

アイリスチトセのスチール書庫は、両開き書庫・引戸書庫・オープン書庫・アクリル扉タイプ・3枚引戸など、オフィス収納の定番どころをほぼ一通り押さえたラインナップになっています。
とくに「SSN」シリーズは、幅900mmのモジュールで高さや奥行を揃えやすく、両開き・引戸・オープンなど扉違いを上下で組み合わせやすいのが特徴です。
両開き書庫は、観音開きの扉を大きく開いて一気に中身を見渡せるのが強みで、オフィスの美観と検索性のバランスを取りたいときに向きます。
参考)https://www.officebusters.com/series/iris-chitose/cho_storage/
一方、引戸書庫はスライド式の扉のため、扉を開けるのに前方スペースをほとんど必要とせず、通路側に置いたり狭い部屋で動線を確保したい場合に便利です。
扉なしのオープン書庫は、よく使う資料をサッと取り出したい場所や、社内図書コーナーのように「見せる収納」をしたいケースに適しています。
アイリスチトセのカタログ上でも、両開き・引戸・オープンが同一シリーズ内で並んで掲載されているため、見た目を揃えながら使い方に合わせて扉を変える、という設計がしやすくなっています。
また、アクリル引戸書庫やアクリル両開き書庫は、中身がうっすら見えることで検索性を保ちつつ、完全なオープンほど雑多な印象になりにくいのがポイントです。
「鍵付き+中身の見える収納」が欲しい場合には、スチール扉ではなくアクリル扉のバリエーションを選ぶことで、セキュリティと視認性の折衷案が作りやすくなります。
アイリスチトセ 書庫のカタログを見ると、多くのモデルで「外寸」と並んで「有効内寸法」が細かく記載されています。
たとえば、両開き書庫SSN45-07H-Wは外寸がW900×D450×H750mm、有効内寸がW860×D425×H685mmといった形で、扉や側板の厚みを除いた実際の収納スペースが数値で示されています。
外寸だけ見ると、同じ「幅900mm書庫」であればどれも似たようなサイズに見えますが、奥行400mmタイプと450mmタイプでは、A4縦置きファイルの前後2列収納ができるかどうかが変わってきます。
奥行450mmのSSN45シリーズなら、A4ファイルを奥と手前の2列に並べる使い方も現実的ですが、その分だけ重量も増えるため、床耐荷重やレイアウト変更の頻度も合わせて検討したいポイントです。
高さ方向では、H750mm・H1050mm・H1800mm・H2100mmなどのバリエーションがあり、同じ幅900mmでも棚段数や収納力が大きく変わります。
たとえば、H1800mmクラスの両開き書庫では、有効内寸の高さが約1750mmあり、棚板調整次第でA4ファイルを5段前後並べることも可能ですが、上段は脚立や踏み台がないと届きにくくなる点には注意が必要です。
カタログをよく見ると、高さ2100mmの書庫と1800mmの書庫で「追加棚板」の型番や価格が共通になっているケースもあり、将来的な増設や棚ピッチの変更を前提に選ぶと保守がしやすくなります。
「今は荷物が少ないが、数年後に増えるかもしれない」というオフィスでは、最初から高さのある書庫を入れておき、棚板だけ段階的に追加するという運用も視野に入ります。
アイリスチトセ 書庫の価格帯は、総合カタログの税抜価格を見ると、たとえばSSN45-07H-Wのような両開き書庫で4~5万円台、オープン書庫で3万円台といった水準が一つの目安になります。
高さが上がるほど、またアクリル扉・3枚引戸・ラテラルなど構造が複雑になるほど価格も上がり、H1800mmクラスの両開き書庫では10万円を超える品番も珍しくありません。
このカタログ価格はあくまでメーカー希望小売価格であり、実際の販売現場ではオフィス家具通販サイトや法人向け代理店経由で割引が適用されることが多いです。
参考)アイリスチトセ 書庫・保管庫の通販 |即日出荷19万点以上…
トラノテやアスクル、Yahoo!ショッピングのようなサイトでは、アイリスチトセ 書庫の在庫状況やポイント還元、送料条件などがまとめて確認できるため、複数サイトの価格を並べて見ることで、導入コストのイメージが掴みやすくなります。
参考)https://www.askul.co.jp/s/4001001-40010010037-0721001/
一方で、オフィスバスターズのような中古オフィス家具専門店では、アイリスチトセを含む各社の書庫を「シリーズ」「サイズ」「状態」で絞り込めるようになっており、中古相場を把握するのに役立ちます。
