ラブドールの保管場所は、どういう点に気をつければいいんでしょう?
ラブドールには、シームレス型と頭部分離型があります。頭部と胴体がきれいにつながった「シームレス型」は、見た目も美しいのですが頭部も含めて160cmを超えるサイズは収納するときに困ってしまいます。
頭部分離型は、分離した状態の「見た目がムゴイ…」のですが、胴体だけなら120cm~130cmくらいになり、保管はしやすいです。
また分離型は、分離したときに首部分に金具が仕込まれているタイプもあり、ハンガーに吊るすことができます。(見た目は最悪ですが…)
ラブドールは30kg以上あるので、クローゼットのハンガーにかけるときは、耐荷重に注意してください。
例えば、以下のハンガーラックは、耐荷重100kgで、ライブドール2~3体の保管が可能です。
高さは160cm、幅は120cm。キャスター(コロコロ)がついているので、多少の移動も楽です。
胴体だけなら、収納ソファにもギリ入ります。
約1万円で、以下のような「収納ソファ」が売っています。カバーをかけておけば、知り合いが部屋に遊びに来たときにも中を見られる可能性はほぼ無くなります。
部屋での保管まで考えると、「小柄で、頭部・胴体分離タイプのドール」が無難ですね。
しかし、「首なしで、吊るしがけ」とか、「首なしで収納ソファ」のドールの姿を見ると、感情がどうにかなってしまいそうですね。保管のためと割り切れる人はいいかも知れないけど…。
やっぱり人っぽく、そこに居てもらいたい!という場合にベストなのがこれ。
収納ソファだと長さも幅もギリギリっぽいですが、このベッドなら、フツーの人間サイズがまるごと収納できます。
お値段は10万円オーバーですが、このタイプは収納スペースに間仕切りがなくて、大容量の空間がベッドの内部にあって、ドール収納には最適。頻繁に取り出すことを考えると「ガス圧式跳ね上げ」で開けるのも良いですね。引き出し型だと、なにかの拍子にぶつけてしまいそうなので、跳ね上げるタイプがベストかも。
ドールを取り出すときに、いったんベッド上の布団や毛布をどかさないといけないのは、手間かなぁ。
自立タイプを保管する場合は、転倒防止のスタンドを使うといいでしょう。自立するとは言っても、地震などで倒れる可能性はあります。ドールは重いので、倒れるとダメージも大きいんですよね。
クローゼットなどに立たせて保管する場合は、補助スタンドを用意しましょう。
一番安くあげるなら、縦型の突っ張り棒とドールの腰あたりを固定するのが良いです。
以前は、オビツ製作所という会社が、150cmサイズのOBITSU BODY 150用のスタンドを受注生産で作っていたのですが、現在はストアページから消えているようです。
初心者がラブドールを保管するなら、「仰向け」か「頭部を外して、ハンガーにかけて保存」の2択。
仰向け保存するなら、跳ね上げ式の収納ベッドがベスト。
直置きせずに、低反発マットなどを敷いてください。固いところに長時間ドールを置くと、シリコン部が変形したまま戻らなくなります。低反発ウレタンスポンジをカットして販売しているショップがあるので、チェックしてみてください。
等身大に大きくカットするよりも、座布団サイズ程度にカットして、組み合わせて使いましょう。
ホームセンターで仕入れられます。DIYコーナーに木材なんかと一緒にあるんじゃないかな。通販は送料かかるので、車あるひとは、ホームセンターも要チェック
ラブドールを劣化させないために気をつける点はなんでしょうか?
ラブドールの関節は弱いです。曲げた状態だと関節部に負荷がかかって、ぽっきりいってしまうことがあります。胸を抱くようなポーズで寝かせておきたい…という気持ちはありますが、関節部は伸ばした体勢で保管しましょう。
ラブドールの皮膚は乾燥や湿気に弱いです。熱にも弱いです。乾燥すると、皮膚のシリコンがひび割れてしまう可能性もありますし、湿気が多いとカビのおそれもあります。熱にも弱いので、温度は5度~30度程度を保ちましょう。
何体もラブドールを持っていて、一部のラブドールをトランクルームに保管しておきたい…という場合は、温度・湿度管理がされているところを探しましょう。
が…現時点では、温度・湿度まで管理されているトランクルームは、キュラーズくらいです。あとは法人用の特殊倉庫とかになって、お高くなるんですよね。
関連)キュラーズの評判
感情として、パジャマを着せて寝かせておきたい…というのはありますが、皮膚に服の色移りがしたり、服のあとがついて戻らなくなるケースがあります。なので、涙を飲んで裸で寝てもらいましょう。