「看護師はチームの補助役」と思っていると、小論文で30点以上失点します。
チーム医療とは、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・管理栄養士など複数の職種が、それぞれの専門性を活かして連携し、患者に質の高い医療を提供する仕組みです。 厚生労働省は2010年に「チーム医療の推進に関する検討会報告書」を発表し、国策として多職種協働を推進しています。 この流れの中で、看護師は単なる診療補助にとどまらない役割を期待されるようになりました。
関連)https://karu-keru.com/info/job/ns/nurse-team-medical-care
その結果、看護師には次の2つの柱が求められます。
関連)https://karu-keru.com/info/job/ns/nurse-team-medical-care
これが基本です。
小論文でチーム医療を論じる場合、論点の選び方で合否が分かれます。 頻出の論点は以下の3つで、それぞれに説得力のある「理由+具体例」を用意しておくことが重要です。
関連)https://m-e-dicine.com/team-medication-essay/
| 論点 | 核となる主張 | 具体的な根拠・事例 |
|---|---|---|
| 情報共有の中心 | 看護師は患者情報の集約・発信役 | バイタルや精神的変化をいち早く把握してチームに報告 |
| 患者代弁者(アドボカシー) | 患者の意思や不安を代弁する | 検査数値に現れない生活上の困りごとをチームに伝える |
| 特定行為研修制度 | 看護師の裁量拡大が医療の質を上げる | 2015年から始まった特定行為に係る看護師の研修制度により、医師の指示なく一部処置が可能に |
論点は1つに絞るのが原則です。
800字の小論文で3つの論点を全部書こうとすると、どれも表面的になり減点対象になります。 「情報共有の中心」であれば、なぜそれが重要かという理由を「患者の最も近くにいるから」とシンプルに設定し、具体的なシーンを1つ盛り込む構成がおすすめです。これは使えそうです。
関連)https://cafetalk.com/column/read/?id=323702&lang=zh-twlesson-hobby
合格答案に共通する構成は「PREP法」です。 P(結論)→R(理由)→E(具体例)→P(結論の再提示)という流れで書くことで、論旨が一貫した答案になります。
関連)https://cafetalk.com/column/read/?id=323702&lang=zh-twlesson-hobby
以下は「チーム医療における看護師の役割」をPREP法で組み立てた例です。
この構成で書けば800字でも1200字でも対応できます。字数に応じて具体例の部分を膨らませるか縮めるかするだけで、構成の骨格は変わりません。構成が骨格です。
参考:チーム医療に関する小論文の論点とポイントを解説している医師監修のサイト
チーム医療に関する小論文のポイントと例文|MEDICINE
これらの語を「知っている」だけでなく、「なぜそれが重要か」という文脈の中で使うことがポイントです。
例えば「コミュニケーションスキルが大切です」で止めるのではなく、「患者が言語化できていない不安を引き出し、薬剤師・医師と共有することでケアの精度が上がる」という形で展開する。これが高評価の答案です。
参考:看護師のチーム医療における役割と必要スキルを詳しく解説
多くの受験者が書かない視点が「制度的裏付け」です。 2015年に施行された「特定行為に係る看護師の研修制度」は、一定の研修を修了した看護師が医師の事前指示に基づき38の特定行為を実施できる制度で、チームの迅速な対応を可能にします。厳しいところですが、この制度を知っているかどうかで答案の説得力が大きく変わります。
関連)https://www.nursejinzaibank.com/column/career/9809/
具体的には、気管カニューレの交換・脱水補正の点滴管理などが対象行為です。 従来は医師が都度指示を出す必要があり、夜間や緊急時に対応が遅れるリスクがありました。特定行為研修を修了した看護師が現場にいれば、深夜0時でも迅速な処置が可能になります。
関連)https://www.nursejinzaibank.com/column/career/9809/
小論文でこの制度に触れる際の注意点は2つです。
独自視点を入れることは差別化になります。
採点者は毎年数百〜数千の答案を読みます。「キーパーソン」「橋渡し」という定番ワードだけで構成された答案は埋もれます。制度的背景+現場への影響という視点を1段落加えるだけで、記憶に残る答案になります。
関連)https://www.nursejinzaibank.com/column/career/9809/
参考:厚生労働省によるチーム医療推進の公式資料(2010年)
チーム医療の推進について(厚生労働省 検討会報告書)
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