中古品を選ぶ場合は、扉の開閉がスムーズか、鍵が揃っているか、棚板の歪みやサビがないかといった状態確認が重要で、メーカーやシリーズを揃えることで、既存オフィスと違和感なく組み合わせやすくなります。
価格だけでなく、「配送方法」と「設置作業の有無」も見落としやすいポイントです。
とくに高さ1800mm以上の書庫は重量も50kg前後になるため、搬入経路にエレベーターがあるか、階段上げが必要か、組立が必要な商品かどうかを事前に確認しておくと、導入当日のトラブルを減らせます。
アイリスチトセの総合カタログを細かく読んでいくと、単なるサイズ・価格表以上の、運用上のヒントや注意書きが散りばめられていることに気づきます。
たとえば、「※一部を除いてこちらの商品は組み立てが必要な商品となります」といった記載は、完成品で届くと思い込んでいると現場で慌てるポイントであり、開梱・組立・廃材処理まで含めた工数を見積もる必要があります。
また、書庫のページとシステム収納庫のページを見比べると、同じ幅900mmでも「ベース」の有無や上下書庫の組み合わせ方が図解されており、耐震性や地震時の転倒リスクを抑える設置方法が示されています。
とくに上下2段に書庫を積み重ねる場合、下部にベースを入れて重心を下げる・壁固定を併用するなど、カタログのレイアウト例がそのまま安全対策の参考資料になっています。
意外と見落とされがちなのが、「トラッシュボックス」「トレーキャビネット」「パーソナルボックス」など、見た目は書庫と同じモジュールでありながら、内部がゴミ箱や個人ボックスになっている派生アイテムの存在です。
これらは書庫と同じW900×D450mmの寸法で並べられるよう設計されており、「一列すべて書庫」ではなく「途中にパーソナルボックスを挟む」といったレイアウトで、オフィスの使い勝手や動線を自然に区切ることができます。
カタログ全体を俯瞰すると、書庫単体ではなく「システム収納」として周辺家具との高さ・奥行が揃えられていることも分かります。
机やローパーティション、ロッカーと高さを揃えることで、天板を橋渡しして作業台にしたり、上部をディスプレイ棚として活用したりと、単なる収納以上の役割を持たせるアイデアが広がるのは、総合カタログならではの気づきと言えます。
実際にアイリスチトセ 書庫を導入する場面では、「どの種類を何台買うか」だけでなく、「どこにどう配置し、誰がどう使うか」をセットで考えることが重要です。
書庫を壁一面に並べるだけだと、通路幅が狭くなったり、頻繁に使う棚が最上段に来てしまったりといった使いにくさが生じるため、「よく使う資料は腰~胸の高さ」「めったに触らない資料は最上段」といった高さの使い分けを意識すると運用が楽になります。
両開き書庫を通路側に向けて配置する場合、扉を開けたときに通行の邪魔にならないかを、実寸ベースでシミュレーションしておきたいところです。
もし通路幅が限られているなら、通路側は引戸書庫にし、部屋の奥側や壁際に両開きを配置するなど、「扉の開き方に役割を持たせる」レイアウトをすると、日常のストレスが減ります。
また、鍵付き書庫を導入する場合は、「鍵の管理ルール」を最初に決めておくことが大切です。
マスターキーを総務部だけが持つのか、各部署に1本ずつ配るのか、番号管理はどうするのかといったルールを曖昧にしたまま運用を始めてしまうと、「鍵が見つからず資料が出せない」「退職者が鍵を持ち帰っていた」など、意外なトラブルが起きやすくなります。
さらに、在宅ワークやフリーアドレスが増えたオフィスでは、書庫を「共用の資料置き場」だけでなく、「個人ロッカーの集約場所」として活用するケースも増えています。
パーソナルボックスやトレーキャビネットを組み合わせることで、「紙の資料を減らしつつ、最低限の個人収納だけは確保する」という設計がしやすくなり、固定席を持たない働き方とも相性が良くなります。
書庫そのものは地味な存在ですが、「どの種類をどう組み合わせるか」「カタログの数字をどう読み解くか」で、オフィス全体の使い勝手や片付けやすさが大きく変わります。
アイリスチトセのようにシリーズ展開が明確なメーカーの書庫であれば、最初にコンセプトを決めたうえで、両開き・引戸・オープン・パーソナルボックスなどを組み合わせることで、自社の働き方にしっくりくる収納計画を組み立てやすいのではないでしょうか。
アイリスチトセの総合カタログでは、書庫・収納庫だけでなく、システム収納全体の構成やサイズ、関連アイテムが一覧できます(シリーズ全体の位置づけや細かな寸法を確認したいときに有用です)。