあり、その代表例としてウチダのFM-345やFLPなどのシリーズがカタログで特集されています。
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FM-345シリーズのミーティングチェアでは、「小振りなリング肘」と「繊細な背メッシュ」が大きな特徴として紹介されており、ミーティングチェアでありながら長時間の着座にも配慮された構造になっています。
背もたれにはPP樹脂成型シェルの上にメッシュ素材を組み合わせることで、背骨のラインに沿ったしなりと通気性を確保しつつ、視覚的にも軽やかな印象を与えるデザインが採用されています。
座面はPP樹脂成型のベースにウレタンクッション+布張り(またはレザー張り)とする構成が一般的で、FLPシリーズでは「メッシュタイプ」「レザータイプ」など用途に応じて質感やクッション性を選べるバリエーションが提示されています。
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興味深いのは、ミーティングチェアながら「快適な着座感」とカタログで明示している点で、内田洋行はタスクチェアだけでなくミーティングシートにも体圧分散とホールド感を求めていることがうかがえます。
参考)内田洋行(内田洋行) ミーティングチェア FLPシリーズ ネ…
具体的には、座面前縁をややラウンドさせて膝裏への圧迫を軽減したり、背のカーブを腰部を支えるようなS字ラインに近づけるなど、「1時間を超える会議にも耐えられる」ことを意識した形状が見て取れます。
また、Tamotシリーズのように「Nestタイプ」「Airタイプ」と性格の異なるバリエーションを用意するケースもあり、背クッションを厚めにしたNestタイプは上半身を優しく受け止めることで、リラックスしてもたれかかったときの安心感を重視しています。
参考)オフィスチェア Tamot(タモト) - オフィス分野|内…
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一方で、ネスティングチェアは構造上、脚回りやフレームが複雑になりがちですが、内田洋行のモデルでは背・座のシェルや肘のパーツ構成をできるだけシンプルに抑え、見た目の軽さと清掃性も両立するよう工夫されています。
たとえば、FM-345シリーズでは、「背・肘:PP樹脂成型品」「脚:スチール丸パイプ(粉体塗装)+ナイロン双輪キャスター」という組み合わせで、素材点数を抑えつつ必要な強度と質感を確保しています。
参考)https://www.monotaro.com/p/5167/2470/
これにより、複数台を重ねてもホコリが溜まりにくく、日常清掃やメンテナンスが比較的容易であることから、教育施設やレンタルスペースなど「不特定多数が頻繁に使う環境」での運用にも向いた構造になっていると言えるでしょう。
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ネスティングチェアを導入する際にまず押さえたいのは、「使用時」と「収納時」の両方で動線が確保できているかどうかです。
たとえば、セミナールームであれば「定員最大時に何脚並べるか」と同時に、「収納時に壁際に何列で寄せるか」「入口からその収納位置までキャスターで運びやすいか」といったシナリオを、図面段階で検討しておく必要があります。
FM-345やFLPシリーズなどの寸法表を見ると、幅540〜575mm、奥行550〜570mm、高さ780〜805mm程度が目安となっており、1列あたりの台数と通路幅を決めるときに役立ちます。
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レイアウトの工夫としては、以下のようなパターンが挙げられます。
こうしたレイアウトを採用することで、ネスティングチェアの「出し入れのしやすさ」が最大限に活き、会場準備や片付けの時間短縮にもつながります。
また、中古市場やアウトレットではネスティングチェアが大量ロットで流通することも多く、オフィスバスターズなどのサイトではメーカー別・カラー別に条件指定ができるため、「同一シリーズで色だけ変える」といった空間演出も比較的リーズナブルに実現しやすくなっています。
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導入時には、床材との相性にも注意が必要です。
カーペットタイルとの組み合わせではナイロン双輪キャスターが一般的に相性が良い一方、フローリングや長尺シートではウレタンキャスターやフロア保護マットを検討することで、床面の傷つきを防げます。
