

カッシーナ・イクスシーのキャビネットは、CassinaブランドとIXCブランドの両方で展開されており、オンラインストアでは「収納・TVボード」「キャビネット」としてカテゴリ分けされています。
ラインナップには、PLATOやBROAD、LOTUS、RIFLESSO、RONDOSといったモデル名が並び、価格帯はおおよそ20万円台のロータスシリーズから、300万円台を超えるハイエンドモデルまでと幅広く設定されています。
Cassinaロゴの付くキャビネットはイタリア本国デザインのコンテンポラリーコレクションで、造形の彫刻性やラグジュアリー性が強く、IXCブランド側は日本の住宅事情に合わせたサイズ感や収納力に配慮したシリーズが中心という棲み分けが見られます。
とくにIXCのBROAD cabinetやBROAD side cabinetは、幅や高さのバリエーションが複数用意されており、リビングのテレビボード兼キャビネットとしても使えるよう設計されているのが特徴です。
参考)https://www.cassina-ixc.jp/shop/c/c103510/
一方、Cassinaの513 RIFLESSOや555 HAYAMA、558 RONDOSなどは、デザイナー名を前面に出した高価格帯ラインで、キャビネットそのものを「主役のオブジェ」としてリビングに置きたい人に向いた構成になっています。
参考)https://www.cassina-ixc.jp/shop/g/g10002545/
このように、同じカッシーナ・イクスシー IXC キャビネットでも、「静かに暮らしに溶け込む収納」から「ギャラリーの展示什器のような存在感のある家具」まで、コンセプトの幅がかなり広い点は、他ブランドと比べても特徴的と言えます。
参考)https://www.cassina-ixc.jp/shop/r/r0050CA/
カッシーナ・イクスシー IXC キャビネットに使われる素材は、オーク材ナチュラル、オーク材スモーク染色、ブラックウォールナットなどの木部と、レザーやガラス、金属パーツを組み合わせたものが多く、モデルによっては天板にビアンコカラーラやサハラノワールといった大理石を採用しているものもあります。
PLATO cabinetシリーズは、ボディ全面にレザーを張った構造が特徴で、木の温かみとレザーの陰影が強いコントラストを生み、一般的な木製キャビネットとはまったく違う、柔らかい壁のような印象を空間にもたらします。
このレザー張りのキャビネットは、背面まで仕上げが施されているため、壁付けではなく空間の間仕切りとして置いても美しく見え、四方から視線が集まる場所にも自信を持ってレイアウトできる点が、あまり知られていない魅力です。
また、PLATOのようなレザー張りキャビネットは、4段すべてが引き出しで構成されており、左右対称のユニットを選ぶことで、ツインキャビネットのように設置できる仕様になっています。
参考)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000020741.html
木部と大理石を組み合わせたモデルでは、天板と脚部の組み合わせがあらかじめ絞り込まれており、「どの石とどの木を組み合わせれば良いか」という悩みを減らすために、ブランド側でバランスのよいセットが用意されているのも、実は購入後の満足度を高める工夫です。
こうした素材や仕上げのバリエーションは、単にラグジュアリーさを誇示するためだけでなく、「背面も見せる」「間仕切りにする」「寝室で使う」といったレイアウトの自由度を確保するための設計思想とも結びついています。
カッシーナ・イクスシー IXC キャビネットのオンラインストアでは、サイズ表記として幅・奥行き・高さが明記されているだけでなく、ロータイプとハイタイプの高さ違いを選べるモデルが用意されており、とくに513 RIFLESSOではW2000×D440×H870mmのハイタイプと、H700mmのロータイプが選択可能です。
ロータイプはテレビボードや横長のサイドボードとして、ハイタイプは飾り棚やリビングとダイニングの間仕切り的な使い方に向いており、同じシリーズで高さを揃えることで、空間全体の視線の流れをコントロールしやすくなります。
LOTUSシリーズのような比較的コンパクトなキャビネットは、奥行きが浅めに設計されているため、廊下や玄関などの動線上にも置きやすく、「収納を足したいけれど圧迫感を出したくない」という日本の住宅事情に合った寸法感が意識されています。
使い勝手の面で興味深いのは、中古市場で評価の高い「SEC コンポーネントシステム」のように、スライド扉とオープン棚、引き出しを組み合わせた構造を持つIXC系キャビネットが存在する点です。
参考)https://tokyo-recycle.net/blogs/shop-blog/1695389
このSECは、スモークがかったアクリル扉を採用することで、中身を完全には見せずに生活感を抑えつつ、光を通して圧迫感を軽減するという機能面の工夫がなされており、大容量収納でありながら「置くと部屋が狭く見える」というキャビネットあるあるを上手に回避しています。
さらに、扉を外して本棚や飾り棚として使えるよう設計されているため、「最初はクローズ収納として使い、のちにオープンシェルフへと変化させる」といったライフスタイルの変化に合わせた使い方ができる点も、長く愛用される理由の一つになっています。