さらに、メモ台付きモデル(A4メモ台など)を選択する場合は、「立ち座りのしやすさ」と「横移動のしやすさ」が変わるため、セミナー中心の会場にはメモ台付き、ディスカッション中心のスペースには肘なし・メモ台なしを組み合わせるなど、用途ごとに仕様を変えるのが実務上おすすめです。
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内田洋行のネスティングチェアは、FM-345シリーズ、FLPシリーズ、MF-180シリーズなど、複数のラインにまたがって展開されています。
FM-345シリーズは、小振りなリング肘と背メッシュが特徴で、「軽快な見た目」「通気性」「ちょうど良いクッション性」を重視した、ミーティング〜簡易ワーク用途向けのシリーズです。
FLPシリーズは、スマートかつソリッドなデザインと豊富なシートバリエーションが特徴で、メッシュ座・布座・レザー座などのバリエーションを通じて、高級感を求めるセミナールームや大会議室での採用を意識した位置づけになっています。
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価格感としては、定価ベースでは1脚あたり数万円台中盤〜後半に位置づけられることが多いものの、法人向けの掛率やキャンペーンにより実売価格は変動しやすく、まとめて導入する場合は見積もり前提で考えるのが現実的です。
一方、中古市場では、状態や仕様(肘付き・肘なし、メモ台付き、張地のランクなど)によって価格差が大きく、オフィスバスターズのようなサイトでは1脚あたり数千円台からまとまったロットが出ることもあるため、「まず試しに10〜20脚導入してみる」といった段階にも向いています。
新品と中古を組み合わせて、「メイン会議室は新品のFLP」「サブ会議室や研修用途は中古のFM-345」といった階層的な導入を行うことで、トータルの予算を抑えながら、主要な来客スペースの見栄えを確保するという戦略も取りやすくなります。
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シリーズ選定の際には、以下のような視点で比較してみると整理しやすくなります。
これらを総合的に見て、「誰が・どのくらいの頻度で・どのくらいの時間座るのか」を具体的にイメージすると、自社にとって最適なNESTINGチェアの候補が自然と絞り込まれていきます。
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ネスティングチェアというと、「会議室用」「セミナー用」というイメージが強いですが、実際にはフリーアドレスの補助席や、オープンスペースの「一時的な個人ブースづくり」にも活用できます。
例えば、カフェ風のワークラウンジでは、普段はテーブルの端に2〜3脚だけを常設しておき、イベント時にはストックしているネスティングチェアを一気に展開することで、「普段は広々」「イベント時は高密度」といった二面性のある空間運用が可能になります。
また、教育施設や研修センターでは、ネスティングチェアとキャスター付きホワイトボードを組み合わせ、「グループワーク→講義→発表」といったプログラムを、家具を動かすだけでスムーズに切り替えられるため、学習者の集中力や参加感の向上にもつながります。
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長く使うためのポイントとしては、以下のような点に注意すると良いでしょう。
特に、多人数が利用する施設では、「片付け方の標準ルール」を簡単なピクトグラムで掲示しておくと、ネスティング脚の動き方や収納位置が伝わりやすく、結果的に家具寿命の延伸にもつながります。
さらに、TamotのNestタイプのように「背クッションで上半身を支える」タイプと、FLPのような「スリムでソリッド」なタイプを空間内で使い分けると、同じネスティングチェアでもゾーンごとに違った雰囲気を演出でき、利用者の行動モード(集中・交流・休憩)に合わせた「場づくり」がしやすくなるのも、内田洋行のラインナップならではの面白さと言えるでしょう。
このセクションの参考になる一次情報として、ウチダのオフィスカタログおよび各シリーズの商品ページがあります。
OFFICE CATALOG ミーティングチェア FM-345・FLP ネスティング脚掲載ページ
ネスティングチェア全般のラインナップや中古導入のイメージをつかむには、以下の一覧ページも参考になります。

内田洋行(Uchida Yoko) オフィスチェア Anyza エニーザ クロスタイプ 肘なし ブラックシェル ナイロンキャスター ダークブルー AF2-100B 5-301-2505