カッシーナ・イクスシー IXC キャビネットは、それぞれのモデルごとに著名なデザイナーが関わっており、たとえばPORROのモダンシステムキャビネットではピエロ・リッソーニ、PLATO cabinetではデンマークとイタリアを拠点に活動するGAMFRATESIがデザインを担当しています。
SECコンポーネントシステムは、スイス人デザイナーのアルフレード・ヘーバリとクリストフ・マルシャンによってデザインされ、3年以上の開発期間をかけて構造・機能・見た目のバランスを追求したキャビネットとして紹介されています。
こうしたデザイナーの背景を知ると、キャビネット一台を選ぶことが「好きな建築家やデザイナーの思想を、自宅の一角に迎え入れる行為」に近いことが見えてきて、単なる収納家具選びとは違う視点でモデルを比較できるようになります。
IXCオリジナルのキャビネットでは、「日本の住環境に適したアイテム」を展開するという方針から、奥行きや高さがマンションのリビングや寝室に馴染む寸法に調整されており、海外ブランド家具にありがちな「サイズが大きすぎて持て余す」問題をかなり抑え込んでいる点も見逃せません。
参考)https://tokyo-recycle.net/blogs/shop-blog/%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%8A-%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%BC-cassina-ixc-%E6%96%B9-%E5%86%86-%E3%83%9B%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%83%B3-ho-en-%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E7%84%A1%E5%9E%A2%E6%9D%90-%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B0-w300cm-%E6%88%B8%E6%B2%A2%E5%BF%A0%E8%94%B5-%E5%BB%83%E7%95%AA-%E7%B4%A0%E6%9D%90%E3%81%AE%E5%8A%9B%E5%BC%B7%E3%81%95%E3%81%A8-%E9%81%8A%E3%81%B3%E5%BF%83%E3%81%AE%E8%9E%8D%E5%90%88
たとえば、日本の木工職人・戸沢忠蔵が手掛けたテーブル「方・円 HO-EN」のように、国内の空間スケールに合わせた設計が行われてきた歴史があり、キャビネットにおいても同じ思想が受け継がれていると考えると、IXCの家具を選ぶ意味がより立体的に感じられるはずです。
キャビネット選びの際には、デザイナーの名前やブランドストーリーをチェックし、自分が共感できる背景を持つモデルを選ぶことで、長く愛着を持って使い続けやすくなります。
カッシーナ・イクスシー IXC キャビネットは、新品価格が高価なぶん、中古市場でも一定の需要があり、とくにCassina本体コレクションやデザイナー名のはっきりしたモデルは、状態が良ければ高値で取引される傾向があります。
中古ショップのブログでは、SECコンポーネントシステムやPORROのシステムキャビネットなどが「空間を格上げするキャビネット」として紹介されており、スライド扉や引き出しの機能性だけでなく、シンプルなフォルムがどんなインテリアにも馴染む点が評価されています。
リセールを意識するなら、正規代理店(カッシーナ・イクスシー)で購入した国内正規品であること、デザイナー名・モデル名・サイズがわかる資料を保管しておくことが重要で、将来買い替えたいときにスムーズに査定につなげられます。
また、キャビネットはソファやテーブルよりも引っ越し時にサイズの制約を受けやすく、「次の家で置けないから手放す」という理由で放出されることが多いアイテムでもあります。
そのため、最初から「標準的な天井高の部屋でも、窓やコンセント位置を避けて置きやすいサイズかどうか」「分割できるかどうか」といった視点でIXCのキャビネットを選んでおくと、結果的に中古市場で評価されやすい“扱いやすい個体”になりやすいのが実情です。
参考)https://www.cassina-ixc.jp/shop/r/r00901060/
新品での導入が難しい場合は、中古で良品を探し、トップパネルや内部棚板を自分の生活に合わせて工夫しながら使う、というアプローチも、カッシーナ・イクスシー IXC キャビネットを身近に楽しむ現実的な方法と言えるでしょう。
カッシーナ・イクスシー 公式オンラインストア(キャビネット・収納カテゴリと各モデルの仕様確認に便利)
https://www.cassina-ixc.jp/shop/c/c103510/
IXCオリジナルブランドの新作キャビネット(PLATOなど)の素材・仕様・コンセプト解説に役立つプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000020741.html
Cassina ixc. SEC コンポーネントシステムキャビネットの構造やスライド扉の特徴、中古での評価を知るのに有用な記事
https://tokyo-recycle.net/blogs/shop-blog/1695389